三宅洋平 オフィシャルブログ「三宅日記」
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2019年04月16日(火) 12時51分06秒

HIKARIPPA 2019 己亥 「DJ光」

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DJ光は、僕が23歳の時に東京で出会った「あ、D Jって格好いい」と心底思わせてくれた最初のDJです。いや、その前にも思い返すといろんなDJと出会っているんだけれど、やはりDJ光という「体験」を経たか経ないかで、僕の音楽史は紀元前と紀元後なんです。犬式メンバーもみんな、東高円寺GRASSROOTSでの彼のプレイから様々な音楽的インスピレーションを受け取って育っています。
 
今や、フリーフォームなDJとして日本を代表する存在になっていますが、光くんがかける音は、それがなんであろうと、あの当時僕らが受け取った、悪くてフリーキーで振り切れててユニーク、ジャンルを超越した「REBEL」、それでいて根底にお洒落な「乙」の心と、奄美育ちの「海の風」な感じは、いまだに何も変わっていません。
 
REBEL(反逆の)×URBAN(都会的な)×NATURE(野性)。本人は一切意識していないジャンルだと思いますが、もはや存在がアーバンパーマカルチャーです。都会に生えた野生のパイナップルの爆弾。
 
東京時代の「徹頭徹尾」「nbsa+×÷」、沖縄時代の「残波JAM」と僕が開催するビッグパーティには常に出演してもらって来ました。また、2013年、2016年と2度の選挙フェスにも快く駆けつけてくれた、無愛想なようでいて心やさしき兄貴でもあります。
 
2016年、3年前になりますが、沖縄にいたころの最後の仕事が、DJ光のミックスをリリースすることでした。この後、急転直下で2度目の選挙に出ることになり、気がつけば沖縄を離れることになっていました。
 
そのころに書いた、ミックス用の紹介文を再掲載しておきます。今年も、吉備の奥深い山へ、DJ光を招く日を迎えることができて光栄です。また、たくさんの地元有志たちが協力をして、里山再生の一環として、こうした限界集落にパーティの灯火とクリエィティブな風をもたらすことができることを、とても仕合わせに感じています。YAAAAH MAN !!!!!!
 
↓↓↓
 
 
【21世紀初頭、東京のラグタイム】
 
新宿から地下鉄に乗って10分程度、地下鉄丸ノ内線「東高円寺」駅を降り、青梅街道沿いから入って直ぐの小さな三角ビル。狭い螺旋階段を上った2階の10坪ほどのバースペース。かつて90年代に東京のレゲエバーのメッカとして語られる「ナチュラルミスティック」が其処にあった。6年続いたお店を店主が閉じた時、20代前半のスタッフだったQ(キュー)は、その場所を引き継ぐことにし「Grass Roots」と名付けた。
 
以前のレゲエ色からさらにQの多様な音楽志向・空間センスを反映させた店は、全国津々浦々、アンダーグラウンドシーンのあらゆる才人たちが引き寄せられる小さな宇宙へと成長していくことになる。ここでの出会いと刺激、音、センスに染められ、アーティストとして世に出て行った者は数知れない。23歳の時(2003)に、毎週金曜をここでバイトした時間は僕にとっても財産だ。
 
そのQとは同じ年齢、奄美・徳之島出身のDJ光(まだDJを始めて間も無い頃)は近所に住んでいて、開店当日から店に入り浸るようになり「暗闇の中で漫画を読んでいた(Q)」という。この2人が出会い、それぞれのレコードアーカイブを合一させるようにして店のレコード棚が出来上がっていき、そこからDJ光という日本を代表するDJの独特なフリーフォームが完成されていくことになる。「ALL GOOD MUSIC」どんなレコードも彼のプレイに組み込まれるとジャンルを超越して自由に羽ばたいていく。Qと光が交互にレコードをチョイスする夜は、若いバンドマンだった僕やメンバーたちにとってまさに「Grass Roots 音楽大学」だった。
 
