安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、
    成らぬは人の為さぬなりけり」
            (上杉鷹山)

 

農家はどうすればいいの

 

 

近年、コメ市場は過酷な乱高下を見せており、農家の現場は採算悪化や経営不安といった大きな課題に直面しています。  

 

現行の課題(なぜ農家泣かせなのか)

  • 資材・燃料コストの継続的高騰

    化学肥料、農薬、農業用燃料、農業機械などの生産資材コストが上昇を続けており、米価が下落局面に入ると一気に採算が割れ込む構造になっています。

  • 需要と供給のミスマッチによる価格の乱高下

    2025年の米不足・価格高騰を経て増産や需要一巡が進んだ結果、2026年には民間在庫の積み上がりや概算金の下落(前年比2〜4割安など)が発生し、手取り収入の見通しが急悪化しています。  

  • 高齢化と後継者不足、廃業の増加

    高額な農機具の更新費用負担や労力増加に対し、十分な収益が得られないことから、高齢農家を中心に離農・廃業が相次いでいます。

課題解決に向けた対策

 

  • 直接支払制度や収入保険による所得補償

    米価の変動に直接左右されないよう、販売収入が低下した際の補てん(ナラシ対策等)や、欧米のような直接支払いによる農家所得の直接下支えが求められています。  

  • 安定した契約栽培・複数年契約の推進

    JAや実需者(外食・中食チェーン等)との間で長期的な価格・数量を握る契約栽培に切り替え、市場価格の下落リスクを分散します。

  • スマート農業と経営効率化

    自動運転トラクターやドローン施肥、節水型の水管理システムなどを導入し、作業時間と生産コストを大幅に削削減します。

  • 多角化・複合経営へのシフト

    「米一本」の経営から脱却し、高収益野菜や畜産との連携(耕畜連携)、加工品開発・直販などを組み合わせることで経営基盤を安定させます。

 

宮城交通を取り巻く現状について

 

経営状況・路線廃止の原因・今後の課題と対策

 

 

経営状況

  • 運賃収入の回復遅れとコスト高騰: 少子高齢化や自家用車の普及、コロナ禍以降の利用定着の減退に加えて、近年の燃料価格高騰や車両維持費の上昇が経営を圧迫しています。

  • 採算性の低下: 郊外ニュータウン路線や過疎地域路線を中心に利用者が減少し、単体での路線維持が困難な構造が続いています。

路線廃止の主な原因  

  • 深刻な運転士不足(構造的人手不足): 廃止の最大要因は採算面だけでなく「運行体制の維持不能」です。高齢化に伴う退職の増加に加え、若年層の応募減少が続いています。  

  • 「2024年問題」等に伴う労務規定の強化: 運転者の働き方改革(改善基準告示の改正)により、過度な残業や短時間インターバルでの運行が厳しく制限され、従来と同じ人員数ではダイヤを維持できなくなりました。

  • 採用強化策の限界: 定年延長や採用条件の見直しを実施してきたものの、人手不足の解消には至っていません。

 

今後の課題と対策

区分 課題 主な対策・アプローチ
運行・路線再編 輸送力の維持限界と市民の足の確保 不採算・人手不足路線の見直し、デマンド型交通(予約制乗合タクシー等)への移行
人件費・労務管理 運転士の確保と定着率向上 労働環境の改善、大型二種免許取得支援、多様な働き方(短時間勤務等)の導入
行政連携(公共交通網) 自治体負担の増加と合意形成 公営バス・他事業者との重複路線整理、地域公共交通活性化協議会を通じた支援要請
技術活用 業務効率化 キャッシュレス決済の全面推進、運行管理システムの効率化、将来的な自動運転実証
 

 

民間事業者単独での維持が限界を迎える中、地方自治体との連携(公有民営方式やデマンド交通への転換等)による持続可能な交通網の再構築が喫緊の課題となっています。

 
 

 

生活道路における「時速30キロ制限」

 

 

 

なぜ30キロに引き下げるのか(背景)  

  • 致死率の急上昇: 車両と歩行者の衝突事故において、衝突速度が時速30キロを超えると歩行者の死亡率が急激に跳ね上がることが統計データから実証されています。  

  • 歩車共存の原則: センターラインや歩道がない狭い道路(幅員5.5メートル未満)では、歩行者や自転車と自動車が同じ空間を通行するため、物理的に安全を確保できる限界速度が30キロとされています。

交通事故の状況  

  • 全事故に占める割合の高さ: 全国的に交通事故件数自体は減少傾向にあるものの、生活道路(幅員5.5メートル未満)で発生する人身事故や重大事故の割合は下げ止まり傾向にあります。

  • 被害者の傾向: 住宅街や通学路での事故が多く、被害者は高齢者や子供(児童・幼児)の割合が高いことが特徴です。  

  • 抜け道利用の横行: 幹線道路の渋滞を避けるために住宅街へ侵入する通過交通(抜け道利用)による衝突リスクが絶えません。 

 
 

