良医、良い病院とは 病院の選択 (私の場合) | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。
癌になって、まず最初に考えなきゃいけない
ことは、どこの病院に行くか、でしょうか。

私は、乳癌って、婦人科に行けばよいのかな
と思っていたくらい、無知でした。
※職場で申し込む検診は、乳癌もセットで
   「婦人科検診」という名前だったんで…。

癌治療だから癌専門病院がいいかな、
がんセンターか、がん研有明かなぁ、
当時仮住まい
   (当時小6の娘が近所のプチ非行女子グループに
    入りかけたのを引き離すために)
していた所から近い聖路加か、
   (ってことは、がんセンター中央も、
    近かったわけですが、、、)
本宅(保有してるんで…)に戻って
今通っている病院か、

で、私が重視する実績数だけ、
ネット検索で確認しました。
がん研有明、聖路加は群を抜いてて、
がんセンターも多くて、
今通う病院も、そこそこの実績数はあり。

検診の先生に、
「検診に来ている場合じゃない、
  外来に行くレベル。
  皮膚を突き破ったら大変よ。」
と言われた状態で、

まだ、その時点では、
皮膚を突き破る前に急いで手術しなくっちゃ
ってことしか頭になくて、
がん研有明は、当時も今も3ヶ月待ち
とHPに出ていたし、
聖路加も、がんセンターも患者が集中してる
ってことは、待ちそうかな、とも思い
  (多分、当たってた  と思います)
今通う病院にしました。

術前化学療法から入るなら、待ちは、
それほど関係なかったのかもしれませんが。

私の通う病院は、どちらかというと
温存手術、低侵襲手術の病院だったんだ、
と知ったのは、
だいぶ後になってからでした…。

全摘で、リンパ節転移も、がっつり手術で
取り切って欲しい感覚であれば、
がん研有明やがんセンター中央の方が
合っていたのかもしれません。

治験を調べる余裕もなかったのですが
治験も視野に入れた、
MAXの治療を望むなら
がんセンターか、がん研有明などを
選んだ方がよいかと思います。

検診を受診して早期発見し、
時間的な余裕を持って、
  (種類、サブタイプによっては、
    検診を受けていても早期発見できず
    時間的余裕がない場合もありますが)
まずは、保険診療の病院に行き、
   (その病院で納得がいけば、
    そこで治療を進めれば良いし)
セカンドオピニオンにも行って、
先進医療や治験も調べてみて、
自分自身で納得のいく、
後で後悔しないと思える、
治療選択(含:無治療)ができたら、
いいんじゃないかな、
と、自分の反省を踏まえて、思います。

  ↑私の反省は、しこりに気付いてからも、
       仕事や娘のことを優先して放置したこと。
       誤解されていそうな節もあるので補記すると
       私の通う病院は、しっかりした、保険診療の
       総合病院です。
       研修医に多くを任せて育てる教育も担っている
       ことを知ったのは、ずいぶん後のこと。
       私は研修医を避けたいために、直感的に大学病院
       を避けたのだけど(私の「価値観」に基づく)、
       リサーチする時間的余裕もなく、
       術前化学療法の間も、外来に研修医はいないから
       気付くのも遅れた、それだけは誤算でした… 。
       一定規模の病院だと、しょうがないのね…。
       乳腺外科医になるためだったらまだしも、
       別の外科になるための、外科専門医取得のための
       数を積むために使われただけだったというのも、
       虚しいけれど…。 患者にとってたった1つの
     「命」「身体」、研修医を育てる道具にする前に、
       研修医に、それを理解させて欲しい、
       医師としての「心」「心構え」を育ててからに
      して欲しい…。  (2018/11/23補記)

特に、乳癌の初期治療は、
保険診療の病院であれば、治療は、
診療ガイドラインで標準化されており、
治療内容は大差ないはずですが、
  (患者の癌のステージやタイプ、状態で
    変わってくるだけ)
  
医師、医療者の得意な手術とか、技量とか、
説明とか、態度とか、(コミュニケーション)
副作用対策がしっかりしているとか、
設備がいいとか、入院食が美味しいとか、
診療待ち時間とか、診療時間といった、
その病院で治療を受けた知人情報がないと、
   (知人情報も、その知人の主観も入るし)
あらかじめ知るのは難しい辺りのことが、
病院によって、
そこそこ違いがありそうですよね。
  

また、私は、3年前の治療の過程で、
腑に落ちない、納得のいかないこと
  (↑結果が期待通りじゃなかった、という
        医療の不確実性の部分ではない)
があったからこそ、強く思うのは、