2009年、僕は犬式第1期を走り抜けて活動を停止しソロ活動を模索していた。DJ光はもはや不動のポジションを築いて全国を飛び回り、そろそろ東京を離れて南方回帰、沖縄へ拠点を移そうとしていた。アパートを引き払った彼は、東京滞在の最後の半年間、離婚したてで部屋に余裕があった僕の杉並の一軒家に居候することになる。
 互いに多忙なので、何日も顔を合わさないこともあるユルい共同生活だったが、ツアーから帰ると時折、CDRと1万円札が台所に置いてある。
「家賃の代わりか(笑)」
 
CDRの中身は当時、毎週月曜にDJ光がレジデントを務めるGrass Rootsでのイベント「月光」におけるプレイの録音物。「アーリータイム」とか「ひまなときに」、「けっこう本気」「Re-EditDisco」などといったタイトルがマジックで書き殴られていた。これは何よりのお土産だった。「昨晩のDJ光」が録りおろしで家で聴けるのだから。
 
およそ半年、我が家のコタツを居場所としていたDJ光が沖縄へ旅立った時、僕の手元には10枚くらいのCDRが残っていた。家賃は5週間おきに1万円くらいしか払わなかったけど、別に構わなかった。「将来、こいつをリリースすればいいさ」などと冗談めいて言っていたものだ。
 
あれからもう直ぐ7年の月日が経つ。
 
気がつけば僕も沖縄に暮らして5年になり、此処でハイサイレコーズというレーベルを営むようになった。いくつかのミックス作品をリリースしたのち、CDケースの奥からこの当時のCDRを引っ張り出して近所の居酒屋にいるDJ光を訪ねた。
 
「光くん、あんときの家賃シリーズを音源化したいんだけど」
「基本的に好きにしていいよ」
 
ということでセレクトに入り「どのDJ HIKARU MIX CDの既発作品とも被っていない内容のもの」として選ばれたCDRには「ラグタイム」と書いてあった。
 
テクノやハウスをかけ倒した夜のピークタイム、まるでそのルーツを掘り返すかのように往年のロックやジャズを盛り込んでくる特有のスタイル、まさに「光のロックな時間帯」のカットアップになっている。DJ光には「あー、サンタナってハウスなんだなぁ」と感嘆させる魔力がある。
 
ラグタイムとは、19世紀末から20世紀初頭、クラシック音楽の手法や楽団編成が黒人音楽と融合して「Ragged Time(遅れたタイム感、テンポのズレ)」つまりダウンビートを強調し、より大衆的な酒場などでの楽しみとして、ジャズやポップス、ダンス音楽へと変化していった初の軽音楽のスタイル。まさにうってつけのタイトル。この盤をかけると、あの当時のGrassRootsの濃密でワイザツで文化的な一夜の空気が彷彿と蘇る。
 
ー10坪のフロアにひしめく「乙」者たちと、DJブースの魔王。そしてバーカウンターから音の鳴る茶室に気を配る、利休のようなQー
 
三宅洋平(HAISAI RECORDS) 
 
 
 
DJ光(BLASTHEAD)
 