課題と対策

区分 主な内容
主な課題

単なる標識設置のみでは速度が落ちにくい(道路構造が直線的だとスピードが出やすい)

 

・ドライバーへの制度周知と意識改革の難しさ

 

・カーナビやマップアプリの案内による「抜け道」流入

警察・行政の対策

ゾーン30 / ゾーン30プラス: 区域一帯を30キロ規制にし、大型車通行禁止や一方通行規制を併用

 

物理的デバイスの設置: ハンプ(路面の凸部)、狭さく(道路幅を狭める構造)、クランクなどを導入して強制的に減速させる

地域・企業の対策

・通学路の安全点検と保護者・地域住民による街頭指導

 

・企業における業務車・通勤車の「抜け道利用禁止」ルールの徹底とテレマティクス等の活用

 

 

他国の状況

  • 欧州(欧州連合・欧州諸国): 居住区や生活道路での「30km/h制限(Vision Zero政策やZone 30)」が早くから普及しています。フランスのパリやオランダ、ドイツなどでは、市内中心部や住宅街のほぼ全域で原則30km/h以下の制限速度が標準化されています。

  • 物理的対策の先進性: 欧州では速度標識だけでなく、ハンプ、ラウンドアバウト(環状交差点)、道路の蛇行化(シケイン)といった物理的に速度を出せない道路設計が広く浸透しています。

  • 国際的合意: 国連のロードセーフティ会議(ストックホルム宣言など)においても、「歩行者と車両が混在するエリアでの最高速度は30km/h以下とすべき」という推奨がなされています。

 
 

主要データの動向(2025年実績)

  • 発生件数: 28万7,236件(ピーク時の2004年・約95万件から20年以上連続で減少傾向)  

  • 死亡者数(24時間以内): 2,547人(1948年の統計開始以来で最少)  

  • 負傷者数: 33万8,294人 / 重傷者数: 2万7,563人  

事故の主な傾向と特徴

  • 高齢者の被害割合: 交通事故死亡者のうち65歳以上の高齢者が約半数以上(55.9%)を占めており、歩行中の事故や運転操作のミスが目立ちます。  

  • 発生場所・類型: 市街地の交差点付近での事故が多数を占め、事故類型では追突事故出会い頭の衝突が多く発生しています。  

  • 主な法令違反: ドライバー側では「安全不確認」(見落とし)や「脇見運転」などが主な要因となっています。

減少の要因と現在の重点課題

  • 減少要因: 衝突被害軽減ブレーキなどの自動車安全性能の向上、飲酒運転をはじめとする法改正・罰則強化、道路インフラの整備や交通安全教育の定着が挙げられます。  

  • 現在の課題: 全体としての死者数は過去最少を更新している一方、重傷者数の減りが鈍い点や、生活道路における歩行者・自転車の安全確保が重要課題となっています。  

 

松島の板碑

 

 

板碑の概要  

  • 意味: 板碑(いたび・板石塔婆)は、主に鎌倉時代から江戸時代初期にかけて建てられた、石製の板状の供養塔(卒塔婆)です。頂部を山形に加工し、その下に2条の切れ込み(二条線)を刻み、中央部には仏や菩薩を象徴する梵字(種子)や仏像、供養の趣旨、造立年月日(紀年銘)などを彫り込む形態が一般的です。  

  • 目的: 故人の冥福を祈る「追善供養」だけでなく、自らの生前に死後の冥福や極楽往生を祈る「逆修(ぎゃくしゅ)供養」を目的として建立されました。  


板碑の時代背景

  • 造立の始まり(13世紀前半・鎌倉時代): 武蔵国(現在の埼玉県・東京都付近)を中心に、在地領主である関東武士団が自らの信仰や先祖供養のために造立し始めたとされています。最古の記銘板碑は1227年(嘉禄3年)のものです。  

  • 全国的普及(南北朝〜室町・戦国時代): 浄土信仰や阿弥陀信仰の浸透とともに、武士階層から庶民・農民層の講(信仰グループ)へと広く定着しました。

  • 衰退と終息(17世紀初頭・江戸時代): 豊臣秀吉による検地や、江戸幕府による寺壇制度(檀家制度)の確立に伴い、各寺院の墓地に固定化された「先祖代々のお墓」が普及したため、板碑文化は役割を終えて姿を消していきました。


松島における板碑の歴史  

 

  • 霊場としての成立(雄島信仰): 松島、とりわけ「雄島(おじま)」は、平安時代末期から「霊場」「見仏の聖地」として修験者や僧侶が集まる信仰の場でした。この聖地・雄島に板碑を建てることで、より強い功徳が得られると考えられていました。

  • 膨大な数の板碑と納骨信仰: 現在の雄島には島内に約70基の板碑が残されていますが、近年の学術調査や海底からの表面採集により、島周辺の浅海底などから 3,000点以上の板碑 が発見されています。往時は島全体に板碑が林立していたことが確認されており、火葬骨や遺髪を納める「骨塔」としての役割も担っていました。  

