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後追い松山旅行記 道後温泉編


後追い松山旅行記です。前回の“松山城編”に続きまして、今回は“道後温泉編”を更新します。

この2つの観光スポットを足早に巡って、宿泊もせずに松山を後にしてしまう観光客も数多くいるくらい、

松山といえば…」という代表的な温泉地ですね。道後温泉本館のほかにも見どころはけっこうあるので、

道後温泉本館だけではなく、いろいろと散策してみると面白いと思いますよ!


まず、道後温泉の簡単な概略から。“日本三古湯”の1つに数えられ、万葉集にもその存在が記されているほど、

古代から温泉地として知られる長い歴史を持つ、日本を代表する温泉であります。このあと写真でも紹介しますが、

文明開化の花開く近代和風建築として明治27年に建てられた『道後温泉本館』は国の重要文化財に指定され、

なおかつ現在でも公衆浴場として営業しており、道後温泉といえばこの建物が思い浮かぶシンボル的存在であります。

ちなみに道後温泉本館の入浴料は、温泉に入るだけなのか、本館内で休憩をするのか、それも個室なのかで、

それぞれ400円から1500円と幅のある設定となっています。毎日来られる方も多い地元向けの料金と、

せっかくだから有名な“坊ちゃんの間”や建物内も見学したいという観光客向けの料金という感じでしょうか。


とりえあず道後温泉本館の写真です。メディアで散々紹介されているので、何となく記憶が…という方も多いのでは。

伊予鉄の道後温泉駅を降りて、アーケードとなっている道後温泉商店街を歩いていくと、出口すぐ前にあります。

さすがは重文の建築物だけあって、堂々たる大きさと風格を目の当たりにして、『おぉ!』と思わず声が出ました。

昭和感溢れるお土産屋が並ぶアーケード商店街を抜けると、突然三階建ての重厚な建築物が現れるという、

その昔「トリビアの泉」でやっていた、“スフィンクスの目線の先にはKFCがある”というレベルまでは達しませんが、

それと類似した不思議な時間感覚に襲われます。この建物だけで観光客を呼べる、まさに“道後温泉の顔”ですね。

後述しますが宿泊が道後温泉ではなく大街道周辺のホテルの観光客は、道後温泉本館だけを訪れて温泉に入り、

すぐ隣にある『道後麦酒館』で“マドンナ・ビール”や“坊ちゃんビール”などと名付けられた地ビールで喉を潤し、

坊ちゃん列車”に乗って帰るというのがパターン化しているほど、道後温泉本館の存在感は際立っていますね。

  
      ●道後温泉駅からアーケードの商店街を歩いて道後温泉本館へと向かいます


  
               ●アーケードを出ると、目の前に道後温泉本館が現れます

.

               

                            ●入浴場所、休憩場所の使用によって値段が分かれています

 

     

            ●下駄場後が並ぶここまでが写真撮影可能 内装も重厚だし風呂に入らなくても楽しいです



                                                                             


日本国内で“重要文化財”に指定されている建造物で、現在でも現役の商業施設として営業をしているのは、

この道後温泉本館だけだそうです。これだけ立派で貴重な建造物が、公衆浴場として現役という点はお見事です。

最近では著名な建築家の設計で、各地に商業施設や美術館が建てられていますが、正直どれも五月蠅い。

それよりも、建築後100年を経てなお、現役の商業施設として日々多くのお客の出入りに耐える建物の方が、

僕には魅力的に映ります。建築のことなんて何一つ知らないですけど、“現在”じゃないと思うんだよね実感として。

ちょっと話がズレましたが、この道後温泉本館の素晴らしさは外観だけではないということを強調させて下さい。


そんな素人の僕らでも、“これはカッチョイイ!!”と感嘆してしまう、道後温泉本館の一番の見どころを一つ。

先ほど紹介したのは道後温泉本館を真正面からの写真ですが、今度は真裏にある入口の写真をご覧ください。

日本三古湯に挙げられる名湯だけあって、道後温泉本館には国内で唯一の“皇室専用浴室”があり、

この写真はその専用浴室につながる“皇室専用入口”なのであります。とはいえ、60年以上も使われていませんが。

そして、この“皇室専用入口”の最大の注目ポイントが、三重になっている屋根の先端にほどこされた飾りです。

下から“”・“鳳凰”・“湯玉”という見事な意匠が施されています。皇室の「天子」を象徴する“”と“鳳凰”を、

道後温泉のシンボル“湯玉”が上段に構えています。(ちなみに“ゆだまん”という道後温泉のキャラも存在します)

正面入り口だけを写真撮影して帰ってしまう方も多いですが、ここは道後温泉本館の最大の見どころだと思いますね。


これほど魅力的な道後温泉本館ですが、築100年を超えていることもあり、耐震化や老朽化などの問題解決に迫られ、

2017年より全面改修工事に突入することがついに決定しました。工事期間は10年を超えると予想されており、
期間中は近くにある市営の銭湯を代替施設として活用する予定で、温泉自体を楽しめることはできますが、

この重厚ある歴史的な建造物を観賞することはできなくなります。改修後の本館がどのような建物になるのか、

もちろん雰囲気や外観などは残すでしょうが、やはり訪れるなら建築当初の味わいを楽しめる改修前に行くべき。

松山旅行で“道後温泉本館”を観賞できないなんて片手落ちだし、ぜひ工事が始まるまえに松山へ行ってください!


                     ●道後温泉本館 南側(正面から右手側)

 

     ●道後温泉本館 北側(正面から左手側)もともとはこちらが入口だったそうです



                   

                                      ●正面真裏には“皇室専用入口”も作られています



      

               ●下から“龍”・“鳳凰”・“湯玉”の意匠が施されています






道後温泉本館が観光の目玉となるのは当然ですが、道後温泉周辺には他に様々な見所が点在しています。

もちろん滞在日数によって訪れるところも限定的にはなりますが、道後温泉本館の他にもう1つ周辺訪れるならば、

現在では公園として整備されている“湯築城跡”をお勧めします。アクセスも伊予鉄道後温泉駅からすぐと便利です。

伊予鉄で10分足らずと距離も近く、現在では“松山・道後温泉”と一括りに紹介されることの多い両者ですが、

前回の“松山城編”で紹介したように、関ヶ原の戦いのあと1600年代に入って加藤嘉明松山城を築城するまでは、

この辺りの中心地は道後温泉一帯であり、ここを治めた河野氏が14世紀に築城したのが“湯築城”なのであります。

時間軸だけをいえば、道後温泉のほうが“中心地”としての歴史は長いわけですね。東京と京都のような関係です。

もちろん、現在では城郭は残っていませんが、地図上で確認するだけでも縄張りの大きさを感じることができるし、

外堀や内堀はしっかりと残っているので、公園内をぶらぶらと歩ければ、往時の繁栄を感じることができると思います。


この湯築城跡の最大のお勧めポイントは、小高い丘となっている本丸跡に設置されている小さな展望台ですね。
松山城の天守閣からの眺めと比べると雲泥の差ですが、個人的には目線の低いこの展望台からの眺めの方が、
より“松山感”を感じることが出来るのではないかと思います。ほとんど人も来ないし、無料だし、お勧めですよ!