日本中のおもしろパーティをトビ廻るDJ。ゆるい次男。ネコ好き。高円寺の人間交差点こと〈GRASSROOTS〉のハコ番を経て、沖縄へ移住。大規模な野外フェスティバルや、大バコで海外アーティストのサポートからアンダーグラウンド・パーティーまで、どんな現場でもこなしてしまう現在もっともパーティ・シーンから厚く信頼されるDJだ。ダブ、レゲエ、ヒップホップ、ソウル、ファンク、ディスコ、ブレイクビーツ、ハウス、テクノ、ジャズ、ロック、アンビエント、様々なワールド・ミュージック等々、「フリー・フォームを超えたフリー・フォーム」と云われるほどの自由な在り方で、古今東西縦横無尽にジャンルを超えてオール・ミックス。独自の解釈でいとも自然に混ぜ合わせ、聴く者を 引き込んで行ってしまう彼のプレイは誰にも真似出来ない。当然その音楽性は浅く広い訳ではなく、「深く広い」また、1997年よりDr.TETSUとのユニット、「BLAST HEAD」としても活躍。1999年から2000年までに1st/2ndアルバムをリリースし、CHARI CHARIやボアダムスのEYE等に絶賛される。2001年に彼等自身でfree handレーベルを立ち上げ渾身の傑作3rdアルバム「head music」をリリース。ジャンルを飛び越えたまさしくフリーな音楽観溢れるヴァイブを放つマスターピースとして広くシーンに浸透し、CHARI CHARIやCALMのコンパイルCDにもライセンスされた。続く2002年にリリースされた4thアルバム「Landscape」で、さらに自由度の高い音楽性を提示。更なる広い音楽ファンを魅了する。2004年にはUAのアルバムで1曲プロデュースや、光はREBEL FAMILIAのREMIX、RIBERTHのミックスCD等を手掛ける。そして2007年に5年ぶりのアルバム「Outdoor」をリリース。2009年8月5日には、結成12年にして快進の6枚目となるフル・アムバム「NU ISLAND」をリリース。多数のDJやクリエイター、パーティー・フリーク、クラブ・ミュージック・ファン達に厚い信頼得て認知される。2012年には公式DJミックス作品「HIGH PSY」が何と世界リリース、2013年には日本の音源を使用した「COUNTRY OF ORIGIN: JAPAN」、2015年にはTHA BLUE HERBのフロントマンとして活動してきたtha BOSSの客演集DJミックス作品「BORDERS」、KENICHI YANAIとのプロジェクトHIKARU meets KENICHI YANAIのアルバム「EASY LISTENING?」のリリース、三宅洋平主催のHAISAI RECORDSから「OKINAWA ZANPAJAM MIX」のリリースと精力的に活動を続けている。今年に入り「Ragtime」、「OK? Tropical Ghetto dub -FOR ARIWA-」をリリース。
 
THA BLUE HERBのMC、tha BOSSが客演したナンバーをDJ HIKARUがミックスした(NATALIE)
 
 
 
“HIKARIPPA 2019”

4/20(己亥 弥生十六夜)(土)@赤磐・いきどまり
Open/Start 22:00
Entrance ¥2500-

-DJ-
HIKARU (BLASTHEAD from 沖縄)
MKY(犬式)
Kazoos(SUN LIFE from 鳥取)
TEE-KAY(from 玉野)

-SOUNDSYSTEM-
HAMASTAR

-CANDLE-
tatto

-BAR-
BAR HIKARIPPA(with Abee from BAR Cheeky 東京・吉祥寺)

-FOOD-
ラガー食堂
光っぱ食堂


NOTICE
・ 開催場所は標高380m、夜間はかなり寒いので防寒具を忘れずにお願いします。
・ テントを持参の方は1張(500円)を入場の際にお支払い下さい。(先着順約20張)
・ イベントスペースに限りがあります。張る場所がない場合ご容赦ください。
・ Partyは夜間に行われます。駐車スペースから会場まで夜道を歩きます、懐中電灯をお持ちください。
・ 岡山の中山間地域で、ご高齢の方が多く住まわれ、人以外にもタヌキ、イノシシ、シカ、テン、フクロウ等、
色んな生物が住んでいます。車のスピーカーボリュームを少し下げて、安全運転でお越しください。
・ 会場に着いたら、後はDJに任せ、踊るだけ!Hikarippa!

