マルチブート環境でDebianがログイン不能に | 見よう見まねのブログ

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Intel CPU脆弱性対策=Meltdown(CVE-2017-5754)で、Debian Stretchに続きJessieでもカーネルアップデートがありました。その他を含め、15件の脆弱性対策です。

Debian Security Advisory
DSA-4082-1 linux -- security update
Date Reported: 09 Jan 2018

https://www.debian.org/security/2018/dsa-4082

CVE-2017-5754, CVE-2017-8824, CVE-2017-15868, CVE-2017-16538, CVE-2017-16939,

CVE-2017-17448, CVE-2017-17449, CVE-2017-17450, CVE-2017-17558, CVE-2017-17741,

CVE-2017-17805, CVE-2017-17806, CVE-2017-17807, CVE-2017-1000407, CVE-2017-1000410

 

現在、メインはDebain Stretch 64bitですが、2台のレーザプリンターを使う為に安定性の良いJessie 32bitとのマルチブート環境で運用しています。

Linuxは少数派の悲哀で、Winと違って周辺機器のドライバーでいろいろ苦労させられます。


アップデート後再起動し、カーネル番号を確認しても前と同じです。おかしいですね?

ファイラー(PCmanFM)で確認すると、新旧2つのカーネルがあり、更新は成功しています。

/lib/modules/kernel/3.16.0-5-686-pae

/lib/modules/kernel/3.16.0-4-686-pae

 

Synapticから旧カーネルを削除しようとしたら、エラーが出て削除できません。

そこで、強制的にファイラーをルート権限で起動し、削除しました。

$ sudo pcmanfm

 

再起動すると、ログイン画面でキーボード入力を受け付けず、フリーズしたままです。

目の前が真っ暗になり、また1時間程かけてインストールしないと駄目かな?と溜息。

 

ここで冷静になって、不具合原因を良く考えて見ました。

答えは簡単でした。

Stretch側でGRUBの設定をしており、Jessieの更新内容が反映されていない為、旧カーネルで起動したのでした。

 

端末からGRUBを更新し、

$ sudo update-grub

再起動すると、今度は無事Jessieでログインできました。良かった良かった。。。

カーネル番号を端末から確認すると、最新版になっています。

$ uname -a
Linux debian 3.16.0-5-686-pae #1 SMP Debian 3.16.51-3+deb8u1 (2018-01-08) i686 GNU/Linux

 

【教訓】不具合発生時は焦らず、冷静になって原因と対策を考えてみる事。

 

マルチでも更新忘れ古きまま