さて、
それでは早速、始めてみたいと思う。
まず
第1位は、間違いなく
6月1日 劇49 ピースピットHYT3 【闇の猫】
だろう。
ワークショップ公演なれど、その完成度、役者陣のテンション、演出のキレ、公演としての成功など、言い出したらキリがない。これだけの完成度のものを作るのに費やした期間は半年。
それはまさに関西圏が誇る 演劇界の虎の穴 的な要素に起因する。
そのキャスト陣の中で初舞台である役者が多数いたというのも後から聞いた事実なれど衝撃。
あれだけの・・・・あれだけのものを提示できる全キャストには尊敬以外の何も生まれない。
またそこまでキャストの実力を底上げをした演出の末満健一さんの力にも敬意を表したい。
本当に凄い。
ラストシーン。僕はその美しい光景に言葉が出なかった。
今、あれから1年近くの時が経とうとしているが、キャスト達はそれぞれ新たな道を歩き出しながらも、またも新しい何かを模索して歩いている。
その姿が本当に眩しく、尊敬に値する。
続いて 第2位。
11月30日、12月1日 劇113 柿食う客 【いきなりベッドシーン】【いきなりキスシーン】
この衝撃を何と例えたらいいのか?
今まで僕が観てきた演劇という観念を、一瞬で引っくり返された気持ちで一杯だった。
こんな・・・・こんなやり方がまだあったのか?
そして、その気高いほどの前向きな役者のスタンス。
その姿が山の中を走る鹿のように感じて陶然とした。
2ツでひとつの一人芝居。
こんなに凄い切り口は・・・・衝撃。
後々、玉置さんのブログで物議をかもしだしたが、それは演劇を愛するが故の言葉。
僕はこれからも、皆さんの邁進を信じて疑っていない。
第3位。
3月27日 劇26 コメディユニット磯川家 【ベリー・ベター・ストーリー~それはチョコレートのよう
これも嬉しい衝撃。
未だかつて、ここまで集団劇でハリウッド的にヤラれちまう演劇は他になかった。
その山場の爆発力は、『ロッキー』 の 「エイドリァァァァァンン!!!」 に匹敵するものがあった。
心地よい気持ちよさ!
また細かいギャグツボも忘れてはならない。
その円心力は見事に群像パワー!
観終わった時の爽快感は、近年稀に見るもの。
一撃でまいってしまった。
なんという若さに任せたパワー芝居。
僕にとって急発進のニューカマー誕生だった!
第4位
3月9日 劇17 兎町十三番地05 【メリーゴーランド フーガ】
ずーーっと観たかった劇団。
それはとりもなおさず 【新良エツ子】さんのガッツリした作品モノに会いたいと思ったのが原動力だった。
客演でしか観た事がない新良さんのホームグランドが、一体どのようなものか想像がつかなかったからでもある。
が、それがミュージカンルとも言えるレベルくらい新良さんの美麗なる歌を聴いてしまえば、それはもう・・・・・一撃だった。
しかも紡がれた物語に痺れる。
その展開から、音楽への導入などカタルシスの連続。
ここまで自身の食指にあった劇団はなかなかに珍しい。と、感じた。
しかし、何と09‘4月に電撃解散をしてしまった。
ショックでならない。
だが、その散り際は、解散公演!などといわずに、その公演が終わった後にブログで解散発表する潔さに更なる衝撃を感じてしまったのだ。
もう・・・復活をしないのだろうか?悔やまれてならない。
第5位
5月12日 劇42 ファントマ 【イエス切り捨て】
伊等えん魔 さんの抜群のアドリブが大好きだ。
絶対に脚本の中にはないであろう切り口が本当に快感だ。
そして何より幕末というハードボイルドのエッセンスを強力にまくし立てる語り口は絶品!
やはりストーリーテラーとしてのえん魔さんは上手過ぎる!
何よりも保村大和さんのカッコよさが神!
観劇後の放心は、他にはない爽快感だった!第6位
1月15日 劇3 PEOPLE PURPLE 『ORANGE』
言わずと知れたピーパーの代表作にして最高傑作!
毎年公演を行われる最大の問題作。
これが僕はもう10回近く観劇しているのだが、色褪せないのである。
どうゆうことなのか?