◼︎お願いです!!◼︎
道沿い右側、縦列駐車でお願いします。
地元の車が通れるように配慮をよろしくお願いします。
 
2019年04月11日(木) 12時33分18秒

食べるだけの人から、作る人へ。

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遺伝子組換え作物にあなた自身も、大地も蝕まれてしまう前に、種を蒔き自分で育てる力を身につけよう。
 
やってみると、どんどんハマります。
食べ物を栽培するって、運動だし瞑想だし学習だし、報酬は根源的な価値だし、って事で、なぜ皆さっさと始めない??と思います。都会でもアスファルト引っぺがしたら、できます。プランターでも、できます。(東日本では放射能の土壌ベクレル測定をやってね。)
 
人間が大地とのつながりを意識の奥から取り戻すことは、人類の生活がもたらす甚大な「無意識の破壊行為」や、色んな社会問題の解決における、根源的な要素。
 
食べるだけの人から、作る人になる。
 
言うだけの人から、動く人になる。
 
社会の3割くらいの人がこれを実践したら、日本は面白い国になると思います。
 
九州一個分、打ち棄てられた管理不能、所有者不明の山林。
埼玉県1個分の、耕作放棄地。
 
これらが全て、メガソーラーなどの巨大電源や、核の最終処理施設にされてしまう前に、都会に集中しすぎた才能たちが、総限界集落状態と化した日本の地方の里山再生に、駆けつけてくれることを切に願っています。
 
移住のみならず、まずは行ったり来たりでキッカケを作りたい人など、ここ5年で1つのムーブメントになっていくと予測しています。都市部の自然再生も、1つの流れになっていくと思います。
 
生きる力と自然との繋がりを取り戻すライフスタイルへ。
 
ってことで、まずは!
ハルサー ハルサー 種を蒔けー
栽培しよう 世界中で
 
#100万人のタネ蒔き運動 

 

 

三宅商店の春のタネラインナップは、冨田貴史経由、ソウシ君ラインで決定しました。アドバイスに感謝、ありがとう!

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ビギナーには、この本が確実におすすめ。

蒔き時から、間引き、収穫、採種まで、絵付きでわかりやすい。

『自然農・栽培の手引きーいのちの営み、田畑の営みー』

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弥生七日、

食べ物を作るってのは料理の延長だと思う今日このごろ、

 

台所に近いところの小さなスペースでも利用して、

スパイラルガーデンなど作ってハーブやクレソンを自給するなど、

いかがでしょうか?

 

心にも、効きまっせ。

TPPにも、効きまっせ。

 

  

 

 

 

2019年03月06日(水) 12時22分39秒

「食べる母乳」「セックスミネラル(精子の原材料)」ミネラル豊富な古代アーモンド

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日本国内に流通するオリーブオイルの劣悪さにショックを受けたイタリア人が作り始めたオリーブオイルブランドの古代生アーモンド。

 

 

ハーバード大などの研究チームによる最新の研究では、現代病の12因子として、アルコールや喫煙、高血糖、高血圧、大気汚染、家庭の空気汚染、などと並んで「現代人がナッツ(木の実)類、フルーツをあまり食べなくなったこと」が挙げられている。
 
つまり原始時代のバリエーション豊かな狩猟採集の食生活(ミネラル、タンパク質豊富)から、収穫穀物を主体とする血糖値上げて生きる「糖分」依存の食生活になったわけだが、実は農耕が始まってたかだか何万年の時間では、DNAレベル、細胞レベルでその変化に対応できていない。そのバーション1.0の身体が、農耕時代以降の食生活に悲鳴をあげているのが、様々な文明病、現代疾病の複合的な要因の1つになっている可能性が高いと指摘されている。
 
上記の研究チームは、実は狩猟採集時代の「原始人」の方が、栄養状態が農耕時代の人間より良かったことも突き止めている。
出典:『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』ジョン・J・レイティ(医学博士・ハーバード大 医学大学院 臨床精神医学 准教授)
 
ちなみに縄文人は1回の食事で4000回くらい噛んでいたけれど、現代人は600回くらいに落ちているという研究もある。咀嚼が脳に与える好影響を考えれば、縄文人の方が頭の回転も、感性も、そしてもちろん運動能力も高かったと想像できる。パイセンたち、凄かったんっすね!
 
