ぼくはいつも
何か、言葉以上のものに
こがれていて、
そのため、時にはただ
黙っていたいのです
谷川俊太郎
詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家
みなさんは、毎日誰かと話をしたり、先生の言葉をノートに書き止めたりしますよね。
「言葉」が何故あるかなんて考えたことないですよね。
「言葉」はいつ生まれたのでしょう。
犬や猫やイルカにも言葉があるでしょうか?
もし宇宙人がいたとしたら、彼らの言葉で会話するのでしょうか?
詩人の谷川俊太郎さんは、「言葉」の専門家です。
その彼が言葉以上のものにこがれてるって言ってます。
どういうことでしょうね。
詩人など文学者や哲学者は、最初にインスピレーション(ひらめき)で何か“言葉以上“のものを捉えます。
そして、それを「言葉」にしようと必死で考えます。
頭の中の「辞書」と首っ引きで格闘するのです。
でもまだ言葉になる前の、「辞書」にはない言葉を探すのですから大変です。
辞書にない言葉は自分で勝手に発明しても誰にも理解されません。
だからみんなのわかる言葉に翻訳して、それをつないで詩や短歌や俳句、散文、小説にして思いを伝えるのです。
また、言葉は一生懸命探すと、ある時どこからか降ってくると言われます。
谷川さんが沈黙している時は、きっとそれを待ってる時なのかもしれませんね。
※インスピレーションは、ラテン語で「息が吹き込まれる」という意味。「直感的なひらめき」や「霊感」のことをいいます。
佐久間 博 著『きみを変える50の名言』より一部引用以上
それぞれが受け取った感覚を
それぞれの言葉にする
言葉になるのを
焦ることなく
じっと待つ
あるとき、ふっと
言葉が降りてくる
目の前のことに追われるモードに入ってしまうと言葉を受け取ることが難しくなります(ゆったりモードの時と比べると格段に質が変わります)。
モードは自分で切り替えることが出来ますから、あれっ!?私気持ちの余裕がなくなっているなぁ、、、と気づいたときには、ゆっくり深呼吸して、モードを切り替えましょ。
テレビのチャンネルを変えるように、、、
じっくりと自分の内に向き合うチャンネルに合わせてみよう!
本日もお読みくださりありがとうございました。
貫井(み)投稿