役割でも使命でもなく、今、自分に与えられたはたらきを淡々と全うしとるとフトマニが生まれるんです | 覚醒のひかり

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縄文時代にゆるゆる瞑想をしていた、シャンタンこと宮井陸郎(1940.3.13-2022.3.17)のブログ
【地球は国境のない、一つのうつくしい平和な星です】
【いまここをトータルに生きる】
いろんな人の言の葉を、分かち合いたいと思いまあああああああす!
(貫井笑店)






役割でも使命でもなく、今、自分に与えられたはたらきを淡々と全うしとるとフトマニが生まれるんです


ふわっと上から降(くだ)ってくるフトマニを感じることが智恵でしょうな





柿坂神酒之祐 
  (かきさか・みきのすけ)









体験こそ力なり







「人間はどんなことでも体験を積まないとね。本当に多くの人と出逢い、一人ひとりに教わってまいりましたね」







「私ね、ちょっと変わっとったの(笑)。放蕩者だったんだな。若い時は、『こう在るべき、こう為すべき』と決めて、こり固まった考え方でしたが、歳を重ねて、だんだん心が変わってきましたね。





皆さんがここにお越しになることも、目に見えない力によって神様がご招待され、この出逢いができた。私は、番頭役をさしてもろうたという意識です。自分の思惑があったとしても、思惑なんていうのは小さいものです。すべては目に見えない世界のはたらきがあって、自然に動いていくものなんですね。






“役割”というのは命令の言葉だから“はたらき”と言ってます。役割でも使命でもなく、今、自分に与えられたはたらきを淡々と全うしとるとフトマニが生まれるんです。ふわっと上から降(くだ)ってくるフトマニを感じることが智恵でしょうな」






(笑)。狩衣(かりぎぬ)を着て、祝詞を上げるだけで、祈れるかいな。真っ黒になって働きながら祈るのが神主だと思うね。









柿坂神酒之祐   (かきさか・みきのすけ)


1937年、奈良県吉野郡天川村に七人兄弟の末っ子として生まれる。世界中を旅して、現地の人々の祈りの儀式などを体験で学ぶ。その後、さまざまな仕事を経験しながら、父が神主を務めていた天河神社で、掃除人として日々掃除に明け暮れる。1966年、大峯本宮 天河大辨財天社 第六十五代宮司に就任し、現在に至る。



芸能の神とされる辨財天をお祀りしていることから、世界中から訪れる多くのアーティストに影響を与え続けている。過去にはトランスミュージックと共に護摩焚きをしたり、観世流宗家による能楽奉納やブライアン・イーノ、喜多郎、北島三郎、細野晴臣などジャンルを超えた多彩な音楽家による奉納演奏など、伝統や格式を重んじる神道界にあって、自由で独創的な御神事や祭りごとを執り行い、幅広い層の人々から支持を集める存在である。




また柿坂家は、修験道開祖の役行者に仕えていた前鬼の末裔とされており、代々、天河では節分の日になると「福は内、鬼は内」と鬼を迎える行事を行っている。