施す治療の技術的な質や、
診療科間の連携を含めた組織力、
も勿論ですが、
それも含めて、

患者一人一人の命を、
大切に考えてくれる、
一人一人に合わせて治療をしてくれる、
『心のある』医療者が、
良い医療者で、
『心のある』病院が、
良い病院なのだと、思います。

どこの病院でも、似たようなことが
方針として掲げられているかと思いますが、
因みに、私の通う病院は、

患者の 生命の力
    が病気からの治癒力であり、
    患者が医療において主役
    であることを認識

患者も含めた
    良好なチーム医療を推進

患者のために医学的根拠に基づいた
    高度で良質な医療を

十分な医療情報の提供を行い、
     患者の権利を尊重

といったことが明記されており、

個々の医師、医療者からも、
それが感じられることの多い

良い病院だと、

不可解な出来事があったからこそ、
私は感じています。

  (ここで言ってる、不可解な出来事って、

    治療の結果が、期待通りじゃなかった
    例えば、抗がん剤が効かなかった、
    といった、
    医療の不確実性、じゃなくてね。
    それは、悔しくても、
    医師や病院のせい(責任)じゃないでしょ。

    例えば、検査結果が擬陰性、擬陽性、
    といった、
    医療の不確実性、じゃなくてね。
    医師や技師さんの技量の差はあるでしょう
    けれど、それだけだったら、違う病院で
    再検査してもらい、同じ結果だったら
    それは悔しくても、医療の不確実性、
    医師や病院のせい(責任)じゃないでしょ。

    でもね、そうじゃなくて、
    検体が残ってなくて再検査も出来ない、
    検体を渡した(主治医経由、研修医)・
    もらってない (病理医、部長先生)、
    受けた説明が食い違ったまま、
    主治医が自分の「郭清漏れ」で終わらせた、
    明らかに人間系の問題。 

    私にとっては、再検査できない結果が
    変わるわけじゃないし、
    「郭清漏れ」は「郭清漏れ」として受け止めて
    対応する標準治療もなかったから
    藁との認識はあっても、
    活性化自己リンパ球療法を追加する、
    患者自身で出来る対応をとる、
    くらいしか出来なかったけれど、

    検体を渡した・渡されていないで
    研修医と病理医の見解が食い違ったまま
    検体がないから再検査出来ないって、
    医療者、病院の責任であり、
    少なくとも 患者に対して、検体がないから
    再検査出来ないに至った、
    事実の説明責任があったでしょ、
    病院として再発防止のために改善すべき、
    改善出来る問題であり、
    病院組織として、信頼に関わる問題
    でしょ、と私は思っていましたし、
    思っています。

    原発巣は、とってもきちんと検査して
    いただいたし、きちんと説明も
    していただき(3年前)
    保管していただいており、
    主治医責任で提供もしていただける
    ことも、最近(3/30)に分かりました。
    
    相変わらず、「患者はあなただけじゃない」
    と勘違い・嫌がらせコメントを受けたので
    誤解のないように書いておくと、

    私の通う病院は、
    病理のセカンドオピニオンも受けている
    病院であり、
    3年前私自身も、病理の部長先生から 、
    丁寧な分かりやすい説明を聞きました。
    他の患者さんでも、主治医に申し出れば、
    説明していただける仕組みを
    うたっています。
    私の場合、問題があったからか、主治医の
    性分だからか、主治医が渋ったけど…
      (はっきり言い合って、その後、
       改善されました)
   
    最近、確認できたことですが
          をご参照下さい。
          その記事に勘違いコメントをされた
          わけですが、、。

    提供して欲しい人がいれば、同じように
    主治医責任で貸し出してもらえると
    思います。

    検体は患者の身体の一部、
   患者のもの ですし。

    セカンドオピニオンも受けているくらいの
    病院だから、逆の、持出し要望は、
    なかったからだと思いますが、
    逆に、病理のセカンドオピニオンを受ける
    ということは、他院からの持ち出しを是
    としているわけで、
    そういう、まっとうな病院組織として、
    患者への貸出し、返還の「仕組み」は
    整えた方が、堂々とクリアでよいよね、
    と私は思います…)


何か問題があった時に、
その後の対応で
その人や、その組織の
真価が、より鮮明に
見えてくるもの
だと思います。

私が、仕事でも大切にしてきた、
・お客様のためにお客様とともに、
・『改善、改革』
といったマインドを、
医療、病院の世界で見せていただいた、

そんな病院でもある、と、
私は感じています。照れ