どうやらキレる原因は過去世や憑依する存在だけではないようです。
マサコさん 「そのトゲトゲは何でしょう?」
私 「夫の中にある『こうあるべき』という思い込みです。」
マサコさん 「そのトゲトゲはいつからご主人の中にいるんですか?」
私 「今世の5歳の時だそうです。」
マサコさん 「では、ご主人の5歳の頃、そのトゲトゲが生まれるきっかけになった場面へと行ってみてください。」
と誘導され、その場面へと意識を向けます。
夫のお父さんが出てきて、お母さんにものすごい怒りと憎しみを抱いているのを感じました。
夫のお父さんがヴィジョンの中で「『あの話し』のことだ。」と伝えてきます。
あの話、とはお父さんが酔っ払うと決まって何度も私にする話があるのです。
夫が幼稚園の時に盲腸で入院し、お父さんが仕事帰りに病院に駆けつけるとずっと付き添ってたお母さんが、
「私は付き添いで疲れたからあんた看といて」
とお父さんに言い、喫茶店にコーヒーを飲みに行ったらしいのです。
お父さんは仕事で疲れてるのに自分のことを労わってくれないと怒りがものすごい湧いた、と、その時から30年以上経った今でも何度も夫と私に言います。
そして、そのことがきっかけでお父さんがお母さんに怒鳴ったり、バカにするようになったようです。
夫が以前言っていましたが、時にはお母さんを殴ったりしたこともあったそうです。
お母さんはお母さんで、自分の子供を理想通りに育てるために、「こうするべき」という考えを夫や夫の妹に押し付けていたようです。
マサコさんに
「では、原因になったのはお母さんですね。」
お母さんの「こうあるべき」っていうサブパーソナリティを呼び出してみましょう。」
と誘導され、サブパーソナリティを呼び出してみます。
女の子が出てきました。
「お母さんの過去世」
と伝わってきました。
さらにお母さんの過去世へと行ってみます。
お母さんの過去世である女の子の両親から
「跡取りが必要だから男の子で生まれてほしかった」という思いが強く伝わりました。
「男の子だったらよかったのに」と言いながら育てられたようです。
マサコさんに
「それとお母さんの「こうあるべき」っていう考えとどういう関係があるんですか?」
と聞かれたのでお母さんの過去世の女の子に聞いてみます。
そうすると、
「自分は男の子で生まれてくるべきだったのに。」
という思いが伝わってきました。
「じゃあ、根っこはその過去世のときのご両親なんですね!」
マサコさんがそう言い、過去世のお母さんのご両親に伝えます。
「あなたたちが「男の子だったら…」と言ったことで、娘さんがどれほど苦しみ、転生してもその苦しみを抱え続けているか、今この話を聞いてわかってもらえたなら、ここから書き換えをしてあげたいと思います。
生まれてきた子はみんな幸せであっていいのですから。」
今世でも夫のお母さんは男兄弟のいない、姉妹だけの家庭で育っています。
そういえばお母さんはスカートを全く履かないし、髪も伸ばしたことがないらしく、昔のアルバムを見せてもらってもずっと耳が見えるくらいのショートカットです。
お化粧も自分ではしたことがないとのことです。
夫のお母さんはとても優しくて頼りにもなる人ですが、私から見ると思ったことを伝え方を考えず何でも口にしてしまい、たまに知人とトラブルになったり、言い方もちょっとぶっきらぼうだったりちょっぴりガサツ(?)な感じという印象です
お母さんの過去世の書き換えストーリーを視ます。
過去世のお母さんは女の子に生まれたけど、自分には自分の個性があることに気づいて、男女関係なく自分という個性を大切にできるようになったというストーリーが浮かんだので、そちらに書き換えました。
ご両親も最初は男の子が生まれた方が良いと思っていたけれど、娘の個性を認められるようになり、 男女なんて関係ないわ、大事な命だからという考えに変わっていってます。
それに書き換えたあと、先ほどの夫の子供の頃の病室の場面に戻り、夫の幼児期のストーリーを書き換えます。
お母さんが喫茶店にコーヒーを飲みに行くことは変わりませんが、喫茶店から病室に戻った後、お母さんが
「あんたも仕事で疲れとるやろ。
喫茶店行ってコーヒー飲んできたら?」
とお父さんに言っています。
お父さんはそんなふうに言われると思ってなかったのでびっくりして
「お、おぉ…。なら喫茶店に行ってこよう。」
と返事をします。
お母さんが喫茶店に行っている間ムカムカしていましたが、交代で行こうと言われ怒りがスッと収まっています。
マサコさんに
「ストーリーを書き換えましたが、トゲトゲちゃんはどうなりました?」
と聞かれたので夫の中にあるトゲトゲへ意識を持っていくと、
トゲトゲがひっこんでただの楕円形の銀色の塊になっていました。
それをマサコさんに伝えると
「トゲトゲちゃんももうご主人の中にいる必要がないから、光の世界に帰してあげていいですよね。」
と言われ、イメージの中で銀色の塊も光に戻しました。
夫がキレる原因となっていたのは一つだけではなく、
過去世も今世も感情を抑えていたこと、
過去世から夫に憑依していた存在があったこと、
さらには今世の夫の両親の関係性、
さらにさらに夫のお母さんの過去世、
と複数あり、とても驚きました。
夫がキレる原因となるものの探究はようやく今回で終了となります(笑)
長くなりましたがお読みいただきありがとうございました