今日の京都7月15日(月) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。

今日、祇園祭は宵々山を迎えます。
歩行者天国も始まり、夜店もでます。祭ムード一色の京都四条周辺です。









さて、祇園祭を司る八坂神社の境内、本殿の裏あたりにこの季節、白い花が咲いているのをご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。

この白い花、槿で特に祇園守という名前がついています。



【木槿とは】



 ムクゲ(木槿、学名: Hibiscus syriacus)はアオイ科フヨウ属の落葉樹。別名ハチス、もくげ。庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。 
 和名は、「むくげ」。「槿」一字でも「むくげ」と読むが、中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読むことが多い。また、『類聚名義抄』には「木波知須(きはちす)」と記載されており、木波知須や、単に波知須(はちす)とも呼ばれる。『万葉集』では、秋の七草のひとつとして登場する朝貌(あさがお)がムクゲのことを指しているという説もあるが、定かではない。白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。
 出典Wikipedia

【八坂神社と白木槿(祇園守)】

白祇園守(しろぎおんのまもり) - 八坂神社の粽の代用とされる白祇園守は内弁があり、半八重咲と称します。この品種は、御茶事の花、生け花として、もとは源氏の武士の間で広く栽培されていました。 

古来から八坂神社とゆかりの深い花です。神社で授与される鈴つきの護符を「祇園守(ぎおんまもり)」と呼ぶことから、俗称を祇園守ともいい、神にゆかりの花として尊ばれてもいます。
八坂神社では、献花はすべて槿を飾るのがならわし。祇園祭には、「お花」と称して神前に槿を御饌花されます。
平安時代、木槿は邪鬼を払う卯杖に用いられたといいます。
木槿は 祇園祭のころ八坂神社の境内の一角に咲きます。





八坂神社の境内でお探しになられてみてはいかがでしょうか。本殿の後ろあたりに咲いていました。
また、「槿花一朝の夢(きんかいっちょうのゆめ)」という言葉があります。
白居易 「放言」の「松樹千年終是朽、槿花一日自為レ栄」からです。
これは、人の栄華は儚いということのたとえです。
「槿花」は植物のむくげの花のこと。
むくげの花は朝に咲いて、夕方には散ってしまうということからです。

実は我が家の家紋が「祇園守」なのです。たまたま、何年か前、八坂神社の社務所の横で、白木槿祇園守を授与していました。その時、購入しようとして持ち帰るのが大変だと思い、あきらめていましたら、友人が挿し木をしてくれました。

【祇園守紋について】



祇園守とは京都八坂神社のお守りのことで、元はお札を入れた竹製の筒守りを松の枝に紐で結び、歌を書いた短冊を下げたものです。竹製の筒はクロス状に配されて、飾りも派手になり祇園守りとなりました。
祇園守りは八坂神社が配布する蘇民将来符や粽を象った紋章で、牛頭天王を崇拝する信者に用いられた文様と考えられます。一方、クロス状に配された筒の紋が十字架に似ており、キリシタン大名や家臣が久留子紋を祇園守にかえて利用したこともあったようです。
その他、八坂神社を信仰する役者や芸人、歌舞伎役者が使用しています。

出典https://meimeihata.com/blog/home/topic-monyo/kibutucyoudomon/gionmamori/

祇園祭を束ねる宮本組の紋が祇園守と言われる紋なのです。



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今夜から宵々山で歩行者天国や出店があって、祭ムードを、いっそうもりあがりますね。前祭の山鉾の駒形提灯に灯りがともり祭のムードも高まってきました。
わくわくしますね。
祇園囃子に心も弾む、心地よい夕べです。

どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年7月15日(月)】(No.3528)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

祇園祭のひと月は
こちらをご覧ください。

【祇園祭のひと月】

https://www.facebook.com/groups/1666630253598530/permalink/3748649418729926/

○斎竹(いみたけ)建て/高橋町





長刀鉾の稚児が山鉾巡行の時に注連縄を切りますが、その注連を張るために葉っぱのついた青竹を麩屋町の町角に建てるのがこの行事です。古来、斎竹建は高橋町の役目とされてきました。
時間:午前4時30分
場所:四条麩屋町 

○生間流式庖丁/八坂神社
日本式庖丁道生間流に依る式庖丁が奉納されます。
主催:日本式庖丁道生間流
場所:八坂神社
時間午前10時

○伝統芸能奉納/八坂神社

祇園祭に各種の伝統芸能を奉納します。 
今様歌舞楽・一絃琴・琵琶・狂言・地唄舞・箏曲・尺八・詩吟といった多彩な各種伝統芸能が奉納されます。

時間15時~
場所
八坂神社

○ 宵宮祭/八坂神社

街が宵々山で賑わっていた15日の夜。八坂神社では本殿で宮司以下神職打ち揃って奉仕します。まず、祝詞の奏上があり、そのあとスサノオノミコト、クシイナダヒメノミコト、ヤハシラノミコガミの御神霊を拝殿に並べられてある三基の神輿にお遷しします。「宵宮祭(遷霊祭)」と呼ばれています。 
境内の灯を消し浄闇の内に舞殿に奉安の神輿に御神霊を遷し奉ります。
時間午後8時
場所:八坂神社 

○宵々山

夕刻、山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、祇園囃子が流れると祭りは最高潮を迎え、繰り出した人達で通りがいっぱいになります。
各町内の子供達もおそろいの浴衣で粽(ちまき)・御札・お守りを授与するお手伝いをします。



○いけばな展

祇園祭が最高に盛り上がる3日間、八坂神社前の祇園石段下から烏丸までの四条通りの有志のお店ではいけばなの名家名流が競い合うストリートギャラリーが開催しています。展示をされているお店の目印はアーケードの下にある看板の下「いけばな展バナー」です。ほっこりされたらちょっとお覗きください。

日程7月15日~17日
場所
四条通り・祇園石段下~四条烏丸の有志の各店舗

○ 祇園祭長刀鉾八坂神社参拝・提灯行列(〜7/16)

○ 盂蘭盆会施餓鬼法要(7/15)/三千院

○盂蘭盆会(7/15)/知恩院

○茶業繁栄祈願献茶祭(7/15)/平安神宮

○三門施餓鬼・解制(7/15)/天龍寺 
 
○ 盂蘭盆会法要(〜7/15)
/醍醐寺

○孟蘭盆勝会(〜7/15)/萬福寺 

○月次祭/(7/15)/上賀茂神社


○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)

○ 桔梗を愛でる特別拝観(〜7/17)/天得院

○ 嵐山鵜飼(〜9/23)/渡月橋付近

○宇治川鵜飼(〜9/30)/宇治川

○ 上七軒ビアガーデン(〜9/7)/上七軒歌舞練場

○ 叡山電車「青もみじのライトアップ」(〜8/15)

○ 七夕笹飾りライトアップ(〜8/15)/貴船神社

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