それは忘れてはならない事であり、風化させない為の僕らの手段の一つでもある。
これから先も、ずっと観続けたい作品。
こんな作品は他にはなく、稀有な元に生まれた、稀有な作品。
第7位
8月30日 劇74 特攻舞台Baku-団 【病的船団 ships of diseases08】
再演でありながら、その瑞々しい物語の切り口はどうだ?
しかも各々のキャラクターが見事にあいまって、素晴らしい昇華をした。
元々、この劇団カラーである 【童貞リビドー】 を唱えてはいるが、この作品のセックス観にも興味ある切り口。
おまけに舞台セットが最高の出来栄えだった。
これはGGの方であるのだが、もう・・・・会場に入ってガツン!だった。
そしてそれに全く負けない役者さん達の力演!!
もう・・・誰が、というものではなく、全員が凄かった。
Baku-団ツートップの鈴木さん、谷屋さんも素晴らしい。伊藤しのぶさん、石神禿さん、阿比留真子さん、水本剛さん、上田ダイゴ(Maverick CORE)さん、本條マキ(France_pan)さん、中村真利亜(TAKE IT EASY!)さん、白井宏幸(劇団暇だけどステキ)さんと魅力的な方たちばかり!
もうラストシーンは涙で前が見えなかった!
バカをいつもやってるのに、社会派を易々とこなすスタンスにも惚れる!
第8位
7月20日 劇64 ATLAS 【喪主もピアノが弾けたなら】
The Stone Age のアサダタイキさん2作目の脚本である。
本当に2作目なのだろうか?
細かいギャグをじっくりと積み重ねて、気が付けば爆発している時限発火装置の如きお芝居。
これぞ、脚本の手本ではないかと言うもの。
まず主人公が実家に帰ってくるところからバタバタが始まって・・・・というシチュエーションコメディでありながら、気が付けばホロリ・・・とさせられてしまっている。
それはキャスト、演出、舞台セットによるものも大きい。
緒方晋さんのやるせなさの【気】は半端ない。
物語の流れから全てが前作の「さいしょは、」をも越えていた。
キャストの思い切ったギャグから、伏線までどれも感心する。
まぁ・・・普段の語り口からその面白さは露呈していたのだが、それをここまで昇華するアサダさんに更なる尊敬をしてしまった。
次回作はカフェ公演。
6月13日(土) はやにえ 【なんちゃら昆虫記】 http://882a.jugem.jp/
http://
14時~/17時~/20時~
common cafe
これも楽しみでならない。
COMING SOON!
第9位
8月31日 劇76 梅本真里恵シークレット一人芝居 【演目秘密】
ここでも大っぴらには書けないのだが・・・・・とにかくすざまじい公演だった。
えーーーっと、ガッツリ書けないので曖昧に書きます。
とにかくこの公演はスタジオ●ブリ作品のシネマコピー作品である。
つまり・・・・その作品に出てくるキャラクター、情景、天気、乗り物などを全て一人、たった一人で演じるという離れ業のシークレット一人芝居なのである。
2時間越えの作品のセリフ一字一句をも間違えずに、またシーンも飛ばさずに、スタッフテロップの名前から全てを覚えながらこなしてゆく梅本さんは間違いなく超人の域であった。
僕らは観劇するだけなのだが、梅本さんはとんでもないプレッシャーの中でのものだったと思う。
その強迫観念は僕らが想像するよりも遥かに大きいだろうと思う。
よくあの小さな身体で,あれだけの事をやってのけられるものだとつくづく感じた。
言い方は悪いが【超人】【化け物】であった。
しかし、その本編が終了と同時にステージ上で泣き崩れ、「怖かった!」 と、連呼する姿を見てやっぱり人間なのだと思った。そりゃそうだ。
人間は努力すれば、ここまで出来るのだと、あの日、あの場にいた人間はそう思ったに違いない。
その梅本さんも今はとある事情で無期限休団中。
勿体無い・・・・・が、本人の意志ならばそれも仕方なし。
続いて第3弾も、首を長くして待つ所存であります!
今更ですが、本当にお疲れ様でした!
今となってはアドシバ!の時にメイド姿で 『にしおかすみこ』 の物真似をやって貰ったのが懐かしくいい思い出です♪本当に有難うございました!
第10位
11月16日 劇104 超人予備校 【フルーツ大コウモリがくる】
ブログ感想で書いたものをコピペする。
まさにこの言葉通りだ。
これから先も、その切り口で僕らに色んなコトを気付かせて欲しいと願う劇団さんであります。
しかも今年は2009年 10月アメリカ・デラウエア州 の 『NEW WORK FESTIVAL』 招待作品としてアメリカ公演が決定しているのである!
