毎年1月にドイツのケルンで開催される
世界最大級の家具見本市『ケルンメッセ(ケルン国際家具見本市)』や
パリで開催される『メゾン・エ・オブジェ』など、
いよいよインテリアフェアの季節の到来だ。
フランスのインテリブランド『ligne roset(リーン・ロゼ)』も
毎回広いブースに新作を揃え、話題を呼んでいる。
今年の見本市の様子は、改めてこのブログでもご紹介しようと思うが、
昨年のロゼ社の展示の中で、最も注目を浴び、
私もずっと気になっていたソファがある。
その名も『PRADO(プラド)』
とにかく、この革新的で自由なデザインご覧ください。
上に乗ってる不思議な形のものは何?
これって、ソファなの?
そうなんです。
ソファと言えば、座面と背もたれが合体したもの
という常識をくつがえして、
このソファは、背もたれが独立して自由に動かせるのですよ。
「でも寄りかかったら動いちゃいそう……」
と、不安になるかもしれないが、
ご心配には及びません。
この背もたれ(背クッション)はとても安定感があり
体を預けても、よほどのことがない限り、
ずれたり倒れたりしないのだ。
だから、ラグの上に背もたれだけ置いて、
床に寝そべることだってできるし、
こんな風に、自分の好きな向きに座ったり、
足を投げ出したりすることができる。
ソファの置き場所や向きに悩まないでよい
というわけだ。
それに、
ベースの座面は、サイズが200㎝×100㎝
背もたれをとってしまえば、
ベッドとしても使えるじゃないですか
もちろん、ベースと背もたれの色やファブリックを変えて
自分だけのソファをデザインすることもできる。
これだけ機能性に優れているのに
固いイメージがないのは、ベースの座面が厚すぎず、
フォルムが優しいからだろう。
足も目立たないので、
ソファ特有の重たい感じがない。
そして今年2015年、嬉しいニュースが!
このソファ『PRADO』が
ドイツ国内で最も優れたデザインを選定する、
『German Design Award 2015』のHome&Design 部門で
なんと金賞を受賞したのだ。
『German Design Award 』というのは、
The German Design Council(ドイツデザイン評議会)が
毎年開催しているデザイン賞で、
指名(ノミネート)を受けた作品だけが
受賞候補として参加できるというもの。
ノミネートされるだけでも難しいという狭き門で
その審査の厳しさゆえに、
『賞の中の賞』と呼ばれているそうだ。
『PRADO』をデザインしたのは、
ドイツ人のインテリアデザイナー、
Christian Werner(クリスチャン・ウェルネール)。
1959年にドイツのベルリンで生まれた。
ベルリンとハンブルクで工業デザインを学び
1992に独立して、ハンブルクにデザインスタジオを設立して活躍している。
ロゼ社とのコラボ作品には他に
キャビネットシリーズの『EVERYWHERE』や『Slim』などがある。
ちなみに『PRADO』とはスペイン語で『草原』の意味。
「ソファの上では、自由であって欲しい
という気持ちを形にしました。
多くの時間をPRADOの上で過ごして欲しい」
と、ウェルネール氏が語るように
草原の中にいるような
のびのびとしたな心地よさを思わせるソファだと思いませんか?
現在、リーン・ロゼの一部のショールームでは、
『PRADO』の受賞に合わせて、輸入モデルを展示中
(輸入数に限りがあるので、展示の有無は各店舗にお問い合わせください)
是非この機会に
デザインと座り心地の良さを体感してみてください。
前川みやこはリーン・ロゼ社ブランド・アンバサダーです。
http://www.ligne-roset.jp
ligne roset FAIR開催中(2月1日~3月31日まで)
「TOGO」の限定ファブリックが特別プライスで。詳しくはこちらで!
キッズモデルコンテスト・グランプリ発表
http://www.ligne-roset.info/kidsmodelcontest/
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