石原慎太郎氏著「私という男の生涯」 読了 | 宮沢たかひと Powered by Ameba

久しぶりに石原先生の著書を拝読しました。
 

永眠後の出版を想定した著書とのことですが、死してなお自らの生涯を嘘偽りなく表出し、世の中の人に影響を与え続ける死に様に敬意を表し、羨ましくもあります。

 

橋下 徹氏との二頭体制で始まった日本維新の会の荒れた全体会議の中で、大阪方の一年生議員から石原共同代表に向かって「嫌ならやめろ!」という野次まで飛んで落胆したことが記されていました。結局、同党が分裂するきっかけとなりましたが、私もその会議に参加しており、虚無感を感じたのを思い出します。私が組織ガバナンスの勉強をしたいと思うきっかけになった会議でもあります。

 

日本維新の会分裂後、石原新党として「次世代の党」が発足し、党員の多数決で決定した党の名称に対して不満を感じていたようですが、異論を封印されていたことを初めて知りました。

 

好色であることを自認し、庶子をもうけたことまで書かれていたのには驚きました。男性から見ても格好良いのですから、女性にとっても憧れの存在であったのでしょう。

 

私が青年医師の頃より、その活力と挑戦魂に満ちた生き方に憧れ、私の生き方にも影響を与えてくれました。間違っていると思えば、たとえ上司や目上の人に対してでも忖度なく進言する姿勢は石原先生から教わりました。

 

これからも、石原先生の生き方を踏襲させていただこうと思います。

改めて、心からご冥福をお祈りいたします。