その躍進を心から応援するものであります。
まずは日本バージョンが大阪にて公演される。
超人予備校とマイケルさんと・・・
次点
1月27日 劇5 NEUTRAL 【宇宙を隠し持っている】
(世界観にどっぷりです!)
3月 1日 劇12 テラヤマ博2008 【星の王子様】
(衝撃的なラストシーン!これは忘れられない!)
(美麗!絢爛!今は裁判でゴタゴタですが、記憶に残る傑作でした!)
3月15日 劇19 ミジンコターボ06 【不死身のゲドウ】
(ミジンコターボの実力を知らしめた作品!片岡さんの役が抜群!)
3月22日 劇23 HYT3(LUNS BOX)【千と千尋の神隠し】
(ワークショップ練習公演とは思えないクオリティ!もう一度みたい!)
4月 8日 劇33 PEOPLE PURPLE稽古場公演 【12人の怒れる男】
(練習公演で一般には公開されなかったプレミアム公演!凄かったです!)
4月12日 劇34 プレ公演 【彼女に鎌を振り下ろすとき】
(高校演劇の可能性を押し広げている。リメイク希望!)
4月20日 劇37 伏兵コード VOL.2 【棄権】
(主宰の稲田ワールド炸裂!逃げ出したくなる(?)衝撃公演だった!)
4月27日 劇39 演劇集団キャラメルボックス 【きみがいた時間 ぼくのいく時間】
(生 上川隆也を観た作品!凄い!そして夢を実現させた女の子が舞台に!)
7月 7日 劇57 突撃金魚 【しまうまの毛】
(痛い、痛い!そして音楽と物語にどつかれてノックアウト!)
7月13日 劇61 KOOL MAEDA`s 【CANON(カノン)】
(若さみなぎるパワーに気圧された!すざまじい!)
7月27日 劇67 -IST[イスト]零番舘 【logbook(ログブック)】
(まさにイメージDVDのような作品。物語ではなく世界観提示に感動!)
9月 6日 劇79 ユニット茶ばしら 【怪獣使いと少年少女】
(マニアックの初期衝動が、これほどに鮮やかで深いのはメンバーの濃さ!最高!)
9月 7日 劇80 カン劇Cockpit 【Re;quest】
(初作とは思えないほどのぶっちぎり感が魅力!8月公演が楽しみ!)
9月24日 劇88 コメディユニット磯川家 【となりのおうちは「柏木さん」。】
(BVSと甲乙付けがたい大傑作!シチュエーションコメディとして最高!)
10月18日 劇94 PPQET 極楽新喜劇「通天閣バトルロワイヤル」(ハリウッド新喜劇)
(実際、1位にしようかどうか本気で迷った。あの一時間に詰め込まれた情報は半端ない)
11月 9日 劇103 NECTAR-GUN 【SWORD SMITH!】
(いぶし銀!渋い傑作!城田さんのスピード感が気持ちよかった作品!)
11月17日 劇106 コレクトエリット 【西向くサムライ11】
(演劇イベントとして渋いチョイスに感動!)
11月24日 劇111 劇団ショウダウン 【雪月花】
(ショウダウンの系譜で重要なキャラが大暴れ!またその平田靖博さんが怪演!)
12月 6日 劇115 ババロワーズ 【ライク・ア・ローリング・キャンディ】
(エチュードから抽出される作品の資質が眩しい!向田さんの美杏役が眩しい)
12月13日 劇117,118,119 PEAPLE PURPLE 【ライフ イズ コメディ】
(どうしてこの人達はこんなに眩しいんだろう。話していても息が詰まる!)
12月28日 劇122 ムーンビームマシーン 【喋るお城と隙き間小人】
(新しい何かを感じずにはいられない!エンターテイナーの新機軸!)
まぁ・・・・次点・・・といっても10位以内に入らないだけ、だけ!である。
それぞれの爆発的な威力を思えば順位を付ける事自体がナンセンス!
・・・・なのだけど、
自身を振り返る為に今回のベストテンとなりました。
実際に書き起こしてみるに大変な作業でした!
(いや・・・本当・・・・・・決められねぇよ!)
言い出して自分の首を絞めた感じでしたね(泣)
また皆さんの感想も聞いてみたいですのでよろしくお願い致します♪