多逢聖因(たおうしょういん)縁尋機妙(えんじんきみょう)
平成21年10月8日から11日まで
三重県総合文化センター第1・第2ギャラリーで全国表装作品展が
併催の華道家元池坊津支部花展と共に行なわれました。
全国からその絵にあった表装と屏風や襖など持って来られて、すばらしい展示会になりました。
イベントとして雅楽や大書道や紙漉きや唐紙の体験な多士済々の催しがなされました。
10日(土)と11日(日)はイベントとして、こころの塗り絵の中にある、供養菩薩の塗り絵の講習会を致しました。
いままで作品展は作品だけで、塗り絵講習会は塗り絵だけでしたが、今回は併用で行ないました。
老若男女と言いますが、お爺さんやお婆さんや2歳から3歳くらいの子供達まで参加して下さり、
塗り絵は歳に関係なくできる、心の癒しになります。
特に子供の情操教育に良いからと、親が勧められて来られました。
絵を鑑賞して、自分も参加できるこの企画は、これからの寺院活性にお役にたてる企画と思います。
このすばらしい御縁を頂いた三重県表具内装組合連合会会長の村田義行様に感謝致します。
彼の心配りと気配りは、なかなか私のような凡夫には真似できません。
しかし、地蔵本願経にある多逢聖因(たおうしょういん)縁尋機妙(えんじんきみょう)と言うように、
良い人と出逢うと良い結果になります。
合掌。
同業者に与える影響を危惧する
ある仏壇店が
強引に
老女へ高額な仏壇を買わせために身内の方が、ある偉いさんに相談して、いま大問題になっています。
判断の付かない認知症に方のお金を持ち出している銀行員の話や、
土地の権利証を使って、借金をする話など新聞で見ます。
老女の人の良い方を断りにくい状態に陥れて、
商品を買わす事は詐欺のようなものです。
この前にも大阪の大きな呉服店が強引に着物を買わせて、問題になりました。
この大不況の中ですので、店員にノルマを与えて強引に物を売りつける事も多くなりますが、
それは人としての信用を失います。
特に仏壇は信仰の対象物ですので、心を踏みつけるようなものです。
その行為はその仏壇店だけではなく、
良心的な仏壇店までもが、
不信用にかかわるように思われる事を危惧します。