  • 町最古の板碑: 松島町に現存する最古の板碑として、1273年(文永10年)の紀年銘が残る「文永紀年の供養塔」(町指定史跡)などが知られています。  

 

現在、松島博物館にも貴重な板碑が展示されており、間近でその彫り込みや歴史の重みを感じることができます。

 


板碑とは?その由来と歴史

板碑(板石塔婆)は、主に鎌倉時代から江戸時代初期にかけてつくられた石製の供養塔です。

  • 板碑の構造: 上部が山形に整えられ、その下に二条の切り込みが刻まれ、中央には仏様を象徴する梵字(種子)や刻銘が彫られています。

  • 時代背景: 鎌倉時代に武蔵国(現在の関東周辺)で武士階層を中心に造立が始まり、室町時代にかけて庶民の講(信仰グループ)へと広がりました。

  • 松島での役割: 霊場・雄島を中心に、故人を悼む追善供養だけでなく、自らの生前に極楽往生を願う「逆修(ぎゃくしゅ)供養」、そして火葬骨や遺髪を納める「骨塔」としても用いられました。周辺の浅海底等からは3,000点以上もの板碑が見つかっており、かつて松島が一大聖地であったことを物語っています。


現代人にとっての「板碑」の意味

石に刻まれた中世の人々の想いは、慌ただしい現代を生きる私たちにも大切な問いを投げかけてくれます。

  • 自らの生き方を見つめ直す: 生前に自分の冥福や安寧を祈る「逆修」の文化は、現代でいう「終活」や「自分の人生の軸を整えること」に通じます。死を意識することで、今ある生をどう充実させるかを見つめる契機となります。

  • 時を超えた「祈りと絆」の形: 家族や先祖を想い、未来への平穏を石に託した当時の人々の心は、時代や手段が変わっても今と変わりません。目に見える形で想いを遺す営みの大切さを伝えてくれます。

松島を訪れた際は、ぜひ松島博物館で本物の板碑に触れ、静かに歴史の呼吸を感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

東日本大震災を伝える

 

 

 

東日本大震災の発生当時、仙台東警察署長(のちに宮城県警警備部長)を務めた菅野敏彦(かんの・としひこ)さんが、当時の教訓を若手警察官や後世へ継承する活動を取り上げたニュース・番組内容

 

 


番組・ニュースの主な内容

  • 当時の混乱と壮絶な状況 仙台東警察署の管内(若林区など)は巨大津波により甚大な被害を受け、署員自らも危険に晒されながら避難誘導や救助活動にあたりました。宮城県警では14名の警察官が殉職・行方不明となっています。

  • 「訓練がなければ対策できない」 菅野さんは「1000年に一度の大震災はいつ来るか分からない」とし、想定を超える災害に対して「自身の命を守りつつ県民の命を守るには、日頃の訓練と知識の深掘りが不可欠」と強調しています。  

  • 次世代への継承 震災を知らない若手警察官が増える中、未曾有の事態において「何をするべきか主体的・積極的に考えて行動すること」の重みを語り継いでいます。  


今後の課題と対策

 

  • 風化防止と教訓の継承(課題)

    • 対策: 震災経験者の退職が進む中、当時の手記や口伝に頼るだけでなく、今回のような伝承講話や事例検証を組織的に継続する。  

  • 警察官自身の安全確保と二次災害防止(課題)

    • 対策: 避難誘導を行う警察官や防災ヘリ・救助隊が二次被害に遭わないよう、迅速な情報伝達体制と退避基準の明確化徹底。  

  • 現場の判断力・機転の強化(課題)

    • 対策: マニュアル通りにいかない突発的な事態(通信不通や道路断絶など)に対応するため、普段から多様なシチュエーションを想定した実践的・即応的な防災訓練を重ねる


関連する映像として、宮城県内で震災時に指揮を執った元警察署長や現場で活動した警察官が、命の重みと教訓を語り継ぐ姿勢を記録した震災の経験と教訓を伝える警察官の活動ドキュメンタリーが参考になります。被災現場の最前線で何が起きていたのか、命を守るための課題と知恵が詳しく語られています。