生アーモンドは数時間から一晩くらい、浸水させて(ローフード界隈、スプラウト発芽好きの間では「リンスする」とか言うけど、途中1回くらい水を替えるとなお良い。玄米もだけど、元気な種子ほど呼吸をしているので、水がブクブクになり、玄米独特の匂いも水に移る。)プルプルの食感のものをそのまま食べる、サラダに乗せたりソースやペーストしたりなど料理に使う。「食べる母乳」と呼ばれる意味がわかる。
 
ローストアーモンドは食味が良いのだが、市販のものはローストしてから時間が経っているので、酸化が進んでいる。その観点から言えば、少なくとも「国内ロースト」の方がマシだと言える。
 
古代アーモンドは、品種改良のなされる以前の、ローマ時代から食されてきたアーモンドの原種。栄養価が損なわれたり、偏ったりしていない。スペルト麦(古代麦)みたいなもの。収量や食味の向上のために何十年、何百年と品種改良の進んだ穀物(=非自然)を食べることが、アレルギーや現代病に原因しているのではないか?という研究も存在する。
 
DNAの修復に必須なミネラル「亜鉛」も豊富に含んでいる。亜鉛は別名「セックスミネラル」とも呼ばれる。精子の製造に深く関わる。確かに水で戻したアーモンドは「精子の原材料!」って感じ。だからこそ!遺伝子組み換えや農薬に注意。

 

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2019年02月14日(木) 13時10分22秒

(memo) 7W電球と蜜蝋燭

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(memo)

先日訪ねた、島根の炭蓄電池「TANDEN」を搭載した可搬式常備灯システム「くえびこ」が、50Wソーラーパネル1時間の充電で7W LEDを5〜10時間点灯させていたので、とりあえず7W LEDを買ってきて、活用を考える。

 

 

思ったより明るい。788lm。
これそのものが読書灯にもなる。
リビングライトのような煌々とした使い方には暗い。

LEDの突き刺さる光線が苦手なので、ランタンに入れてなお明るいので、さらにカーテンで二重に巻いた。
暗いけれども、夜の表情は豊かになった。概ね、これにロウソクで楽器でも弾いてりゃ、夜はもうそれでいいのだ。本来は。

 

何れにしても、TANDENを36台ほど繋いで60W電球をつけていたので、それくらいあれば、7Wを複数個つけて広い古民家のトイレや風呂も照らせるだろう。

 

日本の山間部の材料で作れて、半永久的に使える炭蓄電池×1〜2枚のソーラー×小型風力×雨水発電(状況に応じて選択)。こじんまりとしたオフグリッドは可能になる。炭蓄電のエネルギー効率が上がれば、その分だけ小型化していくだろう。

 

DIYでリペアの効くレベルの設備による、電線からの独立は、地域から逃げ続けてきた電気代の域内流動を促す。同じ1万円札も、域内で1周するのか3周するのかで経済規模が変わる。

 

長い電線による「漏電」は日本で年間に原発6基の発電量に相当する。

 

もちろん、災害時には大きく力を発揮。この「くえびこ」は、先般の西日本水害でも総社市などで活躍した。USBコネクタも付いてる。

 

ともあれ、オフグリッドを突き詰めた館作りを想起しながら、7Wと蜜ロウソクの中にいると、7Wすら要らない気になってくる。そして個人的には、オフグリッドを突き詰めて考えていくと、確かにティピに焚き火で星空の下に夜を過ごすのが最も精神的に快適だろうと行き着く。

 