また、公園の広さを利用して、“湯築市”と名づけられたフリーマーケットなど様々なイベントが開かれているので、
訪れる前にHPなどで確認してみるのもいいかもしれません。僕が滞在していたときも、この湯築市をしていましたが、

四国内の様々なB級グルメの屋台や、地元の方が作った工芸、地野菜/地果物などのお店がたくさん出ていて、

お客さんもお年寄りから子供まで、なかなかの賑わいでした。でも、ビールが売っていないというのがね…。

せっかく、おつまみになる屋台がたくさんあるのにビールが飲めないって…。酒好きには物足りなさが残りました。


        ●湯築城跡入口 小さな資料館も併設しています 規模は大きいですよ


 

        ●堀もしっかりと残っています 鬱蒼した木々が山城を彷彿とさせていいですね~


 

             ●山頂にある展望台から眺める街並みがいいですよ!



         ●フリーマーケットが開かれていましたが、お酒はは売っていませんでした






道後温泉本館→湯築城跡と周って、さらに時間が余るようならば足を運んでみては…というスポットをもう1つ。
1000年以上の歴史がある“伊佐爾波神社”も訪れる価値のある場所です。こちらも重要文化財に指定されており、

全国的にも珍しい“八幡造り”の社殿は、思わず目を見張るほど色鮮やかな朱色に異空間を感じるほどですが、

何よりも僕が気に入っているところは、参道から本殿までを繋ぐ135段にも上る、圧倒的な存在感を誇る階段です。

一瞬、登るのを躊躇ってしまうほどの鋭い傾斜がある階段は、まさに“見上げる”といった表現がぴったりであり、

本殿に参拝しなくとも、この階段の入口に建って遥か頂上を眺めるだけで畏敬の念を抱いてしまうほどであります。

その昔、現在のように高い建物が周辺になかったころは、周辺地域ならどの場所からでも、この遥かなる階段と、

その頂きに建つ伊佐爾波神社を眺めることができたのだと思います。信仰のシンボルとしての存在感を想像すると、

せっかく道後温泉に来たからには訪れるべき場所ではないかと思います。かなり疲れますが、ぜひ登ってみて下さい。

登り終えて街並みを見下ろせば、それなりの景観が楽しめます。きっと、昔は一望できたのでしょうね道後の全てを。


現在では、道後温泉の歓楽街といえば、有名な“風俗ビル”やソープランドが並ぶ道後温泉の北西側が中心ですが、

昭和年代は伊佐爾波神社からその背後にある宝厳寺までの道後温泉北東エリアが“赤線地帯”となっていました。

現在では予備知識がなければ、その名残さえ感じることもないほど、ごくありふれた普通の住宅街となっていますが、

ちょこちょこと散策してみると古い建物も残っていたり、何十年も営業を続けていそうな酒屋スナック食堂など、

想像力を働かせば往時の面影を十分に思い浮かべることができる、なかなか味わいのあるエリアだと思います。

現在では、お土産屋や食事処のある商店街~道後温泉本館~道後麦酒館が観光客の導線となっていますが、

道後温泉周辺は様々に歴史の趣があるエリアなので、ぶらぶらと気の向くままに歩いてみるのも面白いですよ!


              ●見上げてしまうくらい急な角度が厳しい階段を上ります

 

            

                            ●途中で振り返ってみると、道後温泉の街並みが堪能できます



        ●朱色が鮮やかに映える伊佐爾波神社 日本三大八幡造りの1つだそうです


 

    ●本殿などは国の重要文化財に指定されています 観光客はほとんどいないですけどね。


 

               ●階段近くにある昔ながらの酒屋さん ここで呑めたら完璧な“角打ち”なんだけどなぁ…




そして、立て続けに名所を巡ったあとは、お待ちかねの“食と酒”です。僕の中では、もちろん“名所<団子”ですし。

とは言うものの、温泉地という性質上、宿泊の観光客をホテルが食事付きで囲ってしまっているだけに

道後温泉周辺には、お勧めできるような食事処飲み屋さんが思っている以上に少ないというのが現状です。

本館近くには“鯛めし”など郷土料理を味わえるお店があり、「るるぶ」などにも大きく掲載されていますが、

いかにも観光客相手の店です!って感じで興味を惹かれないし、とはいえ他には「道後麦酒館」くらいのもので、

短時間滞在で道後温泉を観光して、さらに食事をしようというお客さんは、この2店にほとんど吸収されています。

このあたり、温泉観光地の弊害が如実に表れていて、1泊2食に加えてカラオケやスナックまでホテルに完備して、

宿泊客を自分たちのホテルに囲い込んでしまう日本特有の事情がありますね。大型ホテルがたくさん並んでいて、

もちろん観光客だって数多くいるのに、ホテルが囲い込んで外に出さないから町に“活気”が全然ありません。

たしかに、1泊2食じゃなければ採算も厳しいのだと思いますが、もうちょっと町全体のことを考えてもいいと思います。


そういうわけで、道後温泉駅近くのゲストハウスに6泊7日した期間中、厳密に道後温泉エリアで“食事”をしたのは、

なんと、わずか『1回』だけです。結局、滞在中は毎晩市電で5~6分のところにある繁華街“大街道”へ繰り出して、

梯子酒をしながら泥酔して夜深くに道後温泉へ戻り、スナック“マドンナ”へ寄るか、宿に戻って寝るというパターンでした。

それだけに、道後温泉エリアに関しては、このブログで堂々と紹介できるような飲食店はほとんどないのですが、
デジカメの写真を見返した結果、なんとか2軒ほどありました!どちらのお店も、なかなか特徴あるタイプだし、

ちょうど都合よく“食事処”と“呑み処”に分かれているので、温泉街を訪れた思い出に良いのではないかと思います。


まずは“食事処”の『椿食堂』から。外観から想像されるとおり、店内も昭和感満載の“THE・大衆食堂”ですね。

もはや、新規客を取り入れようという気持ちはないのでしょう、メニューは”うどん・そば類”と“おでん”のみです。

つまり、ここで松山の名物料理『鍋焼きうどん』を頂いたのであります。超有名店「アサヒ」や「ことり」もいいですが、

スナックストリップ小屋が並ぶ温泉街の鄙びた食堂でこそ、アルトマイトの鍋が光るってもんですよ!