「尊い命の代償として得られた大切な教訓・知恵を伝えていく義務がある」警察署で震災迎えた元署長・署員が語る震災とは 宮城

tbc東北放送 公式YouTube · 202 回の視聴

「尊い命の代償として得られた大切な教訓・知恵を伝えていく義務がある」警察署で震災迎えた元署長・署員が語る震災とは 宮城 で開く 

「尊い命の代償として得られた大切な教訓・知恵を伝えていく義務がある」警察署で震災迎えた元署長・署員が語る震災とは 宮城 震災で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市で当時、指揮を取った警察署長と、現場で遺体の検視にあたった現役の警察官。震災発生からまもなく14年となる今も震災の経験を教訓として伝え続けています。その2人が胸に深く刻んだ思いとは? 14年前の"後悔" 元気仙沼警察署長 佐藤宏樹さん: 「私が署長だった頃に津波がきたが、なぜもっと多くの方々を助けてあげられなかったのか。それを考えると胸をかきむしられるような思いがする。全力をつくして対応したつもりでしたがすべての方々を助けることはできなかった。今でも心残り」涙をにじませ、震災での後悔を口にした当時の気仙沼警察署長、佐藤宏樹さん(63)。佐藤さんは2月15日、津波で被災した気仙沼向洋高校の旧校舎を初めて見学しました。元気仙沼警察署長 佐藤宏樹さん: 「保健室と比べて天井貼り付けた部分もすっかり無くなって。窓が大きいから余計威力が増したんでしょうね」震災で気仙沼市は1434人が犠牲になるなど甚大な被害を受けました。佐藤さんは、2011年2月に気仙沼署長に着任。そのわずか1か月後に起きた震災で指揮を取りました。元気仙沼警察署長 佐藤宏樹さん: 「結局道路はない。道なき道を署員たちは、歩いて捜索活動・救助活動にあたっていた。署員は三日三晩不眠不休で頑張ってくださった当時の署員を戦友と呼んでいる。本当に頭が下がる思い」 気仙沼で初めて語る"あの日" 2022年に定年退職した佐藤さん。その後、震災の伝承を続けてきました。今回初めて気仙沼での講演会で、自らの経験を話すことになりました。元気仙沼警察署長 佐藤宏樹さん: 「気仙沼で私の体験を話すのは、初めてだった。どういった反応か心配だった」講演会には地元の語り部の他に気仙沼警察署の現役署員も参加。佐藤さんは彼らの前で当時の緊迫した状況を語りました。元気仙沼警察署長 佐藤宏樹さん: 「パトカーなどありったけの公用車両に乗せて住民を避難誘導するよう指示して出動させました。誘導活動中、ふと後方を確認したところ、真っ黒い壁のような津波が、ものすごい速度で追いかけてきているのが見えて、肝をつぶした記憶がある」 伝え続ける理由とは 気仙沼警察署元署長 佐藤宏樹さん: 「当時の気仙沼警察署員から2人の殉職者を出してしまった。指揮官として、この2人に対して償うべき責任があり、体験を後世に語る責任があると感じている」駐在所に勤務する巡査部長2人が、避難誘導中に津波にのまれて、1人は遺体で発見、もう1人は、今も行方不明になっているからです。気仙沼署での教訓を語る元署員は佐藤さんだけではありません。仙台南警察署 菅原仁刑事官: 「若手警察官にはこのように話しています。ひとたび災害が発生すれば、警察官のやるべきことは数多い。警察官が亡くなれば、救える命も救えない」仙台南警察署の菅原仁刑事官(57)は発災後、気仙沼署の刑事係長として遺体の検視にあたっていました。そのなかには、同僚の一人の警察官もいました。仙台南警察署 菅原仁刑事官: 「(殉職した)巡査部長のご遺体も私が検視しました。その顔は、さぞかし無念だったという記憶です。こういったことが、2度とあってほしくないですよね。犠牲になった2人も我々に当時のことをきちんと若手の警察官に話して、教訓として伝えろと言っている」 住民からの忘れられない言葉 未曽有の大災害での経験を語り続ける2人は、住民とのこんなやりとりが今も忘れられないといいます。気仙沼警察署元署長 佐藤宏樹さん: 「ひげが伸びて本当に汚らしい姿になった…それを見た住民から『署長休め』と声をかけられたときは涙が出ました」仙台南警察署 菅原仁刑事官: 「苦しい状況にも関わらず、市民の方々は私たちに『ありがとうございます』と深々と頭を下げる」震災での警察と住民との絆の強さを象徴する場所が、気仙沼市の大谷小学校の前にあります。 守ってくれてありがとう 気仙沼市の大谷小学校の通学路にある地蔵。実は、この場所で殉職した巡査部長の遺体が見つかりました。この地区に住む鈴木治雄さん、美和子さん夫婦が、地域に愛された巡査部長を偲ぶため、2012年に地蔵を建てました。津波から住民の命を守った一人の警察官への感謝を込めています。鈴木治雄さん: 「ここを通れば、みんなお地蔵さんに手を合わせる。そして、行ってきますとか、帰りはただいまとか」通学路に建つ地蔵は震災を経験していない子どもたちにも命の大切さを静かに伝え続けています。小学生: 「きょうも守ってくれるように。みんなで手を合わせた」 「津波のときにみんなを守って亡くなった警察の人を願ってるいつも守ってくれてありがとうございますって」鈴木美和子さん: 「言葉は言わないが、震災を忘れないでと自分の命を守るんだよと伝えていると思う」 これからも語り継ぐ 震災発生から14年。気仙沼署の当時の署員らはこれからも震災を語り継いでいきます。仙台南警察署 菅原仁刑事官: 「今後いつ来るか分からない災害で(警察官に)命を落として欲しくない続けていきたい」気仙沼警察署元署長 佐藤宏樹さん: 「尊い命の代償として得られた大切な教訓・知恵を後世の警察官に伝えていく義務があると思っている。非常につらいことだが、それを原動力に伝承活動を続けたい」 詳細は NEWS DIG でも!↓ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/1770998新しいウィンドウで開く

