流産・中絶・出産が原因で、パートナーとの間に溝ができるとき。

素直で魅力あるあなたへ

カウンセラーの小野美世です。

（2015年7月5日の記事を再更新しています。）

下の子(*⁰▿⁰*)が、７ヶ月くらいのときに書いた記事ですね。

最近、スクール内で参照したので、また再更新。

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セックスはあまりしたくないです。

いつからか、拒否するようになりました。

拒否しても、夫から求められるので、困っています。

こういう方のお話を聞いていると

「セックスに消極的になったのは

流産してからかも…」

「中絶がきっかけで

罪悪感を持つようになってしまいました」

というお声を聞きます。

出産がきっかけで…という方ももちろんいて

なんというか

流産とか、中絶とか、出産とか

そういう女性の身体に大変なことが起こっていて

不安定で、怖くて、つらい気持ちを

パートナーがわかってくれなくて

心の距離がスッと離れちゃう。

シャッターをバシャっと閉めてしまった。

それ以来、求められることに嫌悪感が出てきた…

という感じ。

「流産とか、中絶とか、出産とか

そういう女性の身体に大変なことが起こっていて

不安定で、怖くて、つらい気持ち」

これね、残念ながら、男性は、わかりません(^_^;)

「わかってほしい！」と思っても、無理なんだよね。

私は、一度流産（初期流産）を経験していますが

その手術をするときも、

先の、息子の出産のときも

実は、夫に大噴火しています。

息子の出産のとき、予定日がすぎた日の深夜

もうすぐ本陣痛がきそうだったので

夫に、「もうすぐ始まりそう」と言って

いろいろな準備をしていたのですが

そのときに、上の娘が、「脚が痛い～（泣）」

と言って、起きてきました。

なぜ、このタイミングで（苦笑）

娘は、かなり痛がって、でも外傷は何もなく

夫が自分の部屋で、「どうした？大丈夫？」

となだめていたんです。

私は別の部屋で、準備していたのですが

だんだん、痛みが規則的になってきました。

「もうすぐ、病院に行ったほうがいいかな…」

と思っていたところ

私のいた部屋に入ってきた夫が、まさかのひとこと。

「これだけ痛がってるし、○○○（娘）連れて

夜間外来に行ってこようか？」

は？？？(´⊙ω⊙`)

ええ！！？？

夜間外来？？？

娘を連れて？？？

陣痛始まりかけてる私を置いて？？？？

何、ゆっとんじゃーーーーー！！！！W(`0`)W

私、盛大にぶち切れました。

「陣痛がもう始まってる私より

脚が痛い娘のほうが優先なん！！？？

何考えてるの！？

ありえない！！

こんな扱いされるなんてありえない！！

後々離婚になったら、このことが原因くらいのことだわ、よく考えて、今どうするのか決めろーーーーー！！！」

…深夜１時の私の叫び。

夫は「これはイカン、非常事態」と思ったのか

（どうやら、本陣痛はまだ始まっていなくて、少しは余裕があるのかと思っていたらしい）

カッカしている私に、しっかり謝ってくれました。

「ごめん、僕が悪かったよ、だって、まだだと思って、あーでこーで（私、カッカしてるため、もう聞こえていない）…」

で、運よくうちに鎮痛剤があることがわかり、娘に飲ませ、無事に一家で産婦人科へ…。

このおめでたい記事のちょっと前には

こんなことがあったのでした。

何年か前の流産の手術のときも

手術までに買い物を済ませておきたいのに

全然時間のことを気にしてくれない夫に

大噴火した記憶があります。

「手術の付き添いなんて、もういらん！！ついてくるなーーーー！！！」

…とか、言った覚えがある(^_^;)

かなり初期とはいえ、赤ちゃんを取り出す手術…

全身麻酔がかかる手術前の

過敏になっている私の心の内は

夫には伝わらなかったです（泣）

何が言いたいかというと

これだけ

「自分の身体にこれから大変なことが起こる（またはすでに起こった）妻」と

「傍観者の夫」の感覚は、違うってこと。

で、このギャップによる違和感を

妻側が、自分の中だけに閉じ込めてしまうと

その後の心の距離は

妻--------夫

から

妻-------------------------------------夫

くらいになっちゃうよ？ということ。

その状態で、性生活がもとに戻るほうが

稀だと思います…。

私は自分の大噴火を全肯定したいと思いますが

こういうときは

妻は大噴火していいと思っています。

むしろ、してくれ。

それは、別に、出産前、手術前だけじゃなくて

例えば手術後の辛さに寄り添ってもらえなかったとか

産後一ヶ月もたってないのに、普通に求められたとか

そういうときでも一緒。

行為の時に酷いこと言われた、とかもそうだね。

自分の気持ちは、口を通して、外に出してください。

お腹の中に、溜めたままにしないでください。

私のペースに付き合ってよ！？

私のパートナーなら、それくらいしてよ！

ひとりで勝手に普通の生活送らないでよ！

落ち込んでる私に、しばらくは付き合ってよ！

言っていいんだよ。

相手がどう思うか、どう返事するかは

どうでもいいの。

自分のお腹の底にある気持ちを

パートナーに出すこと。

自分の口を通して、出すこと。

それが何よりも大事。

それが何よりも、「自分を大切にすること」です。

思い当たる経験のある方々に、届きますように。

言葉を飲み込んでしまって、小さな引っかかりに実はなっている方々に、届きますように。