土蔵をうまく掘って非電化冷蔵庫で良いし、畑がそこにあれば食材は生えているし、洗濯は川で。そんな川が守られていれば、それが一番豊かだろう。足踏み洗濯機の可能性をもう一度、追求するのも良い。GEN-NAIという非電化製品のメーカーとか妄想せる。カナダのYregoも一度、使ってみたい。

 

沖縄で台風の停電に閉じ込められた数日間、太陽という照明だけを頼りに暮らす感覚が面白くて、復旧してもしばらくの間、通電させずに暮らしたのを思い出す。パネル一枚で、既存ネット社会との窓は充分に保たれた(WIFIのある限りにおいて)。

50Wパネル1枚のくえびこ灯から想起すると、日本の家庭の平均電気消費が4〜9Kwだというのは、異常な量だ。

夜を豊かに照らすのは、闇なのに。

 

そんなことを思いつくままにメモるのは、スマホ。ここは過渡期の學びの舎。思い描く世界に近づけるためのイメージの共有は、進行形のミッション、と腹くくり。

 

しかしいずれ、いや今も時に、満天の夜空に解き放たれよう。

 

今求められるライフスタイルの変化。自己革命。それは、何かを足すことだけではなく、引き算の美学。夜の灯りを消すほどに、人間は想像力や感情が豊かに照らし出される生き物なのかもしれない。

 

しかし社会のトレンドはそんなものは御構い無しに、ネットのアクセスは深夜にピークを迎え、三宅商店もその土俵に乗って商いをしている。

 

それでも、皆んながいつでも行ったり来たりできるような、もう一つのレイヤー作りを進めている。

 

社会の主流ではないけど、共通のバックヤードになれる場所。jikka.jp

 

百学のワークショップと、農的実践をベースにした癒しと學びの学舎。そこから形成される地域社会に貢献できる人びとの知恵の輪。

 

都市部と田舎で人口比がもはや9:1なんじゃないかってくらいのこの時節、なんとか7:3に持っていけたら色々と日本を再生せる希望があると考えている。もっと言うなら、自然とのエッヂに密接に暮らす人が地球に3割。

 

ロウソクすら吹き消すと薪の明かり。あとは寝るだけ…zzz

 

今夜はもう少し曲を考えよう。

 

 

2019年01月25日(金) 14時37分22秒

炭蓄電池の制作現場を訪ねて、島根へ行ってきました。

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!!!!!!!!!!!

島根に、半永久的に使える炭の蓄電技術を実用化するプロジェクトがあるらしい。

 

2ヶ月くらい前に、

Big Lifeの2年前の記事をシェアしたことがきっかけで、Big Life編集社を経営する加藤俊さんのコーディネートで実際に製作現場を訪れることが叶いました。

 

岡山・吉備中央町を出発して車で2時間ほどで松江駅に到着。

ここで加藤くんと合流。

さらに30分ほど車を走らせて、雲南市の道の駅「たたら1番駅」へ。ここで、この蓄電池の製作現場とPRを担当する住民団体「里山照らし隊」の影山邦人代表と待ち合わせ。

 

松江工業高等専門学校電気情報工学科の福間真澄教授、県産業技術センター、そして総合建設業(株)サンエイトによる産官学の共同開発によるこの蓄電池の、PRデザインや実際の製造工程の管理を担当しているのが、影山さん。

 

松江市内にデザインオフィスを構えますが、もともとは雲南市の山間部の出身。生まれ育った山と川と人、里山の資本を蓄電池の製造工程と結びつけることで、過疎の進む地域の活性化を図っています。

 

早速、この道の駅にある実用モデル機を案内してもらいました。

 

 

 

原理は極めてシンプル。

炭の多孔質(ポーラス構造)の穴が電気を吸着して、放す。

 

炭蓄電池の大きな特徴の1つに、急速充電が可能であるということがあります。

 

発電源にソーラーパネルを使う場合、まとまった晴れ間が少なく、常に雲の切れ間からの太陽光をあてにしなければならない山陰の気候では、充電の速さはとても重要です。

 