 

 

 

今朝の写真の雲

 

昨日の大雨が宮城県を襲いました。画面に映っている波状の雲(鱗雲・羊雲・いわし雲など)は、上空の空気が湿っており、天気が下り坂に向かっている合図です。特に台風や低気圧、前線が近づいているときに現れやすく、近いうちに雨が降る前兆(予兆)となります。

昨日の線状降水帯に続き、上空に湿った空気が流れ込み続けている状態を示しているため、警戒が必要です。

 


水害に備える課題と対策

線状降水帯による急激な大雨・冠水に備えるための重要課題と対策です。

  • 直前の避難が困難(垂直避難の徹底)

    • 課題: 短時間で水位が急上昇するため、外への避難がかえって危険になるケースが多発します。

    • 対策: 移動が危険と感じたら、自宅や近くの堅牢な建物の2階以上かつ山や川から離れた部屋へ移動(垂直避難)してください。

  • 避難タイミグの遅れ(事前ハザードマップ確認)

    • 課題: 「まだ大丈夫」という心理(正常性バイアス)により避難が遅れること。

    • 対策: 事前に地域のハザードマップで浸水想定深を確認し、警戒レベル3(高齢者等避難)やレベル4(避難指示)が出た段階で早期行動を心がけます。

 
  • インフラ遮断・生活ラインの停止(非常用備蓄の確保)

    • 課題: 停電や断水により、数日間にわたり自宅に孤立するリスクがあります。

    • 対策: 最低3日〜1週間分の飲料水、非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレを常備しておきましょう。

  • 情報入手と早期防潮(土のう代用品の準備)

    • 課題: 床上・床下浸水による住宅被害。

    • 対策: 気象庁の「キキクル(危険度分布)」などで雨量情報をリアルタイムで確認し、必要に応じてプランターや水を入れたゴミ袋(水のう)で玄関からの浸水を防ぎます。

 

昨日の大雨・線状降水帯の被害状況

2026年9月6日から7日にかけ、秋雨前線や暖かく湿った空気の影響で、東海・関東・東北地方を中心とした広範囲で線状降水帯が発生・予測され、災害級の大雨に見舞われました。  

  • 主な被害: 東京都新島村など一部地域で最高レベルの「土砂災害特別警報」が発令されたほか、各地で道路の冠水・浸水被害、河川の増水・氾濫危険水位への到達、土砂崩れによる交通機関の乱れや停電などが相次ぎました。  

  • 今後の警戒: 地盤が著しく緩んでいる地域が多く、雨が上がった後も土砂災害や河川の氾濫に対する厳重な警戒が呼びかけられています。  

 

浸水対策における「プランター」の役割  

記事や対策案に出てくる「プランター」とは、植物を育てるための園芸用プランター(土の入ったプランター)のことです。

豪雨時に土のう(土嚢)が手元にない場合、「簡易土のう(代用品)」として玄関や勝手口からの床上・床下浸水を防ぐために活用できます。

  • 使い方: 土の入った重いプランターを壁や玄関前に隙間なく一列に並べ、上からレジャーシートやブルーシートで全体を巻き込むように固定して浸水を防ぐ重しにします。  

  • 注意点: 軽量なプラスチック製や土が少ないものは流されてしまうため、水を入れた二重のゴミ袋(水のう)やポリタンクと組み合わせて固定するのが効果的です。  

 

 

仙台市における福島県の除染土利用

 

 

東京都外での初の再利用例として注目を集めています。  

仙台市における除染土の利用 環境省は仙台市青葉区にある仙台合同庁舎(国の出先機関)の花壇において、福島県の中間貯蔵施設から搬入した除染土(放射能濃度:約4,000Bq/kg)の再生利用を開始しました。搬入された除染土の上から約20cmの通常の土を被せる「覆土」の処理を施し、植物を植える計画です。  

 

 

安全性について  

 

  • 基準値の設定: 国家基準として、放射能濃度が1kgあたり8,000ベクレル以下の土壌を「復興再生土」として利用対象としています。  

  • 放射線遮蔽: 表層に厚さ数千cm(本件の花壇では約20cm)の通常の土をかぶせることで空間線量率を大幅に抑え、作業員や周辺住民への追加被ばく線量を国際基準(年間1mSv以下)より十分に低い水準に維持します。  

  • 実証事業の結果: 福島県飯舘村などで行われた実証実験でも、農作物への移行係数や周辺の線量率において安全性が確認されています。  

課題

  • 風評被害と住民理解: 安全性の基準を満たしていても、心理的抵抗や風評被害への懸念から地域住民の十分な理解を得ることが最大の難関となっています。

  • 自然災害リスク: 大雨や地震による土砂崩れ・舗装の陥没が起きた際、覆土が剥がれて外部に露出・流出するリスクの管理が必要です。

  • 長期的な維持管理: 使用した場所の改修や解体時の管理体制をどのように維持し続けるかが課題となります。

 
 