そもそも、この“甘い”汁が特徴の鍋焼きうどんは、松山で育った松山っ子こそが郷愁を感じる地元の料理であり、

よそから来た旅行客が絶賛するような料理ではありません。あくまでも、土産話程度に食べるくらいのものでしょう。

美味い!」とか「不味い!」とかそういった基準で判断するのではなく、雰囲気も含めて味わうのが良いと思います。


そして、呑み処として『ワニとサイ』を紹介します。居酒屋というよりも、食事もできるバーといった位置づけです。

このお店はガイドブックや食べログにも情報が載っていませんが、滞在中に宿泊していたゲストハウスの一押しなので、

個人旅行ゲストハウスといったキーワードに引っ掛かるタイプの人には特にお勧めですね。駅からも近いし。

僕は基本的に大街道で飲み歩いていたので、最終夜にベロンベロンになりながらの6軒目に訪問したのですが、

下の写真のように緩やか~な感じでビートルズのカバーライブをやっていたり、お客さんも適当にライブに参加したり、

全体的にボヘミアンな雰囲気で充満していました。すごく非日常感があるので、旅の良き思い出になると思いますよ。



  ●椿食堂外観 道後温泉駅から商店街を歩き、右折すれば道後温泉本館、左折すればここに出ます


 

        ●松山名物の“甘い”鍋焼きうどん お土産話に食べるくらいがちょうどいいですね



     ●ボヘミアンな空気を楽しめる『ワニとサイ』 料理も美味しいって宿の人が言っていました






というわけで、“道後温泉編”を終了します。本当は昼間ではなく、夜~深夜の欲望うずまく温泉街が真の姿なのですが、

不特定多数が閲覧するブログだけに公開は控えます。なかなか、味わいのある温泉街だと思いますね道後温泉は。

ただ、宿泊するなら絶対に繁華街である“大街道”をお勧めします。道後温泉大街道伊予鉄で10分ほどですが、

なんと終電が“22時半”と信じられない時刻に設定されていて、梯子酒をして帰るとなるとタクシーになりますからね。

これが、僕が唯一感じた松山に対する不満です。ま、伊予鉄タクシーを使わせたいのでしょうが、早すぎるよなぁ。


次回も更新日は未定ですが、松山市郊外の“三津”あたりでまとめようと思っています。

それではまた。




新橋


金曜日です。鮮やかな逆転勝利でFA杯の決勝に見事勝利したアーセナルのニュースに、だいぶ興奮してしまいました。

今シーズンは調子よかったし、ひょっとしたらリーグ制覇も…と夢も見れたし、せめてFA杯くらいは獲らせてあげたかった。

長かった無冠時代にもようやくピリオドが打てたし、来シーズンこそリーグ制覇に向けて期待できるのではないでしょうか!

というわけで、先週末から本日までの記録を更新します。


①新橋


昨日は有給日ということで、昼間から新橋に出向いて昼呑みを堪能してきました。いやー、さすがですよね新橋は!

今回の訪れたのは、新橋駅汐留口に直結している“新橋駅前ビル”。1号館と2号館ともに飲み屋さんが密集している、

まさに“サラリーマンの聖地・新橋”を象徴するような建物でした。真昼間からオープンしている立ち飲みや居酒屋も多く、

古い建物らしい薄暗い蛍光灯にさらされて“ジメっ”とした空気が充満している中、多くの呑兵衛が昼酒を楽しんでいました。

その中で、1軒目に突入したお店が2号館にある『立ち呑・こひなた』です。午後の2時前というのに、満員状態でした。

ほとんどのおつまみが200円、ドリンクもサワー類が250円と激安で、カウンター越しにおばちゃんと差向いに飲むという、

とても雰囲気のある立ち飲み屋さんでした。1号館と比べてよりディープな2号館らしい、素晴らしいお店でしたね。


『こひなた』の後は、友人と合流して1号館にある長野県のアンテナショップ『信州おさけ村』へと梯子しました。

長野県の地酒や地ビールを販売するだけでなく、立ち飲みスペースで呑むこともできる“立ち飲みアンテナショップ”です。

比較的新しいお店なのでしょう、『こひなた』とはうってかわって内装がとても洒落ていて、女性2人組みも先客でいるなど、

男女問わず気軽に入りやすい雰囲気のお店でした。しかも、地酒も地ビールも安い!そして、種類も豊富です。

さらに、おつまみは120円~350円と良心的かつ、味もボリュームも価格以上のものがありました。こりゃ流行るよな。

日本酒のアンテナショップといえば、昨年の夏休みに訪れた松山にある『蔵元屋』が懐かしく思い出されますが、

信州おさけ村』のほうが日本酒のみならず地ビールもあり、おつまみの種類も豊富で安く、しかも小洒落ています。

新橋飲み会のゼロ次会に最適なお店だと思います。『こひなた』は女子はきついと思いますが、ここはお勧めです!

    

        ●新橋駅前ビル外観                 ●魅惑の駅前ビル2号館飲み屋街


      


     ●信州おさけ村で地ビール               ●純米酒飲みくらべセット:550円!!


      


