熊本地震 ~具体的かつ実効的災害対策へ!~ | 宮沢たかひと Powered by Ameba

この度の熊本地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、現在避難されている皆様のご無事を祈ります。

古い話になりますが、私が生まれて初めて経験した地震は長野市内で小学生のときでした。
新潟地震(1964年6月16日)です。

その後、NHK大河ドラマ「真田丸」で話に出る松代城(海津城)のある長野市松代で、松代群発地震が5年半続きました。震度5~2の地震は頻発し、「今のは震度4だ!いや、3 だ!」 などと子供同士で震度をあてっこしたものです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%BB%A3%E7%BE%A4%E7%99%BA%E5%9C%B0%E9%9C%87#.E5.8E.9F.E5.9B.A0

その時から住民の地震対策意識は洗練され、また、有名な 「気象庁松代地震観測所」 が地震観測を続けていましたが、この4月から無人化するとのことです。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/matsushiro/index.html
http://radikanchosatai.naganoblog.jp/e1888854.html


災害時の自衛隊・消防隊・警察等の献身的活動には本当に頭が下がります。ただ、いつ、どこで地震がおこるかわからず、これだけ災害の多い日本列島ですので、いつも被災地の外部からの補助だけに頼っている状況では不十分です。

市町村単位で、住民のための水や食料の計画的備蓄はもちろんですが、高度な耐久性と 「避難所としての機能」 を備えた公民館や学校体育館の建築、避難シェルター設置、住民の本格的避難訓練とサバイバル訓練など、もっと積極的な災害対策スキームと具体的対策を、数十年かけて実現させる必要があると思います。

その際、かつて外敵の侵入に極めて具体的かつ実効的に備えたスイス人の対策に学ぶことは多いでしょう。
https://nanapi.jp/114905/

もちろんおカネはかかりますが、為政者が高度かつ具体的な災害対策意識を持たないと、おカネは工面できませんし、いつまでも災害に対して後手後手になってしまいます。