劇6 ポータブルシアター 【バタフライはフリー】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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1月17日(土) 


ポータブルシアター 【バタフライはフリー】


芸術創造館
19:00
■脚本
レオナルド・ガーシュ

■翻訳・演出
枡井智英

■出演
三浦求
山本純子
道明ゆり子(BTW)
桂口 幸春。
守内 宏輝

■アコーディオン演奏
かんのとしこ

■照明
追上真弓

■ビデオ・写真撮影
森達行(もみあげフラメンコ



去年、見逃したので今年は絶対に!と思っていた。

観劇して、最初に思ったのは 『濃密さ』 であった。
そのほとんどは、盲人の三浦求さんと、自由奔放の道明ゆり子さんの舞台であった。
凄い。
何が凄いって暗転がないから。
最初の第1場は1時間暗転がない。
三浦さんと道明さんが出ずっぱりで物語を展開させていく。

1幕1場 6月のある暖かい朝
    休憩 (10分)
1幕2場 数時間後
2幕1場 その直後
2幕2場 その日の夜

上演時間 約2時間15分



ドン・ベイカー 演じる 【三浦求】さん。
主演であり盲目の青年役。
視点定まらぬ演技に脱帽。
何て透明な表情をするのだろうか?
覚えるセリフ量も尋常ではないが、それに+アルファーの演技も凄い。
よどみなく、噛む事もなく、その役柄そのものを自然に演じられていた。
終演後、思わず握手を求めてしまう。
僕は三浦さんを何度か舞台でお見かけしている。
その中でも忘れられないのは、HYT2 【BOOK】 かも・・・・?
いや、それにしてもこのポテンシャルを持っているからこそのピースピット出演なのだろうと確実に思う。

ベイカー夫人 演じる 【山本純子】さん。
その憎々しげな母親像を見事に体現された。
愛してるが故の、究極のうっとおしさが、身体から惜し気もなく放たれている。
嗚呼!
これが 【愛】 なのだ。
親族の、同属嫌悪の 【愛】。
凝縮された 【愛】 にこちらも胸が一杯になる。

ラルフ・オースチン 演じる 【桂口 幸春。/守内 宏輝】さん。
ダブルキャスト(?)で、どちらの方だったのか分らないが、とにかくその爬虫類系の演技は役柄にドンピシャ!

そしてなんといっても ジル・ターナー 役の 【道明ゆり子】 さん!
この舞台の成功の原動力は彼女の力が大きいと言わざるを得ないほどの好演である。
何が凄いかというと、その決意と潔さだ。
劇中、第1幕の辺りでブラジャー/パンティだけになるシーンがあるのだが、その堂々とした脱ぎっぷりに本当にド肝を抜かれた。
彼女の決意、本気を目の当たりにして心が震えたのである。
あ、いや、勿論・・・純粋に男として、セクシーな下着に目がいくのは仕方がない。
しかし、
そのエロさをさっぴいても彼女の演技は素晴らしい。
外国演劇という属性からか演技がとにかくダイナミック!
また、その振る舞いが似合う!
この 【似合う!】 というキーワードが役者にとって、どれほどの誉め言葉か!
まぁ・・・・この1本で、ファンになってしまうほどの衝撃!



去年の 【ロクソドンタフェスティバル2008 最優秀作品】 という冠を抱いているので結構、そんな色眼鏡をかけられて見られていたかもしれない。
僕は普通に感動して胸が熱くなった。

スタッフ、キャストの皆様、お疲れ様でした!!!

またの NEXTを期待しております♪