②映画


先週末は土曜日が江ノ島BBQで1日外出していたので2本のみ。


『鍵泥棒のメソッド』 2012年 日本


銭湯で転倒して記憶を失った裏稼業の男と、彼に成りすました貧乏役者が引き起こす騒動と、それに巻き込まれてしまう、

婚活中の女性編集長の3人を中心としたアクション・コメディです。主演は堺雅人&香川照之。


これは抜群に面白かったです。嫁さんに勧められたまま乗り気もなく鑑賞したのですが、開始すぐにハマりました。

とにかく、脚本の出来がずば抜けて秀逸です。サスペンスの緊迫感とコメディの弛緩、恋愛も含めたドラマの筋立てと、

すごく高次元で“三位一体”となっており、なおかつテンポも良しと、ほとんど文句のつけようがないレベルでした。

主要人物が3人と少なく、設定がゴチャゴチャとしているわりには、シンプルにストーリーが進むとろころも良かったです。

登場人物の性格や職業、人生背景などもしっかりと細かく設定されているし、その全ての要素が一直線に繋がって、

後半~ラストにかけての盛り上がりと爽快感はたまらなかったですね。ここ2~3年に観賞した邦画では『トップ5』に入るな。

あまりに小気味よくストーリーが展開するので、戯曲を映画化したのかと思いきや、完全にオリジナルなわけで。

逆に現在、劇団キャラメルボックスにより舞台化されるという、何とも珍しいパターンでした。なかなか信じがたい出来です。

僕は鑑賞していないのであれですが、主演の堺雅人&香川照之とくれば、すぐに思い浮かぶのが『半沢』ですよね。

今作では堺雅人がダメ男役、香川照之が完璧な裏稼業役で、どちらかというと香川照之の魅力が存分に出ています。

そして、もう1人の中心人物を演じる広末涼子がいいのです。いつまで経っても薄れない透明感、まさにハマり役でした。


本編とは関係がありませんが、堺雅人演じるダメ男が住むアパートは、近所にある相鉄いずみ野駅がロケ地なのです。

ちょっと興奮しましたが、駅以外に泉区を示すものが何もなかったのが残念。そこだけがマイナスポイントです。


総合点:95点


『ル・コルビュジエの家』 2009年 アルゼンチン


20世紀を代表する建築家“ル・コルビュジエ”が設計した邸宅に住む一家が、隣家のリフォームに関するトラブルに巻き込まれ、

徐々に平静を失っていく様子をシニカルに描いた不条理劇です。


嫁さんが録画していたのに、一緒に鑑賞したら早々と眠ってしまいました。これは別に“駄作”だからというわけではなく、

隣人とのトラブルや家族が抱える問題を、ほとんど大きな動きもなく、ジワジワと違和感だけを増幅させる演出なので、

この手の作品が好きな人でも忍耐が必要だと思われます。苦手な人はもちろん、嫁さんのように寝てしまうでしょう。

案外と僕はこういった作風が好きで、しっかりと最後まで鑑賞しました。何といっても、クセのある性格の隣人の描き方が、

演じている俳優の外観も相まって、とても上手く表現されていると思います。屁理屈を並べて必死に言い訳をするのではなく、

自らの非を認めながらも最低限の譲歩を低姿勢に、それでいて強面と筋肉質な体の威圧感を押し出すタイプ、最悪です。

しかも、それでいて隣人としての温かな付き合いを求めてくるところがきつい。せめて放っておいてくれたらいいのに。

“隣人トラブル”ってニュースではよく聞きわりに、どうしても他人事に感じてしまうところがあるのですが、厄介ですよね。

こればかりは避けようがないし、かといってローンを組んでたら引越すこともできないし、ほんと悪夢だよなぁ。


突然訪れるラストの描き方が、隣人寄りなのか住人よ寄りなのか、いまいち伝わってこないところが難点ですが、

たまにはこういった静かなる不条理劇を鑑賞するのも、一服の気休めとして悪くないかなぁと思いました。


総合点:80点


③記録としてのメモ


●番組


『言いにくいことをハッキリ言うTV』 (先週放送分)

『ロンドンハーツ』 (先週放送分)

『マツコ&有吉の怒り新党』 (先週放送分)

『マツコ&有吉の怒り新党』 (今週放送分)

『水曜日のダウンタウン』 (先週放送分)

『水曜日のダウンタウン』 (今週放送分)

『アメトーク』 (先週放送分)

『ゴットタン』 

『ワイドナショー 1部&2部』


『吉田類の酒場放浪記』


●本


『犯科帳 長崎奉行の記録』 (完) 

『江戸の〈長崎〉ものしり帖』 (完)

『萬福寺の普茶料理 隠元禅師が伝えた中国風精進料理を家庭で味わう』 (完)

『5万年前 このとき人類の壮大な旅が始まった』 (途)


●惣菜


『ひじき煮』


●献立


土昼: 蟹缶のトマトクリームパスタ 野菜サラダ

土夜: 外食(BBQ~居酒屋)

日昼: 豚汁つけ蕎麦 茹で空豆

日夜: 豚バラ餃子 自家製ラー油がけ

月夜: キノコと蟹の炊き込みご飯 焼き鰆 キムチと玉子の中華スープ

火夜: 茄子と鶏ささみの中華炒め 油揚げと長ネギのお味噌汁 納豆

水夜: 豚肉生姜焼き 納豆

木昼: 外食(新橋で昼呑み)

木夜: 味付けハンバーグ クリームシチュー 茹で空豆



さて、明日は知り合いの田植えイベントに参加するため、群馬県へ行ってきます。田植え、小学生以来だな!!

そのあとは温泉に入って、BBQだそうです。しかも嬉しいことに、生ビールサーバーまで用意されているようです!!

今週は水曜日も後輩と飲みに行ったし、昨日は有給日でベロンベロンだし、ちょっと飲み過ぎかなとも思いますが、

たまにはヨシとしましょう!群馬へ行ったついでに、祖母宅にも顔をだしてきます。久しぶりだな。楽しみです。


それではまた。




航空券


金曜日です。今週は忙しく仕事に励んでいたので、日曜日から昨日まで“休肝日連続5日間”を達成しました。

昼休みのテニスも月・火・金と三日間も頑張って汗を流したし、身体がフレッシュになっているのがよくわかります。

それと同時に、抑えていたアルコール欲求がギリギリまで高まっているので、一刻も早くお酒を流し込みたいです。

今夜は金曜日で晩酌予定だし、明日は江ノ島でBBQだし、たっぷり飲むよ~!!今夜のハイボールは濃い目に作ろう。

というわけで、先週末~本日までの記録を更新します。



今週は飲み会も一人呑みもなく、ブログに載せるトピックスはこれといってない、至って普通の日常が続きましたが、

敢えて挙げるならば、今年の夏休みに予定している“長崎一人旅”に向けて、早々と航空券を押さえたことでしょうか。

まだ5月だけに、チーム内でも夏休みの日程など話題にさえなっていませんが、僕自身は希望日を既に決めていて、

もう何がなんでも絶対に休みを取ることを決意しているだけに、日程が決定するまで待たずに買ってしまおうと。

ここ数年、毎年のように夏休みは国内各都市へ一人旅をしていますが、LCCの参入も関係しているのでしょうか、

航空券の販売時期が年々早まっているように感じます。以前は”早割”といえば3ヶ月前くらいだっと思うのですが、

今回僕が押えたのは、何と4ヶ月も先の9月末の航空チケットですから。一応、『旅割75』という名前の割引ですが、

75日前どころか120日前から予約購入できるのですね。しかも、往路(9/22)復路(9/30)も4月前にして、

旅割75』の割り当て座席は“残数わずか”となっていましたよ!それに慌てて、急いで購入したわけであります。

なんと、往復で20,760円ですよ。GWに岡山帰省したときの新幹線代より1万円も安いじゃないですか!!

この価格が『旅割21』になると、片道で19,690円と2倍近く跳ね上がるわけだから、そりゃ焦って予約しますよね。

あとは夏休みを確定させるだけだな。航空券を押さえると、途端に現実味が出てきますね予定していた計画に!

