東日本大震災の教訓(147):塩竃市 | 安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、
    成らぬは人の為さぬなりけり」
            (上杉鷹山)

 

避難橋の設置

 

 

✰海岸に近く、土地が少なく、避難道路が閉鎖されますと逃げ場がありません。塩釜市は海に面し観光船等の乗り場や観光施設があります。津波浸水で逃げ場が封鎖された場合、歩道橋を延長し近くの建物に接合することは効果があります。歩道橋も避難橋になります。状況をみながら整備することも大切です。

 

 

塩竃市は、塩竃神社があり古来より由緒ある地域です。津波はこの沿岸部にも高さ4mを超える波が、島々には8mを超える津波が襲来しました。浸水エリアも市域面積の約22%に達し大きな被害をもたらしました。

 

 

観光船や島々を結ぶ連絡船も運航されており「塩竃マリンゲート」地区は賑やかな場所になっています。しかし沿岸部の道路は海に接し、津波や洪水になると閉鎖される状況になります。

 

 

観光施設と近くのショッピングモールをつなぐ歩道橋兼避難橋がつくられ、観光客等の誘導も速やかに行われるものと思います。