白い夜を行く。
この物語を見ていると、心の底から芯が冷えて苦しくなる。
およそ、この世の中で見たくないような醜さが勢ぞろいだからだ。
その邪(よこし)まな考えや行動は、目や耳を背けたくなる事ばかりだ。
そんな邪悪な意志を孤高なるものとし、二人で誰も入り込むことのない『死の楽園』へと向かう。
『セカチュー・コンビ』の二人が、二人だけの絆だけを信じ他者を全く寄せ付けない世界を作り上げてゆく過程は、異端視される邪教徒のようで気持ちがすさむ。苦しい。
二人の目力が凄まじい。何も信じない。何も映らない。何も許さない。その瞳に映るのはまさしく『白い夜』。ただそれだけである。
今回の第8話、武田鉄矢が二人を外堀からじわじわと追い詰めてゆく役柄を極めつけの『皺』で演じきった。素晴らしい!金八を演じたからこそ辿り着けた・・・・・無我の境地。怖い眼をしていた。
遂に最愛であるはずの、最後の人として人間界との繋がりを断ち切ろうとする8話ラストシーンへの経路が圧巻。
もう・・・・・・見逃してはいけない。
二人の 『終の棲家』 を、見届けなくてはならない。
このドラマは二人の罪への証人喚問なのだ!