①映画


週末は2本。両日とも自宅から一歩も出なかったのに、溜まっていた録画番組を潰すのにけっこう掛かってしまいました。

そんなことをしているうちに、楽しみにしていた『ハングオーバー3』も録画できているのだ。今週末に観れるかなぁ・・・。

『中学生丸山』 2013年 日本


いかにも中学生の男子らしく、ある目的のために日々特訓に励む妄想爆発の少年を中心に、彼の家族や、

同じ団地に暮らす一風変わった住人たちとの触れ合いながら成長していく様子を描いた、コメディ・ドラマです。

NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で日本中にその名を知らしめた記憶に新しい、宮藤官九郎監督/脚本で、

『少年メリケンサック』以来、4年振りとなる映画作品ということで、鑑賞前から嫁さんと2人で楽しみにしていましたが、

こんな結論に至るとは思いもしなかったのですが、面白くなかったです。クドカン作品で面白くないって、初めてかも。

しっかりと笑えるし、劇中で流れる韓国ドラマの“チャンジャ”など、クドカンらしい見せ場は随所にあるのですが、

如何せんテンポが悪すぎます。思春期の中学生が主人公なので、ひたすら笑いだけを追求するわけにもいかず、

中途半端に人生感や倫理などを捻じ込んだところが失敗の要因かと思います。クドカン作品にそれは望んでいない。

単純に笑って欲しいのか、それとも訴えたいものがあるのか、最後まで掴みきれず後味の悪さが残りましたね。


それこそ下種の勘繰りですが、『稲中』と『ヒミズ』のような振り幅を持つ古谷実にちょいと憧れがあるのかなぁと、

鑑賞途中から思ってしまいましたね。それならそれで、もっと踏み込んで描いても良かった気もするけど。


総合点:60点



『マーサ、あるいはマーシー・メイ』 2011年 アメリカ


信仰カルト宗教団体から逃走した若い女性が、姉に保護されながら通常の生活に戻っていく最中に起こる、

様々な軋轢や問題を中心に、姉妹の絆を描いたドラマです。


メジャー作品ではありませんが、各映画祭で高く評価された作品のようです。WOWOWでも初放送でした。

若いころに両親を亡くして家族の絆を知らずに育ち、カルト宗教に走ってしまった主人公の女性と、同じ境遇ながら、

大学を卒業して裕福な婚約者とも出会い、順風満帆な生活を送ることに負い目を感じている姉の2人を中心に、

お互いに求めあいながら、どうしても溝が埋まらない様子をものすごく淡々と描いているのが新鮮に感じられました。

相関図や人物背景については最低限の説明しかないので、滲み出る姉妹の心情をこちらで拾い集めながら、

想像力を膨らませて鑑賞しなければならない描き方ではありますが、大袈裟な演技/台詞/音響を駆使して、

いかにも起承転結のある筋書きを押し付ける作品と比べると、これくらい抑制されているほうが真っ当かなと思います。

カルト宗教団体の描き方や、姉の婚約者との関係など、予想していた展開や表現が見事に裏切られたということは、

僕も嫁さんも、商業ベースの作品に浸りきっているんだなぁと改めて思いましたけどね。特にラストはまいったよ。

平穏な暮らしを取り戻そうとする妹へ同調させる序盤から、手の負えない状況に困惑する姉に同調させる中盤、

そして、最終的には受け手に善悪を委ねる終盤と、感情移入の導き方もなかなか秀逸なものがありました。


嫁さん曰く、主人公である妹役を演じたエリザベス・オルセンは、テレビドラマで有名な姉妹の1人なのだそうです。

『え、知らないの?!』って、さも当然の如く言われましたが、知るわけないですよね。余談ですけど。


総合点:80点



③記録としてのメモ


●番組


『言いにくいことをハッキリ言うTV』 (先週放送分)

『水曜日のダウンタウン』 (先週放送分)

『ロンドンハーツ』 (先週放送分)

『マツコ&有吉の怒り新党』 (先週放送分)

『アメトーク』 (先週放送分)

『タモリ倶楽部』 (先々週放送分)

『タモリ倶楽部』 (先週放送分)

『ゴットタン』 (先週放送分)

『ゴットタン』

『ワイドナショー 1部&2部』


『BBCアース スモールプラネット』


『HISTORY OF THE YELLOW MONKEY』

『洋楽主義 ビリー・ジョエル』


『NHK大河ドラマ 軍師官兵衛』 (先々週放送分)

『NHK大河ドラマ 軍師官兵衛』 (先週放送分)


『Jリーグタイム』


●サッカー


『最終節 バルセロナ 対 アトレティコ・マドリード 1-1』


●本


『初期黄檗派の僧たち』 (完)

『長崎に眠る西洋人 長崎国際墓地墓碑巡り』 (完)

『犯科帳 長崎奉行の記録』 (途)


●惣菜


『鶏肉と蒟蒻、シメジのピリ辛中華炒め』


『じゃことピーマンの炒り煮』

『小松菜と油揚げのお浸し』


●献立


土昼: ホットケーキ

土夜: 豚バラ餃子・自家製食べるラー油がけ イチゴ

日昼: 韓国風そうめん

日夜: 鶏肉とニラのうどん

月夜: 鯖のトマト煮チーズグリル 空豆と玉ねぎのスープ 納豆

火夜: 厚揚げと挽き肉の中華煮込み 油揚げと玉ねぎのお味噌汁 納豆

水夜: 鮭の香味ネギソース 大根と玉ねぎ、えのきのお味噌汁 納豆

木夜: 麻婆茄子・自家製食べるラー油がけ 納豆


というわけで、本日は20時出勤です。このところ、一時気に比べるとずいぶんと忙しくなりました。

しかも来月から、さらに忙しくなることが確定なので、今年の夏休みはチームの仲間に迷惑かけてしまうなぁ。

でも、そのあたりは上手くやりくりして、合計:8泊9日の一人旅を予定しています。今回は本当に気合を入れてますから。

嫁さんの仕事状況によっては、今年が最後になるかもしれないからね夏休みの一人旅も。ほんと、微妙なところです。

でも、残している“山口/島根”を何とか制覇してからファイナルを迎えたいと思います。来年も行きたいなぁ。


明日のBBQは女性ばかりで焼き手がいないので、頑張ってお肉を焼きまくってきます!


