やるしかないんや、目の前のことを。一生懸命やっていたらなんとかなる。 | 心のコンシェルジュかずみんのブログ '

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自分自身の心との付き合い方、パートナーシップ、その他の対人関係全般をより良くする為のヒントや、楽しくなることなどをお伝えしていきます。

エレベーターに乗っている時、

年配の女性が話しかけてきた。

 

エレベーターを降りても話し続ける彼女。

自分の家までの帰り方、大阪市の制度を

使うとバス運賃50円で来られることなど

切れ目なく話し続ける

 

自己開示ハンパない

おしゃべり好きな人だなぁ

 

最初はなんとなく失礼するタイミングを

見計らいながら聞いていたのに

いつの間にか彼女の話に聞き入る私がいた



 彼女は50年間 本屋さんをしていた


若い頃、旦那さんが事故に遭い

半身不随になった時、

まだ小さな子どもが3人がいた。


子どもたちをみながら出来る仕事を、と

全くのゼロから本屋を始め

50年続けて子どもたちを大学まで

出した。

 

10年位前に夫が亡くなり、

閉店を決意。

その時には銀行からの借り入れが900万円。

それをパートのかけもちで9年で返済した

 

そして、今は障害がある個人経営者の方に

頼まれてその方の介助手伝いの仕事をしている

 

介助は午後からなので午前中は障害者施設で

ボランティアをしたり、本を読んだり、

勉強しにいったりとしている日々

 

本屋さんだったから本が好きなんですね。

そう聞くと


本屋している時には本読む暇なかってん。


だからいま図書館で借りて読書録つけてる

学校ろくに出てないけど知るって楽しいな。

いつまで出来るか分からんけど

楽しいから勉強してんねん。


嬉しそうに本について語る彼女は続けた。


実はな、父親が障害者でな子どもの頃は

ずっと「かたわの子」って言われててん。


それでも父親は一生懸命働いてくれて、

最低限の学校は出してもらった。

有り難いことやろ?


障害ある父親に育ててもらったお返しに

障害者施設にボランティアにいってんねん。

 

そしたらお昼ごはんたべさせてもらったり

いろいろよくしてもらってな、反対にこちらが

お金払わなあかんような気がしてくるくらいやわ。

 

彼女の周りに助け合いのポジティブな

流れが見えてくる。


思い切って年齢を聞くと、来月で80才に

なると言うびっくりパワフル


一生働くんや 年金ないのもあるけど

誰かと関わってないとつまらんやろ?


やりたいことをいつまで出来るか分からないし

大変なこともいっぱいあったけど

 

やるしかないんや、目の前のことを。

一生懸命やっていたらなんとかなる。

 

なんとかしてきた彼女の話を聞いていると

ニュースで流れる年金問題の話などで

知らず知らずに身につけた将来への不安が

力強さに変わっていく


そんな出会いでした。




※かなりパーソナルな話なので、出会った

場所など個人が特定出来そうな部分は

省略しています。



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