牧野植物園 ~5 植物学者 牧野富太郎博士 | ~緑の木陰で、幸せな時を~

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札幌・宮の森 アロマ・ヒーリングサロン Green Arch 

 

牧野植物園シリーズをご覧頂いて有難うございます。
 
1日目のクライマックスをどうぞ。
 
 
 
高知はこの日、24度!
う~ 暑い!
 
太陽と植物園、一人旅、初高知など、熱くなる要素が幾重にも重なり、顔が真っ赤になっていました。

 

 

ま、まきの先生~~~  バクバク(心臓の高鳴り)

 

 

わ、わ、わ、、、 、 わ~~~

 

 

 

木々を抜けると、突然開けた視界。

そこに神々しくそびえる牧野富太郎博士。

 

周りを何羽もの蝶が優雅に舞う。

 

 

 

夢の世界に迷い込みました。

 

 

誰もいない空間、青く澄み切った空の下。

 

嬉しさで一杯になりながら、初めてのご挨拶をしました。

 

 

牧野博士の周りも、光輝いて。

 

 

フジバカマには、《旅する蝶》といわれるアサギマダラ。

 

 

雲の上にいるような感覚・・・

 

温かくて、透明で、柔らかい空間。

 

 

 
植物を愛し続けた牧野博士。
その愛情は計り知れない。
 
植物たちも博士を愛している。
 
今も、愛し愛され、見守り見守られ・・・
 
だから、ここは良い気に満ちている。

 

博士の魂は、この植物園にある。
 
目には見えないけれど、確かに感じる。
 
植物と人間の境界線は溶けて、生物同士の信頼、愛情、交信がそこにはある。
 
ここは、植物園の心臓=ハート。
 

 

牧野博士に、心の言葉でお伝えしました。
 
時空を超えて、博士に伝わったことでしょう。
 
私も受け取りました。
 

 

 

 

喜びの刻・・・
 
幸せな時間は、時計の針が止まるそうです。

 

 
人の気配にふと我に返って、記念写真を撮って頂きました。
 

 

 

牧野富太郎博士に強く惹かれるきっかけとなったのは、2012年に国立科学博物館にて開催された《植物学者 牧野富太郎の足跡と今》の展示でした。
 
 
展示品の書物や、植物学者でありながらその植物画の精密さにも驚きましたが、そこで求めた3冊の本から、博士の生涯、植物に対する並々ならぬ愛情の注ぎ方に驚きと尊敬を抱き、心を揺さぶられたのでした。
 
機会がありましたら、是非その本の《初代館長の小山園長のまえがき》もご覧ください。
 
小山氏が小学校5年生の頃、大垣市に疎開していてその周辺大垣、関ケ原、伊吹山の植物を採集し「牧野日本植物図鑑」の初版本で名前を調べていたそうです。
この図版を毎日読み見るのが楽しくて、とじが痛むほど愛用したそうです。
 
そんな中、牧野先生に植物の写生図や記載などを入れてお手紙を差し上げました。
偉大な先生なのでご多忙で、小学生に返事は下さらないだろうとお父様に言われても。
 
しかし牧野先生から、それに対し丁寧に図の悪い個所を朱線で直されたお返事が来たそうです。
 
別にお父様宛にもお手紙が届き、「ご子息は植物学を修めるのに非常に見込みがある…」と書かれていて、親子で恐縮したと。
 
それ以来、小山氏のご両親は植物学を勉強するに当たり力を注いでくれ、孟母三遷の教えのようにその後、牧野先生のご自宅へ通えるように東京への転勤をアレンジしたそうです。
 
大垣にいるときも、時々お手紙を頂きご指導受けたそうです。
 
そのような経緯で、直弟子として牧野先生がご逝去するまでお世話になったと記載されています。
そして、牧野植物園の初代園長に就任されたのです。
 
この《牧野富太郎先生との出会い》という文章を、初めて読んだ時のご縁がもたらすドラマチックな運命の驚きは今も消えることはありません。
 
 
 
その時、お手紙を出さなかったら、返事が来なかったら、ご両親が子供の興味に対し協力的でなかったら、引越しをしなかったら・・・ そこにはいくつもの分岐点があり、その都度、良い方向へ行く選択をしたといえます。
 
振り返って見れば奇跡のように思える一つ一つのことも、ある意味必然の流れなのです。
 
 
小学生で偉大な先生にお手紙を出すということは誰にでもできることではありません。
 
その最初の行動があったからこそ、その後の人生に繋がったのです。
なぜ行動できたか、そこには熱い想いがあるからです。
 
 
人によって、それぞれの想いがある。
 
小山氏の場合は、植物に関することが大好き、そのことをしていると最高に嬉しい、ワクワクする。そのワクワクの源、植物のことをもっと知りたい、確かめたい・・・・ 想いです。
 
 
 
想いが行動につながると、心配しなくてもその後も良い方向へ進んでいくのです。
 
私も人生の経験で学びましたから、皆様にお伝えしたいと思います。
 
 
小学生の時の行動がきっかけで、何十年の時を経て、牧野植物園の初代園長になったという結びは、人のご縁と好きなことに従うという直感、行動力の大切さを改めて痛感します。
 
牧野博士の年代を問わない植物を愛する人たちへの接し方、温かいお人柄、人との出会いがその後の人生を変えていくことをその文章が教えてくれます。
 
そして、牧野富太郎博士の人生も、稀有な生涯だったのです。
通常の感覚では考えられないような植物に関する研究費などで借金は膨れ上がり、困窮の暮らしをしていたのですが、それでも信念を貫き通した人でした。
 
私が惹かれるのは、そのような生き方とお写真の屈託のない笑顔です。
お若い頃も素敵な表情でしたが、年齢を重ねるごとに満開の笑顔が素晴らしいのです。
好きなことを極めて、愛する植物と共に歩む人生は、こんなにも無垢で温和な人になれるものかと。
 
普通は年を重ねると、特に男性は眉間に皺が寄って頑固そうな顔になっていく方が多いような気がします。
 
心底、喜びが滾々と溢れていて、それが表情や醸し出す雰囲気、お人柄に現れている。
お写真でも十分伝わってきて、こちらの気持ちも笑顔になる。
 
牧野博士は、植物と共に喜びある人生を全うした方です。
 
 

アロマテラピーインストラクター講座などでも、この本をご紹介しています。

 

カール・フォン・リンネは世界の分類学の父ですが、日本の植物学の父として、日本固有の植物の発見、学名の命名、膨大な資料と標本などの多大な功績を遺した博士。

 

アロマテラピー、植物を愛する皆様に、牧野先生のことをお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

長いブログをご覧頂いて有難うございました。

 

牧野博士から受け取った波動が新鮮なうちにお伝えいたします。

これが私のミッションの一つなのでしょう。

 

皆さまの心に何か響くことがありますように・・・ 願いを込めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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