結核を患っていた時、
いつまで
生きていられるだろうかと
思いました。
短い人生であっても、
たくさんの人の
こころの中に
生きていたいと
思ったのです。
そんなことから、わたしは教職につきました。
当時、一クラス六十人ぐらいいましたが、その子どもたちのこころの中に生きたいと思ったのです。
人は仕(つか)えるために生まれてきたといいます。
悲しんだり、挫折したり、方向を見失った後に奉仕することに気づき、いったん行動に移すと、相手の喜ぶ姿に自分の生きがいを見出し、それが力になるのです。
佐藤初女
『いまを生きる言葉「森のイスキア」より』一部引用