USB端子も付いているので、携帯などの充電にも使えます。

 
現在生産している蓄電池単体は12㎏で、25Whを充電可能。蓄電量はまだまだ小さい(エネルギー量はリチウムイオン電池の1/50)ので、重量、形状ともに大きくなってしまいますが、水に濡れても平気で、氷点下でも作動し、炭なので当然ながら熱にも強い、という特徴は、屋外に常設する上では大きなメリットで、とりわけ災害時に力を発揮します。

 

リチウム電池のように発火の恐れがなく、物理的破損がない限り、働きを維持できる=とても頑丈で長持ち。(メンテナンスフリー)

 

これまでのバッテリーは、数年で寿命がきて交換していたわけですが、炭バッテリーは、電極部などの部品さえメンテしていれば、半永久的に使える。

 

基本的な材料は、

・炭(木、竹)

・紙

・鉄板

・電解質の水溶液(水酸化カリウムなど)

だけなので、日本中の中山間地域での手作りが見込めます。

 

実際、特許は取っていますが、影山さん曰く「これで儲けよう、という考え方よりは、日本各地の中山間地域で同じようなことが応用できる可能性の方に意味を見出しつつある」。

 

グローバリズムにのみ込まれようとしている社会において、金融や発電まで地域で営むローカリゼーション勃興の起爆剤になるのではないか、という期待が僕の中にもあります。

 

今後、炭のエネルギー密度を高めることができれば、ものすごい可能性を秘めているわけです。現在のところ今の2倍までは見込めているらしいので、半分の大きさにはできるという事ですね。家庭に物置き小屋くらいの蓄電スペースがあれば、ソーラーや小型風力、水力などを混合した自家発電によるオフグリッド化が可能になります。電線から、生活を独立させることができるわけです。

 

この「可搬式屋外LED照明 くえびこ」は、1時間の充電で6WのLED電灯を5時間から10時間、点灯させることができます。

 

使用されている炭バッテリーは4個。

その名も「TANDEN」(2017年 特許取得/製造・構造)

 

 

地元で伐採した竹や木を炭にして、作られています。

 

裏山にある雑木や竹を伐採して乾燥させる。

 

製炭器で炭を作る。

 

パウダー状にした炭を賦活(ふかつ:活性化)処理する。

 

水酸化カリウムなどの水溶液(電解液)を染み込ませて、板状にします。

 

6枚セットで梱包。

 

完成。

 

 

 

【製作現場へ】

 

モデル機を取り囲んであれやこれやと質問を始めようとする僕らを冷静にいなして、影山さん。

「まずは工場へ行きましょう」

 

 

道の駅から車で程なく、山あいの田んぼの中にポツンと建つ小さな小屋が、無限の可能性を秘めた炭蓄電池のファクトリー。要するに農家の物置き小屋に、地元の人たちが集まって、手作りしているのです。

 

影山さん、そして里山照らし隊の副代表である須山光雄さんから製作過程を丁寧に説明していただきました。

 

 

建物の中には、意外な機械があったりして「おー」と盛り上がったりしましたが、一応、企業秘密的な部分もあるということで、写真の掲載はNG。ただ、今後はこの製作工程を短期間の泊まり込みで手伝ってもらって、習得してもらうようなワークショップのあり方も検討しているそうです。

 

 

Satokenスタッフや吉備中央町の地域おこし協力隊を務める面々、食い入るように作業工程を見学する僕らに応えるように、熱量の高い説明を施してくださいました。

 

手つかずの山林の活用が大きなテーマである里山エリアにおいて、木炭や竹炭が蓄電(=地域内発電)につながるのであれば、形状が大きいものであっても土地の広い田舎では、経済的にも環境的にも計り知れない貢献が期待できます。

 

 

三層式の炭焼き釜

 

 

【「この時がきた」という思い】

 

その後、影山さんの実家の方にお邪魔して、色々とお話を聞かせてもらいました。

 

