「でもやしかし、こういった接続詞があなたの買い時を邪魔してる」
と、某予備校の先生が眉間にしわを寄せて言っているCMが
数年前に話題になっていた。
次に来るセリフ
「じゃあいつ買うか……今でしょ!」
で、流行語大賞みごと受賞~~~!
でもこの接続詞、
知らず知らずに使っている人がとても多い言葉の一つだ。
お~っと、私もうっかり使ってしまったわ
接続詞は、
『順接』……「それで」「だから」など
『逆説』……「でも」「だけど」「しかし」など
『並列・追加』……「そして」「また」など
『対比・選択』……「または」「それとも」など
『説明・補足』……「ただし」「つまり」など
『転換』……「さて」「では」など
などに分類される。
逆説の『でも』は、
前の文脈と相反する事柄を導く……早い話が反論だ。
例えば、よくある友達同士の会話。
A子「明日10時に駅集合でいい?」
B子 「でも、早くない?」
A子 「じゃあ、現地集合にしようか」
B子 「でも、場所がよくわからないんだよね」
A子 「地図をメールするよ」
B子 「でも、他のみんなは大丈夫なの?」
A子 「……!」
こうやって活字で読むと、
B子は相手の意見にいちいち反発する
困った性格の子としか思えない。
しかし、実は本人には全くそんな意識はなく、
会話の頭に「でも」を付けてしまうクセがあるだけなのだ。
だから、それが大きな誤解を招いていること
相手を不愉快にさせていることに全く気付いていない。
A子は、何を言っても反論されて
いい加減、話すのも嫌になっているというのに……。
B子の気持ちになって、よ~く見てください。
この会話、
「でも」を外してもちゃんと成立するのですよ。
相手に不快感を与えることもなく……。
A子 「明日10時集合でいい?」
B子 「早くないかな?」
A子 「じゃあ、現地集合にしようか」
B子 「私は、場所がよくわからないんだよね」
A子 「地図をメールするよ」
B子 「他のみんなは大丈夫かな?」
A子 「じゃあ、全員に送っておくね」
ほらね
本当は、みんなのことを気遣う細やかな神経を持っているのに、
「あの子、何言っても文句ばっかだからめんどくさいよね」
などと友達に煙たがられているB子さんタイプの方
早く、「でも」の口癖を直しましょうね。
前川みやこはリーン・ロゼ社ブランド・アンバサダーです。
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