【アドラー心理学】彼の低い自己評価だけに関わる必要がある | 心のコンシェルジュかずみんのブログ '

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自分自身の心との付き合い方、パートナーシップ、その他の対人関係全般をより良くする為のヒントや、楽しくなることなどをお伝えしていきます。

今日から新しいスニーカーを履こうと

楽しみにしていましたが

今日は降水確率40%、、、

晴れる日までとっておこうと断念しました。


さて、週末に受けた岸見先生の講演会続き




黒太字 岸見先生

普通文字 私の脳内


子どものライフスタイルという本は

アメリカでの症例研修の内容


子どもを大人の中に呼び出して、

カウンセリングをする会だが

子どもは初めて自分のことを真剣に

考えてくれる人がいる事実を

知ることが大きな気づきになった。


カウンセリング例 

マイケル12歳(リーダーに盗みをさせられた子)

「彼の最大の誤りはリードされることを、

あまりに好む」とある。この誤りこそ問題


リードされる目的は責任をとりたくないから。

→責任をとる勇気を持ちたくない

失敗したくなかった、

言われたことをやらなかったら嫌われる。


自分がリーダーになれる(責任も自分で持つ)


自分は自分を受け入れようと思えるように

なると勇気が湧いてくる。


自分に自信を持ってしまうと対人関係に

入らなければならなくなる。


対人関係に入らないために自分を好きで

いてはいけないと思っている人に

自分を好きになることを薦めるのは難しい

→少しずつ対人関係に入る援助をする(慣れる)


自分に価値があると思える時だけ、

勇気を持てる


親(上司)が子ども(部下)を叱ると、

叱られた人は自分に価値があると

思えなくなる。


悪意なく叱っていたとしても、自分はダメな

人間だと思い自分に価値があると思えず、

対人関係に入る勇気が持てなくなる。


「盗みの話はせずに、彼の低い自己評価だけに

関わる必要があるbyアドラー)」


問題行動に言及しない

→「やったらダメ」と言われたらやる。

→問題行動をして注目されることを学ぶ


短所ではなく、長所に目を向ける。

短所を長所に変換して伝える


親に短所を見せないと注目されない。

という状況になっていないか?

問題行動をしなくても注目してもらえる


適切な行動、行動だけでなく存在

(生きている)に注目

(次、必ず会えるとは限らない)


生きていることが他者に貢献していると思える

(行動でできる事が無くなっても、貢献している)

と自分に思えたら他者にも言える。


生きる悦びも、幸福も対人関係にある。

誰かとの関係を感じられた中で感じる事が出来る。


「今は勇気づけるしかない。

彼の問題について語ることは勇気づけに

ならないbyアドラー」


「予防の方が治療よりも需要であるbyアドラー」



リーダー格の子に言われるがままに

盗みを働いたマイケル君の話。

彼の最大の誤りは盗んだことではなく、

リードされる事を好むこと、とあります。


そのリードされたいと思う彼の

ライフスタイルについて大勢の大人が

話し合いをするのですが


この状況は一見、子どもが大人に

囲まれて緊張しそうな場面ですが


「子どもは初めて自分のことを真剣に

考えてくれる人がいる事実を

知ることが大きな気づきになった。」


とあります。

そして、やってしまった過去ではなく

自分の変えることが可能な

「ライフスタイル(行動の元になる考え方)」

についてみんなに真剣に議論されたら


あら?自分の問題だけど、責められずに

自分について真剣に話し合いしてもらってる!


と、嬉しくもあり、

また自分もメンバーの1人として仲間に

入った感覚の中で自分を客観的に見つめ直す

きっかけになるように思います。


盗みの話はせずに、彼の低い自己評価だけに

関わる必要がある(byアドラー)


問題行動に注目すると、また問題を起こして

注目を浴びようとしてしまう。

だからマイケル君の盗んだ行動ではなく、

リードされたい、と思うライフスタイルに

焦点をあてるのかぁ


この言葉に

うぉぉ!と1人脳内感激していました。


今日も応援しています♪