素直で魅力あるあなたへ
パートナーシップと性のカウンセラー
小野美世です。
「夫の浮気が発覚した後」シリーズを書いていきたいと思います。
質問day等にいただくご相談の中にも、「浮気されました」「だいぶ前に夫が浮気したことをまだ引きずっています」という内容は、時々あります。
そのたびに、夫婦の関係性、夫のこれまでの様子、夫の性質、妻のこれまでの様子、妻の性質、浮気は終わっているのか、発覚後の夫の言動などなどから、そのクライアントさんに合った回答をしています。
このシリーズで書いていくことは、そういうケースを見聞きしてきて
ここに落とし穴があるな
ここを無事に超えられるといいな
という思いから書くものです。
まず、前提条件として
*「夫」の浮気発覚後のお話である
*二人で話した末「もう一度やり直そう」という言葉が自分からも相手からも出ている
*夫は謝ってくれたり、「悪かった」という態度を示そうとしてくれている
(つまり、この記事
にあるような、「浮気して何が悪いの?」を前面に出していない)
上記に当てはまるケースのお話ということにさせていただきます(シリーズ通して)
さて。
夫の浮気発覚後、こちらの記事でも書きましたが、
とても時間がかかるのは、「夫に浮気された」「夫に裏切られた」「夫に嘘をつかれた」「夫に隠し事をされていた」「夫に粗末に扱われた」という衝撃のきつさを、どのように「衝撃」でなくしていくか、という点かと思います。
これにはもう時間がかかります。
最初は怒りが出て、もちろんその下には悲しみがあって、例えば半年くらいたっても、ふとしたときにその怒りが出てくる。
この衝撃をなんとかしたいあまり、証拠を探し続けたり、相手を見張り続けたり、ご飯が食べられくなったり、外に出たくなくなったりするんじゃないかと思います。
これについて書き出すと、いくつもの記事になるので、今回は少し別のことについて書きますね。
こういう衝撃の負担は心にありつつも、少しずつ気持ちが落ち着いてきたときに考えてみてほしいこと、です。
それは、こんな「夫に浮気される」っていう大事件が起きない限り、気づけなかったことってなんだろう?ということ。
これは、「夫と自分の、二人の関係について」です。
時々、こんなようなメッセージをいただきます。
夫の浮気発覚後に、美世さんの本を書店で手に取りました。
それを読んで、いろいろ気づいたことがあります。
本当はもっと夫に頼りたかったんだな。
ひとりで子育てがんばっていたけど、相手にも助けてほしかったんだな。
ひとりでがんばりすぎてイライラしていたな。
長年のレスにも見てみないふりしていたな。
言いたいことあったけど言えてなかったな。
逆に、言いすぎてばっかりだったな。
この状態がずっと続くと思って、あぐらかいていたな。
などなど…。
メッセージを読んでいて、「夫に浮気された」衝撃の中で、こんなふうに自分のことを振り返って、言語化できることがすごいと思います。
私からすると、これはぜひ、把握しておいてほしいことです。
気持ちが落ち着いてからでいいんです。
時間がすごくたってからやっと思い至れた方もいます。
パートナーシップにおいて、私たちが、なんとかできる範囲というのは「彼・夫と自分の間にあるもの」ここだけです。
ずっとずっと、ここだけです。
浮気相手っていう第三者が、二人の関係に入り込んでしまったということは、二人の関係にその存在が必要になってしまったということは、二人の関係、いったいどうなっていたんだろう?って見直してみてほしいのです。
それってたぶん、「浮気された」っていうくらいの大事件じゃないと、見直す気にもなれなかったことかもしれません。
自分の配偶者が、どこぞの誰かに取られそうになるという事態が起こって初めて、「え、ちょっと待ってよ」と動く感情かもしれません。
発覚前の日々がずっと続いていたら、そのまま見過ごせていたことのはずです。
で、酷なことを言いますが、なるべく
「夫に浮気された衝撃」(から発生するあれこれ)
と
「二人の関係はどうなっていたのか?自分は相手に対してどうなっていたのか?」
は、
分けて、考えてみてほしい。
いいんです。
夫に浮気された。ここまでして気づくこと何なんだろうって考えてみた。
私、この人嫌いだ。
やっぱり嫌いだ。
やっぱり尊敬できない。
うすうす感じてたけどもう生理的に無理ってことがわかった。
今すぐは無理でもいずれ離婚したい!!
…分けて考えても、出てくる結論がこれなら、これでいいんです。
この、自分の気持ちに基づいた行動を、今後していくことになります。
実際、特に相手に対して、自分が「本当はこうしたかったけど、できずにいたんだな」というのは一切ありませんという場合もあります。
でも、もし、出てくるものがあるなら。
例えば、「本当は頼りかった」が出てくるなら、これまではできていなかったそれを、二人の関係に加えていくのが、「もう一度やり直す」の中で大事な要素になるはずです。
(細かいことを言うと「もう一度やり直す」の定義って、浮気した側・された側で微妙に違うだろうなと私は思います)
表面上、夫婦や家族を続けても「関係を修復できた気分」はそんなに得られないでしょう。
ただ、ここで難しいのは、
「本当は頼りたかった」相手である夫は、これまでであれば、「(単なる)夫」なのですが、浮気発覚後の今は、
「私を裏切った夫」「私を傷つけた夫」「私にひどいことした夫」と見えてしまっているということです。
ただでさえ頼ることにハードルがあったのに、今それが、より高いハードルになってしまっている。
せっかく「あぁ、もっと頼りたかったんだ」と気付いたのに、それをするには、より難しい状況になっている…ということ。
これは、「浮気された衝撃」の影響ですね。なんとかなるのに、時間がかかる部分です。これについては、また今度^ ^
まずは、「夫と自分の、二人の関係について」、こんな「夫に浮気される」っていう大事件が起きない限り、気づけなかったことってなんだろう?と考えてみる。
その答えを把握してみること。
今日の記事はここまでです。
あなたの心が穏やかに
満たされる一日になりますように。
いつもつながってくれてありがとう。
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