 

36台の蓄電池をつないで60W電球を点灯した時の様子とか。

 

昨年の西日本水害の際に派遣した「くえびこ」へ、総社市長からの御礼状とか。

 

草刈り応援隊 などの地域おこしのこととか。

 

そして気がつけば三里塚闘争や成田闘争の話になっていたり。

 

69歳、70年安保世代の影山さんは、東京での学生時代を経て30代で地元の島根へ戻ってきてから、どこかずっと充足しない思いを抱えて生きてきたと言います。僕はそれは「社会貢献のニーズ」が充たされていなかったんじゃないかと思います。テクノロジーとエネルギーが、ひたすらグローバルに、そして先端に突き進む時代の中で、影山さんたちが当たり前に生まれ育ってきた自然環境や人間の関係性が破壊されていく。確かにマテリアルは豊かになったかもしれないが、本当にこれで良かったのだろうか?経済成長の限界が見えて、原発事故のような深刻な環境汚染を抱える現代に至って、この炭蓄電池の普及に携わるようになってついに「この時がきた」という思いがあるそうです。

 

実際、プロジェクト全体のデザインのクオリティの高さが、この炭蓄電池を理解しやすいものにしているし、デザイナーとして培ってきた感覚と情熱をクールに注いでいるポジションの人がちゃんといることは、とても重要。

 

僕は音楽でも、選挙でも、デザインは全てのイメージ戦略の始まりで、アーティストや政治家という、ある種の共同幻想のパワーを扱う営みの中では、チームや組織を作る上でも、デザインの力、デザイン論(ひいてはシステム論)の重要性を実感する日々。

 

 

影山さん、こう見えて山村育ちなので、犬の扱いも慣れていました。家の中まで自由に上がってOK、しっかり匂いをつけて、留守にイタチなんかが入ってきてイタズラするのを防いでくれよ、と。

 

 

里山照らし隊のTeeシャツと共に記念撮影(撮影:加藤俊)

 

僕らの社団法人「里山経済・環境研究所(Satoken)」で、1つの実用モデルとして、この蓄電池を販売していただけないか、検討してもらえるようにお願いしてきました。「くえびこ」システムが40万円、「TANDEN」が1機4万円と、今はまだコスパも高いので、まずは市役所であるとか行政の予算でプロモーション的に買い取って実用してもらうのがメイン。しかし、因島のゲストハウスへの設置も予定されているとのことで、エネルギー効率やコストよりもこの炭蓄電池の可能性に価値を置く人たちの実用が、技術進化にも貢献していく段階。

 

大きな企業の力で爆発的な技術進化を期待するよりも、小さな地元で誰もが生産できる方法論の進化を重視したい。近頃、僕が「ローカリゼーション」というキーワードで捉えていることと共通するお話でもあったな、と思っています。手の届かない大きなシステムを変えようとするエネルギーを、手の届く身近なシステムの変革に注ぐ。理想論ではなく、現実的な変化を起こすアプローチが、消滅危機に瀕する日本中の里山から、起き始めている気がしています。

 

 

時間が経つのも忘れて話し込んで、日もすっかり暮れた7時頃にお暇をして外に出ると「くえびこ」の明かりが優しく灯っていました。満天の星空と、それを邪魔しないやんわりとした照明の存在が印象的でした。

 

影山さん、須山さん、加藤くん、そして同行のみんな。

ありがとうございました。!

 

炭蓄電池、やはりそのポテンシャル間違いなし・

今後も、実用、普及に向けて、コネクトしていきたいと思います。

 

みんなで雲南市吉田町に泊まり込みでお手伝いに行くツアー、なんぞも計画できるかもしれないですね。

 

 

 

 

 

 

半永久的に使える“炭”蓄電池で、日本の地域エネルギーを変えよ!(BigLife)

http://www.biglife21.com/society/12616/

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