巻き肩改善の最重要ポイントは背筋を伸ばす事でも肩甲骨を寄せる事でもありません。胸を伸ばす事です | 最高のボディメイクの追求とボディデザインの為の科学的アプローチ〜武蔵小杉

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寝ても疲れが取れない、なんとなく体がだるい、重いなど、病気ではないけれど体の調子が良くないと感じることはある場合...それは「巻き肩」が原因の可能性があります。

但し、猫背は背骨が曲がることで、背中全体が丸く見える姿勢であるのに対し、巻き肩は両肩を内側に巻き込むような姿勢のことを指すので、必ずしも猫背=巻き肩ではなく、猫背でない人も巻き肩になる可能性は十分あります。

この巻き肩になると様々なデメリットについて、またそれを直す1番の方法として、巻き肩を改善する為のストレッチについて、前々回記事にて説明しました。

今回はストレッチでなく、根本的な巻き肩になるメカニズムについて説明していきます。



巻き肩とは胸の筋肉が伸びにくい状態または縮んだ状態〜

巻き肩の姿勢は、肩~胸にかけての体の前側にある筋肉=大胸筋、小胸筋が伸びにくい状態または縮んだ状態になることで引き起こされます。巻き肩の姿勢により、腕、肩、肩甲骨の運動が制限されることで、肩こり、場合により首や胸の所で神経が締め付けられて手に痺れが出たりします。

また、胸の前の筋肉が全般に縮むことで肋骨を締め付けるため、息を吸ったときに胸が広がるのを妨げて、結果的に呼吸が浅くなります。


腰を反って体を起こすのではなく、肩甲骨を内側に寄せて肩を後ろに引く〜

「背すじを伸ばす」という意識だけでは、多くの場合「腰を反る」動きで代償してしまうことになります。見た目は身体が起きていて良い姿勢に見えますが、肩は前に向いたままになってしまい、それを補うために更に腰を反ってしまうことで腰を痛めてしまいます。




〜肩を後ろに引っ張るのではなく、背中側の筋肉を鍛える事と胸の筋肉を伸ばす事が重要〜



胸の筋肉が凝り固まって縮んだまま力ずくで肩を後ろに引っ張ろうとしても、胸の筋肉と背中の筋肉が前後で引っ張り合いになり、息苦しさを感じる為、背中側(肩甲骨の内側)の筋肉を鍛えて肩を後ろに持っていけるようにすると同時に、しっかり前の筋肉を「伸ばす・緩める」ことが重要。







〜具体的な処方箋〜

☑️肩をほぐす。
仰向けの姿勢でテニスボール大のゴムボールに肩を押し付ける。もしくは反対の手でほぐしながら振り子のように動かす。


☑️立った状態で胸の筋肉を伸ばす。
✔︎壁に左右いずれかの肘、手を当てて、体重をかけ、肩から胸をよく伸ばす。左右交代でやる。


☑️座った状態で胸の筋肉を伸ばす。
椅子に座り、背もたれ後ろに手を伸ばし手をつき、胸の筋肉を伸ばす。もしくは、テーブルやソファを背にして後ろに手を伸ばし、胸の筋肉を伸ばす。


☑️胸の筋肉を伸ばす他の方法

✔︎胸を開くヨガの「魚のポーズ」をやる。
①仰向けになり、足を揃えて伸ばす。
②手の平を下に向けてお尻の下に入れる。
③肩甲骨を寄せるように両腕を伸ばしたまま近付ける。
④息を吸いながら胸を天井に向けて持ち上げ、頭頂部が床につくように首を伸ばす。
⑤腕で床を押すようにして体を支えて、ゆっくりと呼吸を行う。

✔︎ 整体等のマッサージ専門店で、鎖骨の下にあるツボ「中府(ちゅうふ)」「雲門(うんもん)」というツボを刺激することで、呼吸が深くなり胸が開きやすくする。

✔︎ デコルテのオイルトリートメントかつアロマオイルで体の内側から深い呼吸ができるようアプローチしていく。心を落ち着かせ、ヨガの瞑想でも使われるサンダルウッドをブレンドしたものが効果的。

✔︎ エネルギーのルートである経絡の流れに沿って点在するツボに鍼やお灸を行い、胸や肩にギュッと“気”が集中している状態を、鍼やお灸で温めたりして“気”を散らし全身のバランスを整える。

✔︎パソコンやスマホを長時間見たら休憩を取り、意識的に体を動かす。
①背中で両手を組む。
②背中にある腕をあげる。
③肩甲骨を寄せ、胸を張る。