他の利用可能性(主な再生利用用途) 除染土の用途は「管理が適切に行える公共事業等」に限られています。

  • 道路・防潮堤の盛り土: 構造物で密封・覆土がしやすい大型インフラ工事の基盤材。  

  • 海岸防災林や盛土構造物: 直接人が触れない構造物内部への利用。  

  • 実証的な農地造成: 非食用の資源作物や、覆土を行った上での農地利用(飯舘村等での先行例)。


実際の仙台での作業状況や搬入の様子が確認できる東電福島第一原発事故の除染土を花壇に活用…仙台のニュース動画があり、搬入作業や安全確保の様子を映像でわかりやすく把握できます。  

 

東電福島第一原発事故の除染土を花壇に活用…仙台

読売新聞オンライン動画 · 2.2万 回の視聴

東電福島第一原発事故の除染土を花壇に活用…仙台 で開く 

東電福島第一原発事故の除染土を花壇に活用…仙台 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う除染作業で発生した福島県の除染土を再利用するため、環境省は29日、除染土を国の出先機関が入る仙台合同庁舎B棟(仙台市青葉区)の花壇に搬入した。東京都以外での再利用は初めて。環境省によると、約1立方メートルの除染土は、福島県大熊町の中間貯蔵施設から同日午前5時頃に運び出された。仙台合同庁舎では午前10時から作業員らが花壇に搬入し、土をならした。上から普通の土を約20センチかぶせ、植物を植える。同省によると、今回使った除染土の放射能濃度は1キロあたり約4000ベクレルだという=東北総局 後藤嘉信撮影 2026年8月29日公開 ニュースと速報はこちら    https://www.yomiuri.co.jp/ 番組、CM、イベントで動画を利用する場合はこちらから       https://www.yomiuri.co.jp/policy/application/video新しいウィンドウで開く

 

 

 

 

インフルエンサーのSNS発信

 

 

山形の魅力を世界へ!庄内地区で話題の寿司づくり体験レポ

 

 

先日放送されたNHKの地域ニュースでも話題になっていた、山形県・庄内地区での観光魅力発信事業。地域の魅力をSNSで発信して盛り上げる活動の一環として、女性インフルエンサーが地元の寿司づくり体験に挑戦する企画が紹介されていました!

テレビの画面越しからも伝わる庄内の食文化の豊かさと、地域の温かい雰囲気が印象的でした。

 


番組で紹介されていた注目ポイント

  • 庄内産のフレッシュな地魚を使用 庄内沖でとれた新鮮な魚介(ノドグロやアジなど)をダイレクトに味わえる贅沢な体験です。

  • 職人さんから直接教わる手ほどき プロの料理長から本格的な魚の捌き方や握りのコツを直接学べるスタイル。

  • SNSを通じたグローバルな魅力発信 海外出身の女性インフルエンサー(クリスティーナさん)が、体験の様子や庄内の絶品グルメを自身のSNSを通じてリアルタイムに発信しています。


地域活性化への新しいカタチ

 

 

伝統的な食文化や観光資源をインフルエンサーの発信力と掛け合わせる取り組みは、地域活性化の大きな一歩だと感じます。

「地元の良いものを知ってもらい、実際に足を運んでもらう」という流れを作ることで、観光誘客や地域経済の活性化にもつながっています。

庄内地区の美味しい地魚と本格的な寿司づくり体験、次の休日のお出かけスポットにいかがでしょうか?

 

画面に表示されている女性インフルエンサー(クリスティーナさん)の取り組みや、地域活性化との関わりは以下の通りです。

関わりのポイント

  • 山形県・庄内地区の観光魅力発信事業 庄内地区の豊かな食文化や観光資源を国内外へアピールする企画に参加しています。

  • 体験型コンテンツのプロモーション 地元の職人から直接レクチャーを受ける「本格的な寿司づくり体験」に挑戦し、庄内産の新鮮な地魚(ノドグロやアジなど)の魅力を体験・発信しています。

  • SNSを活用したグローバルな情報発信 海外出身インフルエンサー視点で体験の様子や地元の魅力をリアルタイムで発信し、観光客の誘致や地域経済の活性化に貢献しています。

 

 

この看板⁈何?

 

 

*観瀾亭の隣、松島博物館内に展示されています

 

【松島町】鉄道の歴史を物語る

      「ひとつの駅名標」に秘められたストーリー


 

みなさん、こんにちは!

今回は、松島町の歴史展示で見つけた、レトロで味のある「まつしま」の駅名標についてご紹介します。

一見すると昔懐かしい木枠の駅名標ですが、実はこの看板、東北の本線(現在の東北本線)の劇的な変化松島町の鉄道史を静かに語り継ぐ、とっても貴重な資料なんです!


駅名標に書かれた「隣の駅名」に注目!