それではまた。




最終戦


金曜日です。リーグ戦の最終節で優勝が決まるというのは、つい最近もプレミア・リーグでありましたが、

直接対決で優勝を争うなんて記憶にないくらい珍しい、漫画のようなシチュエーションですね今シーズのリーガは。

今シーズンのバルサは全体的に低調なパフォーマンスが多く、途中から録画観戦すらしなくなりましたが、

この試合は逃さず観戦しますよ。こんなとき、WOWOWに加入していて本当に良かったなぁとしみじみ思います。

正直、アトレティコに勝たせてあげたいところだけど、彼らにはCLも残っているし、カンプ・ノウでの試合だし、

バルセロナにだって意地があるでしょう。僕としては、CL:アトレティコ、リーガ:バルサ、国王杯:レアルと、

それぞれタイトルを分け合ってくれると文句はないのですが。というわけで、先週から本日での記録を更新します。



①外食あれこれ


先週から本日にかけては、会社の小規模飲み会が野毛の「まるう」で開かれたり、散髪がてらに実家に戻ったり、

昨日は嫁さんと田中屋へ行ったりと、外食が回数が多くなった一週間でした。けっこう珍しい食生活パターンです。

ただでさえGWの岡山で外食続きだったのに、帰ってきても外食が続くと、なかなか納豆を食べる機会が少なくて、

普段は毎夕食に納豆を食べている僕としては、なんだか物足りなさを感じましたが、まぁ仕方ないですねたまには。


野毛の「まるう」は中国語講座の飲み会以来およそ1年ぶりの訪問ですが、開店して間もなかった当時と比べ、

ますますお客さんが少なくなっているように見受けました。予約が取れないことで有名な本店の賑わいが嘘のような、

平日の夜とはいえ寂しすぎる客入りでしたね。お客さんの熱気で溢れかえる雰囲気を前提とした店づくりなので、

お客さんが少ないとお店として成立しないというか、普通のお店以上に空席が目立つ寂しい雰囲気になってしまいます。

飲み歩きが基本の野毛界隈に勇んで乗り込んできたはいいものの、目論見と違っていたのではないかと思いますね。

だって、野毛界隈で飲もう!ってときに、この店を敢えて選ぶポイントってないもんなぁ。長居すると驚くほど高いし。

今回は、仕事の話が盛り上がって、滞在5時間:計30000円(4人)となりました。全奢りの上司は泣いたと思うよ家で。

せっかく野毛で飲むなら、いっぱい食べれて美味しくて安いお店がいっぱいあるもんなぁ。ま、奢りだらかりいけど。


そして、久しぶりの田中屋です。嫁さんが仕事を辞めてから、高島町に行く機会がめっきりなくなってしまい、

3月の有給日以来となる訪問。19時前に入店できたこともあって、すんなりとテーブル席に座ることができました。

でも、お座敷はまるまる宴会をしていたので、19時以降の入店客はカウンター以外は満席と、相変わらずの人気です。

今回は、嫁さんが大好きな煮玉子鳥取のらっきょう、それとわかめサラダをつまみながら生ビールを一杯、

そのあとに僕は刻み鴨せいろ蕎麦を、嫁さんはチキンカレーせいろ合い盛りで〆ました。文句なしの満足です。

やっぱり、田中屋は最高ですね。嫁さんの会社が移転さえしなければなぁ…。ちょくちょく暇を見つけて通いたいです!



     ●久しぶりの刻み鴨せいろ                 ●嫁さんも大好物の煮玉子で一杯!


DDDDDD


  ●実家近くのお寿司屋さんでウニ!!            ●野毛・まるう商店のどっさり盛り


DDDDDD

②映画


週末は実家に帰っていたため0本。


③記録としてのメモ


●番組


『ロンドンハーツ3時間スペシャル』

『ロンドンハーツ』

『水曜日のダウンタウン』

『マツコ&有吉の怒り新党』 (先週放送分)

『アメトーク』 (先週放送分)

『ゴットタン』 (先々週放送分)


『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー ネッシーの真実(前篇)』

『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー ネッシーの真実(後篇)』


『Jリーグタイム』


●本


『ヒューマン ~なぜヒトは人間になれたのか~』 (完)

『長崎 唐人屋敷の謎』 (完)

『初期黄檗派の僧たち』 (途)

『長崎に眠る西洋人 長崎国際墓地墓碑巡り 稲佐悟真寺・大浦・坂本国際墓地編』 (途)


●惣菜


『鶏モモの照焼』

『麻婆豆腐(自家製ラー油入り)』


『チョコレートケーキ』


●献立


土夜: 外食(寿司)

日昼: 実家にて(うどん)

日夜: 自家製ラー油入り味噌ラーメン 

月夜: ホットサンド 鱈とトマトの洋風グリル ビシソワーズ

火夜: 回鍋肉 豆腐とワカメのオ味噌汁 スナップエンドウ 納豆

水夜: 鯵フライ 玉子とトマトの中華スープ 納豆 

木夜: 外食(田中屋)



というわけで、本日は20時帰社の予定です。ぐっと暇だった昨年度が嘘のように、ずいぶんと仕事量が増えました。

ま、暇すぎるよりはいいのですが、夏休みをドーン!と一週間取得できるのかどうか、けっこうギリギリなところです。

ま、そんなことを考えつつも結局は周りを気にせず休みますけどね。今年の一人旅は、気合の入れようがうし。

しかも、夏休み前日を半休みにして、合計で8泊9日の計画ですから!!もう、チームの皆に頑張ってもらうしかない。

異動前の部署と違って、僕以外にまとめて夏休みをとる同僚が少ないんだよなぁ。みんな、細切れに取るのです。

別にさ、まとめて取得してもらって構わないんですけどね僕は。何を遠慮しているのか、そこだけがちょいと不満です。

夏休みに対する“情熱”とかないんだもん。僕がありすぎるってのもあるけど。もうちょい皆で盛り上がりたいです。


来週末、再来週末と出掛ける予定なので、今週末は両日とものんびり自宅で過ごします。

それではまた。



岡山/直島旅行記


金曜日です。GWは3泊4日で岡山へ、今週は一昨日が中国語で昨日が飲み会と外出続きで記録することがないので、

今回は特別編で“岡山/直島旅行記”を更新します。それにしても直島、すごい人気なんだなぁ…。


今回の岡山帰省では、小学四年生に成長した姪っ子の情操教育も兼ねて、10年振りに『直島』へと足を運びました。

ここ数年、島全体を使った美術展や、古民家をリノベーションした“家プロジェクト”など、ベネッセ・ミュージアムを中心に、

アートで盛り上がる直島の知名度は一気に上昇し、近隣県だけでなく日本全国のみならず、海外からの観光客も多く、

瀬戸内海の小島めがけ、実に多くの観光客が訪れる、このエリア随一の観光スポットとして注目を集める島であります。

嫁さんの実家は岡山県は玉野市の先端、直島へ向かうフェリー乗り場がある岡山県側玄関口の宇野港の近くにあり、

岡山市中心部に行くよりも、直島へ行くほうが近く、姪っ子との“初遠出”にはちょうど良いかと出掛けたわけです。


というわけで、まずは直島までのアクセスからご説明しょましょう。言うまでもなく直島は瀬戸内海に浮かぶ島であり、

嫁さんの実家がある岡山県先端の宇野港から、もしくは香川県は高松港からフェリーでしかアクセス方法はありません。

JR岡山駅から宇野港を目前に控える宇野駅までは、宇野線に乗り換えて約45分。そこからフェリーに乗って約20分。

岡山空港はすごく辺鄙な場所にあるので、飛行機で向かうなら高松へ。新幹線を利用するなら岡山ですかね。

東京~岡山間は新幹線で約3時間半ほどなので、午前中早めの新幹線に乗れば昼過ぎには直島に到着します。

つまり、直島の美術館巡りを半日にするなら、朝早くに東京を出発→午後に直島→夜は岡山か高松泊と旅程が組めます。

もしくは丸一日直島に滞在してじっくりと観賞したいならば、岡山か高松に前泊→朝のフェリーで向かう流れですかね。

現在、直島には4つの美術館、そして古民家を改装した“家プロジェクト”なる展示が行われていますが、
今回訪れてみた僕の個人的な意見では、予め観賞したい美術館や展示を絞りこんで、半日コースで十分かなと。

