論文:大都市制度改革  その4 | 宮沢たかひと Powered by Ameba

く■それぞれの大都市の役割

 

 地図に記載したそれぞれの都市の役割と貿易相手国を示した。★印は原子力発電所の所在地を示す。

 

 

地理的条件

および特徴

役割

貿易相手都市

従来から存在し、確立された大都市(地図上黒塗り)

東京地区

東京、さいたま市、川崎市、横浜市、千葉氏を含む。

首都として機能。

国政の中心として、外交、防衛、エネルギー政策などを担う。

統治機構は現在の国会のみでなく、内陸のさいたま市にも分散させ、ネット通信を駆使する。

世界中の国家と大都市

大阪地区

大阪市、神戸市、堺市を含む。

第二首都として、いつでも首都になりうる機能を確保する。商業、工業、貿易など、何でもこなせる万能地区。京都に近接しているので、東京危機の際には皇居の京都移転も念頭に置き、いつでも国政を担える体制をつくる。

世界中の国家と大都市

名古屋地区

名古屋市、四日市市、豊田市を含む。

製造業の中心地区。

 

世界中の国家と大都市

発展が期待される中堅大都市(地図上赤塗り、黒枠)

札幌地区

札幌市を中心に北海道西部の要となる。

新興都市、釧路地区と函館青森地区をサポートする。

ロシア

仙台地区

東北地方太平洋側の中心都市となる。

震災後復興の中心となる。国家のサポートを受けながら津波で壊滅した沿岸都市の復興を促進する。漁業再生も担う。

ロシア、韓国

新潟地区

日本海側の玄関となる。

日本海側発展の要となる都市。工業と漁業を中心に発展させ、同時にロシアとの貿易も発展させる。

ロシア、韓国、国交が正常化すれば北朝鮮

北九州地区

博多市、北九州市、下関市を含む。

工業、漁業中心。

韓国との貿易も促進。

第三首都の機能も念頭において発展させる。

韓国、国交が正常化すれば北朝鮮

地域発展のキーとなる新設大都市(地図上赤塗り)

釧路地区

釧路市中心で、北海道東部発展の要となる。

港を充実させ、漁業を発展させる。観光資源を有効活用すると同時に、広大な土地に企業に誘致する。

ロシア、アラスカ

函館青森地区

函館市と青森市を含む。

青函トンネルをフル活用し、相互に刺激し合いながら経済活動を活発化させる。また津軽海峡は軍事的に重要な海峡なので、都市としても自衛隊に協力する。

ロシア、アラスカ

秋田地区

秋田市中心

大規模農業の中心都市となる。青森県、岩手県、山形県などを統括する大都市になりうる。

ロシア、韓国

金沢富山地区

金沢市と富山市が中心となる。

観光地、工業地帯、漁業基地など、どの方面にも発展性を持つ大都市になりうる。能登半島をもっと活用してもよい。

ロシア、韓国、国交が正常化すれば北朝鮮

長野松本地区

長野と松本の間は過疎地であるが、ベルト大都市として発展させる。

周辺の山岳を利用した観光業をさらに活性化し、内陸部ならではの産業をおこし、災害時には独自の役割を担う。金沢富山地区と東京地区、名古屋地区を結ぶ重要な経路にもなる。

観光地として世界にアピール

新宮地区

新興大都市として設計する。

港を整備し、貿易中心の都市となる。漁業も発展させるべき。

オーストラリアを中心とするオセアニア地区国家

岡山高松地区

岡山市と高松市が中心となる。

瀬戸内海を挟み、瀬戸大橋とフェリーを使って交流しながら相互発展を目指す。

中国、韓国

広島松山地区

広島市と松山市が中心となる。

橋がないのが残念だが、四国を活性化するために、フェリーを使って交流しながら相互発展を目指す。

中国、韓国

松江地区

松江を中心に大都市をつくる。

宍道湖と中海を利用した水の都をつくり、観光と産業を発展させる。

ロシア、韓国、国交が正常化すれば北朝鮮

高知地区

高知市中心の都市を構築。

四国の太平洋側を発展させる要としての役割を果たす。

フィリピン、台湾

熊本地区

熊本市中心。

九州西側の要の都市となって地域を発展させる。港湾をうまく利用すべき。

中国、韓国

宮崎地区

宮崎市中心。

九州東南地区の要となる。観光資源が多いので、観光業も復活させるべき。

中国、オセアニア地区国家

那覇地区

那覇市中心。

米軍基地問題があって難しい地域ではあるが、いずれ基地依存の地域経済を改めないといけない。基地から少し離れた地域に商業地区と居住地区を置き、地域経済を発展させたい。

中国、オセアニア地区国家