加藤久雄 長野市長 再選出馬! | 宮沢たかひと Powered by Ameba

所用あり6月14日(水)長野市内に一泊し、翌15日(木)午前中が空いたので、午前10時から長野市議会本会議を傍聴してみました。加藤久雄市長が本会議で市長2期目への再選出馬表明するかもしれないとの報道がありましたので、興味津々でした。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO1772439015062017L31000/


予想通り、加藤市長は再選出馬を明言しました。市議会議員からは目立った反論もなく野次もなく、粛々と議会は進みました。議会を後方から見渡してみると、男性議員がほとんどで、若干平均年齢も高そうでした。元長野市民の私には、市議会の「活気」を感じることはできませんでした。

 

私は国会議員時代に加藤市長と数回お話したことがありますので、優秀な経営者かつ市長であることは十分承知しています。鷲澤前市長と加藤市長のご尽力により長野オリンピックの負債から脱却し、長野市役所も、長野駅も刷新され、新幹線は金沢まで延伸し、長野市は次の新たな時代に突入しています。私は、両市長の業績については高く評価しています。1期だけでは十分な仕事を達成したという充実感は得られないであろうし、2期目に挑戦する権利は誰にも否定することはできません。

しかし、前任の鷲沢市長引退時は72歳、加藤市長は現在74歳です。
長野市民はこのままご高齢の加藤市長が再選されることを黙って見ているのでしょうか?過去、長野県内の多くの政治家は70歳を過ぎると、潔く引退しています。

 

私は脳を扱う医師ですので、今も外来診療でたくさんの高齢者に接し、個人差はありますが70歳を過ぎると高齢者の脳がどのように変化するのか知っています。

 

昨年の7月、東京都知事選挙に鳥越俊太郎氏が76歳で出馬した際、「政治的リーダーの適齢期と条件」のタイトルでブログに投稿し、高齢政治リーダーの問題点を指摘しました。

https://ameblo.jp/miyazawa007/entry-12180654022.html

 

飛行機パイロットや新幹線の運転手は一定の年齢で引退します。災害時に市民の命を預かる首長は、パイロットや運転手を凌駕する責任があるはずです。

 

私は、「余人をもって代えがたい」という言葉が大嫌いです。長野市民は、若手リーダー擁立の努力もせずに、安易に高齢リーダーを受け入れる長野政界の空気を許すべきではありません。現時点で、活力ある若手の優秀な候補者は現れていませんが、人口約38万人の中核都市ですので、優秀な若手人材はたくさんいるはずです。

 

フランスのマクロン大統領のように、長野市を愛する優秀で活力ある若手の挑戦者が現れて現職加藤市長と選挙戦を戦い、勝利してくれることを、かつての長野市民として切に望みます。