もちろん、1日掛けて全てを観賞して…というのもいいですし、とにかく関東からは前泊/後泊にしろ最低1泊2日は必要。

もう10年以上も嫁さんの実家がある宇野へ通っている僕から言わせてもらうと、宿泊は絶対に高松がいいです。

徒歩圏内に観るものが一切ない宇野や、後楽園程度の岡山ならば、讃岐うどんを楽しめる高松のほうが絶対にいい。

羽田空港までのアクセスが不便でないならば、高松泊にして飛行機で往復する方が、何かと便利だと思います。


とはいえ、僕らは直島観光が本来の目的ではなく、嫁さんの実家帰省が第一義なので、もちろん宇野から向かいます。

宇野港からは車ごと乗船できる定員:450名ほどの大型フェリーのほか、旅客のみ乗船できる小型船も出ています。

10年前に訪れたときは小型船に乗っていったのですが、今回はGWの混雑を考えて大型フェリーで向かいました。

当時からベネッセを筆頭にアートで名高い直島でしたが観光客はまばらで、そのイメージが強く残る僕らでしたが、

9時過ぎのフェリーに乗るため15分前に宇野港へ到着すると、まさかの大行列となっていました。ちょっと驚いたよ。

フェリーを運航する四国汽船の係り員さんたちも、メガホンを片手に整理をしながら、てんやわんや状態でした。

ほんと、大人気なんですね直島って。午後イチのフェリーなんて、団体客が乗るのか9時の時点で満員でしたから。


直島までは約20分とあっという間に到着してしまいますが、デッキに上がれば瀬戸内海の展望を楽しむことができます。

往時の勢いは見る影もありませんが、右手には宇野の代名詞的存在でもある三井造船のドックも眺められます。

現在では寂れ切っている宇野周辺ですが、日本の造船業が元気な頃は、三井造船の景気に歩調を合わせて、

ずいぶん賑やかな港町だったそうです。造船業がダメになり、瀬戸大橋の開通で四国への玄関口としての役割も終わり、

ただただ時代に取り残された町に落ちぶれたことを思うと、近年の直島の活況というのは目を見張るものがあります。
正直、これだけ宇野港から直島へ訪れる観光客がいるのだから、フェリーや列車待ちの間に立ち寄れるようなカフェや、

瀬戸内海の恵みを生かした食事処、道の駅的なお土産売場など、もっと能動的に動いたらいいのにと思いますが、

そんな気配は一切なく、ただただ指を咥えて待っているだけという、非常にもどかしい状況が続いているのが現状です。

直島のおかげで宇野駅の乗降客は飛躍的に上がったと思いますが、駅周辺でお金を落とすところがないもんなぁ。


   ●宇野港から大型フェリーに乗って直島へ向かいます。所用20分。往復で570円  


     ●宇野港から直島へ向かう途中、左手には穏やかな瀬戸内海の景観が楽しめます。



     ●宇野港から直島へ向かう途中、右手には三井造船のドックもみえます。



   ●おそらくドックに入る順番を待っているのであろう貨物船です。業界用語で“沖待ち”といいます。




さて、ここからが本題の直島です。先ほどから“瀬戸内海に浮かぶ小島”という形容を繰り返してきましたが、

実際にどのくらいかというと、“頑張れば徒歩でも全エリアを周れる、自転車なら楽勝!”といった大きさです。

大型フェリーが発着する宮浦港から時計周りに、“家プロジェクト”や“ANDO MUSEUM”のある本村港エリア

かぼちゃ”があるつつじ荘エリア→“ベネッセミュージアム”や“地中美術館”のあるベネッセハウス周辺と、

それぞれのエリアは徒歩で約30~40分といった距離で結ばれています。子連れでなければ、歩けなくもない。

ただし、坂道が多いので所要時間以上に疲れるでしょう。ベネッセハウス周辺はシャトルバスも出ているので、

徒歩とバスを組み合わせて移動するのが現実的だと思います。町内バスも、1回:100円で利用できるので便利です。

これくらいの距離感だとレンタルサイクルが最も適していると思いますが、今回は大型連休で大混雑だったので、

朝9時に宇野港に着いた時点で、「レンタサイクルの申し込みは〆切りました」というアナウンスが流れていました。

予めネットで予約ができるので、日程が確実に決まっているならば、予約をしておくほうが無難だとは思います。


では直島の“風景写真”を4枚ほど。完全に保存されているわけではありませんが、古民家がまだまだ残っていたり、

古民家を改装してカフェや食堂にしたりと、瀬戸内海の小島らしい鄙びた雰囲気は十分に感じることができました。

今回は古民家を再生した“家プロジェクト”には入りませんでしたが、ブラブラと歩くだけでけっこう満足できましたね。

ま、近代的な新築の建売住宅もたくさん混じってはいますが、そのあたりのアンバランスさも見方を変えれば悪くない。

あと、思っていた以上に海が綺麗でした。この海岸に座ってビールを呑みながらボケ~っとするのもいいかなと。

瀬戸内海だけに波もないし、小さな子供も安心して遊ばせることができますよ。姪っ子も砂遊びを楽しんでました。

それと、これだけアートで盛り上がっているとはいえ、ちゃんと漁協もあります。漁港には漁船も停泊していました。

ベネッセハウス周辺の高台に上って海を眺めれば、相当数の漁船が操業しているのがわかります。これは大事です。

漁協のHPによると、昭和36年から続いているハマチの養殖が盛んなようですね。香川県内でも生産高は上位とのこと。

しかし、漁協なのにHPを開設しているところが直島らしいですよ。宇野港のある宇野玉漁業組合はないもんHPが。


     ●本村港近くのバス停付近です。奥の古民家は民宿と食堂になっています。



 ●ANDO MUSEUM付近です。木が黒いのは防虫と防腐のためです。宇野付近の古民家も全部黒いよ



               ●つつじ荘付近の海岸です。とても綺麗な海でした。

 
             ●アートで盛り上がる直島ですが、もちろん漁業も盛んです。





そして、目玉となる“アート”へと進みます。今回訪れた美術館は『ベネッセ・ミュージアム』と『地中美術館』の2つ。

まず言っておかなければいけないのが、最も人気のある『地中美術館』の入館料がむちゃくちゃ高いということです。

大人1名:2000円(当日券)も掛ります。日時指定が出来るネット予約だと、機械使用料でさらに数百円増しです!