看板の文字をよく見てみると……

  • 駅名:まつしま(松島 / MATSUSHIMA)

  • 隣の駅(右):りふ(利府 / RIFU)

  • 隣の駅(左):しないぬま(品井沼 / SHINAINUMA)

鉄道ファンの方なら「おや?」と思うかもしれません。

現在の東北本線で「松島駅」の隣といえば「愛宕(あたご)駅」や「塩釜駅」ですよね。 しかし、この看板には「りふ(利府)」「しないぬま(品井沼)」の文字がはっきりと刻まれています。

ここには、かつての山線(やません)の歴史が隠されているのです!

 


険しい山越えに挑んだ「旧・東北本線(山線)」

明治時代、東北本線が作られた当初、岩切から利府を通り、急勾配の山間部を抜けて品井沼へと至るルート(山線)が本線として使われていました。

当時、蒸気機関車にとって急坂の山越えは大変な難所でした。補機(後押しの機関車)を連結しながら必死に坂を登り、松島へと人や物資を運んでいた時代です。

この看板は、まさにその「利府〜松島〜品井沼」という山線ルートが本線として活躍していた時代に、実際に駅に設置されていたものです。


海線へのシフトと看板が持つ歴史的意義

その後、昭和に入り勾配のゆるやかな「海線(沿岸ルート・現在の東北本線)」が開通すると、列車のメインルートはそちらへ移り、山線(岩切〜利府〜松島〜品井沼)は廃止・再編されていきました。(現在、利府線として残っている区間はその名残です。)

つまり、この駅名標は単なる「古い看板」ではなく、

  1. 松島の地に初めて鉄路が敷かれた明治〜昭和の蒸気機関車時代を証明する遺産

  2. 日本の物流・輸送を支えるために技術とルートを改良し続けた鉄道技術史の記録

という、非常に深い歴史的意義を持っています。


一枚の看板から、かつて山道を力強く煙を上げて走っていた蒸気機関車の音や、当時の賑わいが目に浮かんでくるようですね。

松島の歴史を訪ねる際は、ぜひこうした鉄道の歩みにも思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

 

 

東北本線「山線」と「海線」の比較

つくられた時期

  • 山線(岩切〜利府〜松島〜品井沼)1890年(明治23年) 開通

  • 海線(塩竈〜松島〜品井沼 / 現行ルート)1944年(昭和19年) 開通(第二次世界大戦中の突貫工事による新線開業)

ルート選定の理由

  • 山線(旧ルート)

    • 建設技術の限界:明治初期の土木技術では、塩竈・松島沿岸部の複雑な岩盤掘削や隧道(トンネル)掘削、軟弱地盤への架橋が困難であったため、内陸の山間部を抜けるルートが選ばれた。

    • 軍事・防衛上の観点:当時は沿岸部を通ると外国艦隊からの艦砲射撃を受けるリスクがあると懸念されていた。

  • 海線(現ルート)

    • 輸送力の限界打破:山線は20パーミルを超える急勾配が存在し、蒸気機関車では補機(後押しの機関車)を連結しなければ越えられない最大の輸送ネックとなっていた。

    • トンネル掘削技術の向上:昭和期に入り、長大トンネルや沿岸部の掘削・土木技術が飛躍的に進歩したことで平坦な沿岸ルートの整備が可能になった。

事業費の比較・構造

  • 山線(明治期):山間部を通るためトンネル工事を極力減らし、初期の建設費(路盤整備費)を抑える低コスト構造で計画・着工された。

  • 海線(昭和期):多くのトンネル(松島隧道群など)を穿ち、大規模な盛土・掘削を伴う近代工事であったため、工事規模および総事業費は山線整備時を大きく上回る大規模国家プロジェクトとなった。

時代の背景

  • 山線開業期(明治20年代):日本初の私鉄である「日本鉄道」が首都圏と東北を結ぶ幹線を迅速に全通させることを最優先とし、技術的に難易度の低い内陸ルートで早期開業を推進した時代。

  • 海線開業期(太平洋戦争末期):戦時下の酷使による輸送量増大に伴い、急勾配で輸送効率の悪い山線のボトルネック解消が軍事上・物流上の至急課題となり、突貫工事でバイパス(海線)が急ピッチ整備された時代。

 

 

道の駅東松島

 

 

主な特色

  • ブルーインパルスの世界観:航空自衛隊松島基地に近接し、退役実用機(T-4)の屋外展示 や操縦席からの360度VR体験(搭乗体感)コーナーを完備。  

  • 立地とアクセス性:三陸自動車道(上り線)矢本PAから直接接続する利便性を確保。  

  • 地域限定グルメ・特産品:東松島産の大麦を使用した地ビール、海苔ラーメン、ブルーインパルス限定グッズなどを多角展開。

総事業費  

  • 約23億円(敷地面積・施設建設・周辺整備含む)  

