女神の教え | みやこのこのみ

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ライター&ライフスタイルコーディネーター、前川みやこのブログです。
日々の生活の中で、心にピピッと響いたもの、こと、ひと、ことばなどを
つれづれなるままに書き綴ります。

数日前のことだ。

仕事を終えて家に帰ると

リビングのソファに母親がへたり込んでいた。

 

泣きそうな顔で

「左足の付け根が痛くて、歩けない。足も曲がらない」

 

えええええ〜っビックリマーク

階段から落ちた?

庭で無理して草取りでもした?

張り切って体操し過ぎた?

いろいろ聞いてみたが、何も心当たりがないと言う。

昼寝して目が覚めたら、歩けなくなっていたのだそうだ。

 

骨折神経痛肉離れ、何かの病気

いろいろ考えられるが、取り敢えずは整形外科だろう。

しかし、私は整形外科を全く信用していない

まずレントゲンを撮って、もし骨に異常がなければ

痛み止めの薬湿布薬を出すだけに決まっている。

「年を取ると、あちこち痛くなるんですよね〜」

なんて、医者にあるまじき言葉にムカつく自分が目に浮かぶ。むかっ

 

で、すぐに頭に浮かんだのがこの方だった。

 

 

高尾良子先生

『タカオ・セルフケア・メソッド』という

いわゆる『自力調整法』を提唱、指導している方である。

 

もともとは、グラフィックデザイナーで、

私と同じ世界で仕事をされていたのだが、

医学書づくりやストレッチなどの運動本に携わる内に

自分の体を知って、自分で不具合を調整する

ということに興味をもち、導かれるようにこの世界に入った。

骨、筋肉、血流などの全身の仕組みや西洋医学の理論

整骨に関する知識はもちろん、

ヨガストレッチなどの運動系に至るまで独学で習得。

様々な資格を取得して、

『タカオ・セルフケア・メソッド』を編み出した。

 

人の体は一人一人違うので、

決められたエクササイズでは問題は解決しない。

体の不具合は、その人の日常生活の悪い習慣(クセ)からきている。

体はつながっているので

そのバランスを整えて初めて不具合が解決される。

 

そんな独自の理論……でも、実に理にかなった考え方からくる

自分の体を知って自分で治す方法が口コミで広まり

目黒赤坂で開催されているグループレッスンのクラスは

とても人気が高く、いつも満杯なのだ。

 

 

さっそく高尾先生にお電話をして、母親の状態を説明した。

左足だけが動かないこと。

足の付け根、股関節の下の太ももの内側と、

裏のお尻の下あたりがものすごく痛くて足が動かないこと。

母親は60代の頃に薙刀(なぎなた)の講師をしていて

足腰は強く、柔軟性もあるということ。

などを話すと、

「それは間違いなく足関節に原因がありますね」

と即答!クラッカー

 

足関節を回すやり方と

太ももの内側の筋肉のもみほぐし方

太ももの筋肉(大腿四頭筋)を叩いてほぐす方法

などなどを伝授してくださった。

 

足関節なんて、痛がっている部位とは離れた部分なのだが

足は、股関節から膝、足首、足とつながっている

母親の場合は、薙刀で踏み込み足だった左足

長年、偏った荷重がかかったせいで

足関節のアラインメントが崩れ、そのストレス(歪み)

膝、股関節、腰などに連鎖しているのだと言う。

 

腰痛の原因は足関節が多いのだそう。足関節調整は大事!

 

なるほど!

そういえば、数年前まで膝に水が溜まっているとかで

何回か水を抜きに、外科に通っていたのを思い出した。

「水を抜くのもよくないの。問題の解決にはならないし」

ああ、あのとき先生に相談していれば……後悔先に立たずである。

 

藁にもすがる思いで、さっそく足関節や大腿四頭筋など

教えていただいた場所を、回したりもんだりした。

 

すると、足の曲げ伸ばし、上げ下げすらできなかったのに

すぐに足が曲げられるようになったではないか!

「あら、動く!」

母親はビックリ!

施術した私はもっとビックリビックリマーク

 

実際に患者を診なくても、

その状態と、これまでの体の使い方や生活ぶりを聞いただけで

見事にその原因を見抜いた高尾先生。

先生が実際に施術したわけではないが、

その言葉は、私や母親にとって女神の言葉だった。

よく『ゴッドハンド』というけれど、

『ゴッドハンド』は自分自身の手なのだ

女神は教えてくれたのだ。

 

図解で体の中の仕組みを教えてくれます

 

高尾先生のレッスンでは、

頭のテッペンから足の先までつながった人体の構造や、

どんな姿勢、生活がどこに緊張を生むか

などを教えてくれる。

だから、不具合の原因が理解できる

調整の方法も、ただ単にテクニックとしてではなく

頭でもちゃんと理解できる。

だから、自分にあったやり方で、自分自身でできる

 

硬かったり痛かったりすると

とにかくそこを動かせばいいと思っていたが

実は楽な方、違和感のないほうを動かすのが改善法

ということも、目からウロコの高尾理論だ。

 

 

「左右同じ回数をやる必要もないの。

ただ、毎日動かすこすこと。

毎日やることが、元気になるいちばんの近道なんです

 

若い頃は、とにかく体を鍛えることに夢中になり

筋肉痛こそ明日のパワー! と思って頑張っていた私。

過緊張はリリースしないと、とんでもないツケが回ってくる

母の痛そうな顔を見て思った。

 

骨盤背骨のことなど

高尾先生から教えていただきたいことはたくさんある。

毎週通えるかちょっと不安であるが、

この機会に、自己調整法をしっかり覚えておこうかと

本気で考えています。

 

あ、ちなみに母親は

現在、何事もなかったように元気に動き回っております。合格

 

ベル『タカオ・セルフケア・メソッド』ホームページ

http://www.takao-scm.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

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