これまで世界中の様々なミュージアムに足を運びましたが、2000円を超えるチケット代は世界でもトップクラスです。

しかも、数多くの展示が並ぶベネッセ・ミュージアム(大人1名:1030円)と比べて、安藤忠雄設計の建物と、

モネ睡蓮×5枚ジェームズ・タレルウォルター・デ・マリアの空間を表現した展示室だけしかないので、

正直、とても割高に感じました。もちろん、展示は素晴らしいですよ。とくにジェームズ・タレルは衝撃的です。

でも、少ない展示のわりに入場者が多いので、ジェームズ・タレルの展示室に入るまで1時間近くも並びました!

あと、日本の美術館に行くたびにボヤいていますが、ここも当然ながら写真撮影禁止でした。ほんと、なぜだろう。

大英博物館でもルーブルでもメトロポリタンでもスミソニアンでも、フラッシュ止めやマナーさえ守れば、

好きなように写真撮影をすることができるのに、なぜ日本の美術館はここまで頑なに撮影禁止にするのでしょうか。

それと、GWのような大型連休は大混雑するので、予めネットで日時指定のチケットを入手するほうがいいですね。

僕らが訪れた5/4は、13時過ぎくらいで当日の入場整理券を配り終えていましたから。そのあたり要注意です。


美術館の他にも様々な場所、特に“つつじ荘エリア”では無料で一般開放されているオブジェなどが多数あります。

中でも有名なのが、草間彌生さんというアーティストが作った巨大な“カボチャ”のオブジェ。インパクトありますね~。

写真のつつじ荘エリアにある黄色カボチャの他に、宮浦港にも赤いカボチャがあります。宮浦港のほうが大きいかな?

何よりも面白かったのが、黄色のかぼちゃと記念撮影するために、皆さん自発的に列を作って並んでいるところですね。

しかも、揃って写るために、真後ろの人にカメラを渡して撮影してもらうというシステムまで出来あがっていました。

「列に並んで下さい」という看板があるわけでもなく、係り員が誘導するわけでもなく、これだけ整然と並んだうえに、

見ず知らずの人にカメラを預けて写真撮影をするところまで、何ら支障もなく当たり前のように出来るというのは、

日本人の素晴らしいところではないかと改めて思いました。ダブリン市民なんて、バス停でさえ並ばないからね!

そして、地中美術館に向かう途中にある“睡蓮の池”も良かったですね。もちろん、実際の睡蓮の池とは違いますが、

こうやって自分の眼で睡蓮の池をみたあとで、展示室で5枚もの“睡蓮”に囲まれると、不思議な感覚になります。

ただ作品を眺めるだけより、絶対に良いですね。これは素晴らしい試みだと思います。チケット代が高いだけはあるね。


      ●さきほどの海岸に展示されている巨大な黄色のカボチャです。  


            ●何も言われなくても整然と並ぶことができるのが日本人だ!



                 ●地中美術館へ向かう途中にある睡蓮の池




直島に続きまして、嫁さんの実家近くにある“みやま公園”を紹介します。イギリス庭園やドックラン、遊技場など、

とんでもなく規模の大きな緑豊かな公園ですが、僕らの目的はそこではなく、公園入口にある“道の駅”であります。

現在は“道の駅ブーム”で、全国各地の至るところに「道の駅」が雨後の竹の子のごとく続々と出来ていますが、

みやま公園の道の駅は平成8年オープンと、ブームに先駆けて開設されたそうです。なかなか先見の明がありますね。

地元で採れた野菜や果物、花なども売っていますが、やはりそこは宇野港近くだけあって、鮮魚がすごいのです。

所詮、道の駅でしょ」なんて侮ってははいけませんよ。もはや小規模の“市場”と似たようなレベルですから。

大小様々な種類の鮮魚カニ海老などがドーン!!と並べられていて、ものすごい迫力があります。

市場好きの僕としては興奮が止まらない光景で、嫁さんの実家に帰省するたびに必ず立ち寄るようにしています。


この辺りの“”といえば、まずは“ゲタ“と呼ばれる舌平目が挙げられます。煮ても揚げても、とても美味しい魚です。

岡山から横浜に引っ越して来た嫁さんは、近隣のスーパーにゲタが売っていないことに愕然としたそうです。

それくらい、地元民には馴染みのある魚であり、小学校4年生の姪っ子も「魚といえば“ゲタ”」というくらい大好物です。

それと、“渡りガニ”も有名です。帰省するたびに訪れる割烹では、三杯酢につけて頂く“酢のもの”として提供され、

これがまた絶品なのです。関東だと“ズワイ蟹”や“タラバ蟹”の影に隠れがちですが、こっちでは最もポピュラーです。

そして、瀬戸内海といえば“”ですね。“鯛飯”や“鯛そうめん”は岡山だけでなく、昨年の夏休み旅で訪れた愛媛など、

瀬戸内海沿岸の全地域の郷土料理です。やはり、姿が美しいですね鯛は。行事に使われてきたのもよく分かります。

嫁さんは関東に引っ越してくるまで“干物”を食べたことがなかったと言っていましたが、これを見ればよく分かりますね。


去年までは連れて行くたびに「魚くさい~」と嫌がっていた姪っ子ですが、今年は魚の種類などを質問してきたり、

素早く三枚おろしにする包丁さばきを飽きずに眺めたりと、ずいぶん喰いつきがよくなりました。成長したなぁ。

普段はスーパーの切り身しかみていないから、たまにこういった場所へ来て、しっかりとした魚を見るのは良いですね。

今回僕らは、もちろんゲタを購入して、煮つけにして頂きました。奮発して穴子も一緒に買って、焼き穴子丼にしました。

どちらもすごく美味しかったです!ほとんど観光ポイントのない宇野港周辺ですが、ここは絶対にお勧めです!


  

   ●ずらりと並んだ鮮魚の数々!高級魚のキンキもどっさりです。地元の買物客で賑わっています



      ●上の写真の手前にも奥にも、とにかく魚がたっぷりです!ほんと、興奮します!



          ●やはり、鯛は美しいですね~ しかも、でかい。きっと養殖でしょう!



 ●これが“ゲタ”です。見た目はグロテスクですが、とても上品で美味しいです。煮ても揚げてもヨシ!

 

         ●渡りガニも安い!これを三杯酢につけて食べるとむちゃくちゃ美味しいのです。





というわけで、本日は19時に帰社します。GWも呑み続けたし、昨夜も飲み会が終電までと、だいぶ飲んでいますが、

明日は当番出勤とはいえせっかくの金曜日なので晩酌しますか!たぶん、明日はそうとう暇だろうし、問題ないでしょう。

仕事の後は実家に帰ります。いつものお寿司屋さんで夕食だな。弟が東南アジアに行ってきたみたいなので、

お土産話を肴に日本酒を楽しみますか!つい数年前まで海外どころか1人旅さえ行ったことがなかったのに、

このところ長い連休があると、すぐに東南アジアへ行きますね弟は。これぞ独身の特権だよね。羨ましい。


それではまた。