今後の課題と対策

  • リピーターの確保

    • 課題:ブルーインパルス目的の初回訪問から一巡した後の顧客定着。

    • 対策:季節限定商品の開発やイベントの定例開催、VRコンテンツの定期更新。  

  • 一般道・高速道路両方からの周遊性向上  

    • 課題:矢本PA利用客の施設利用から、さらに市街地や周辺観光地へ回遊させる仕組みづくり。

    • 対策:インフォメーション機能を強化し、市内店舗との相互送客連携を促進。

  • 維持管理費の最適化

    • 課題:大型展示物(T-4機体等)や先端体験機器(VR)の長期運用コスト。

    • 対策:ふるさと納税や企業版ふるさと納税の活用、オリジナルグッズの収益還元構造の確立。  

ブルーインパルスの迫力ある空撮映像や展示の様子を詳しく見たい方は、ブルーインパルスのコックピット体験動画で施設の雰囲気をチェックできます。

「ブルーインパルスのパイロット気分が味わえます」コックピットある"道の駅"もうすぐオープン 宮城・東松島市

tbc東北放送 公式YouTube · 695 回の視聴

「ブルーインパルスのパイロット気分が味わえます」コックピットある"道の駅"もうすぐオープン 宮城・東松島市 で開く 

「ブルーインパルスのパイロット気分が味わえます」コックピットある"道の駅"もうすぐオープン 宮城・東松島市 11月、宮城県東松島市内に開業する「道の駅東松島」に21日、国土交通省からの登録証が伝達されました。建物にはブルーインパルスをイメージしたデザインがあしらわれています。「道の駅東松島」は、三陸自動車道上り線の矢本パーキングに隣接する場所に東松島市が整備しています。21日の伝達式では、渥美巌市長に国土交通省から「道の駅」の登録証が手渡されました。総事業費はおよそ23億円で、3棟ある建物を合わせた延べ床面積はおよそ2200平方メートル。地元の航空自衛隊松島基地に所属するアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」のデザインが至る所にあしらわれています。物販エリアでは地場産品を中心に取り扱い、飲食エリアは特産のノリやカキなどを提供します。仮想現実=VRゴーグルを使ってブルーインパルスのパイロット気分が味わえるコクピットも用意されています。東松島市 渥美巌市長: 「眺望が良いところなので年間を通じて松島基地のブルーインパルスの訓練飛行も見えるのでそういうところを売りにしていきたい。市の発展の大きな起爆剤にしたい」国土交通省が「道の駅」として認定するのは、今回の東松島が宮城県内で19カ所目、東北では175カ所目となります。開業は11月27日で、市では、年間100万人の来場を目標としています。 詳細は NEWS DIG でも!↓ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/1502068新しいウィンドウで開く

 

オープン日と来場者数

 

  • オープン日2024年11月27日にグランドオープンしました。

  • 目標来場者数:市では年間100万人の集客を目標として掲げています。

  • 訪問(来場)客数

 
    • 開業から約3か月(2025年2月27日時点)で累計30万人を突破しました。

    • 1日平均で約2,000人超が訪れており、県内外から順調に集客を伸ばしています。

道の駅東松島の設置経緯・財務・取り組み

整備のきっかけ・背景

  • 地域振興と防災・観光の拠点化:三陸沿岸道路の利便性を活かし、市内への立ち寄り客増加と地域経済活性化を目的として整備。

  • ブルーインパルスの利活用:航空自衛隊松島基地が所在する魅力を前面に出し、全国的な知名度を活かした独自観光拠点を目指した。

  • 高速道路(矢本PA)との連携:矢本PA(上り線)と連結・一体化させることで、高速道路利用者と一般道利用者の双方を取り込む構造を計画。

総事業費(約23億円)の想定内訳構造

  • 用地取得・整地費:PA隣接地の敷地整備・基盤造成。

  • 施設建設費:メイン棟(物販・飲食)、体験棟(VRコックピット等)、屋外展示スペース(T-4ブルーインパルス実機設置枠)の3棟分建設。

  • 周辺・アクセス整備費:三陸道矢本PAおよび一般道からの流入・回遊ルートの接続工事。

想定収支モデル

  • 収入源:直販所(地場産品・海苔ラーメン等)の売上、飲食エリア収益、限定グッズ販売、テナント料、VR搭乗体験等の収益。

  • 支出項目:光熱水費・人件費、T-4機体やVR機材などの維持管理・保守費、施設全体の修繕維持費。

  • 収支目標:初年度来場者数100万人を標榜し、黒字化および地域への経済波及効果の創出を追求。

主要課題と取り組み(対策)

  • 課題1:初訪客からリピーターへの転換

    • 取り組み:ブルーインパルスの訓練飛行スケジュールに合わせた限定イベント企画、定期的な特産品フェア開催、VRコンテンツの新規アップデート。

  • 課題2:高速道路利用者の市内回遊性確保

    • 取り組み:PAからの立ち寄り客に対し、観光案内機能を強化。市内飲食店・観光施設で使えるクーポン発行や相互送客ネットワークの構築。

  • 課題3:展示物・先端機材のメンテナンスコスト

    • 取り組み:ふるさと納税や企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)を活用した整備財源の調達、オリジナルグッズ収益の維持管理費への補填構造の最適化。