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裁判で小清水(明石家さんま)は、証人の主張を覆した。
婚約者・稲垣(小高恵美)も見に来て、憧れの視線を送っていた。
小清水「我々は依頼人のために荒っぽいこともするんですよ」
秘書に「午後10時に起こして」と依頼。
車を運転して、アリバイづくりをしてから向井(秋本奈緒美)のマンションを訪れた。
向井「これまで通りお金はちょうだいね。言っておくけど、あなたの家庭を壊すことなんて簡単なのよ」
頭に来てガラス製の水差しで殴って、殺害してしまった。
指紋を消していたところ、今泉(西村雅彦)が訪問してきた。
1階フロアのドアロックを解除。
小清水は外に出て、今泉は何も知らずに部屋へ入って行った。
今泉は倒れている向井を見つけ、マンションを出て逃げ出した。
今泉は、長期休暇中だった。
芳賀(白井佳男)が今泉のアパートに直行し、血まみれのコートを発見。
猛ダッシュで逃げたものの、逮捕され拘置所へ。
古畑が面会。
古畑も事件の担当を外されたという。
今泉は、自分以外にも、付き合っていた男がいたと話した。
知り合いだと言う弁護士の小清水が入って来た。
学生時代は花田と言っていたのに、小清水は被害者を「向井」と呼んでいた。
古畑は、ここを見逃さなかった。
小清水は現職警察殺人事件の弁護を引き受けることになった。
小清水は古畑に「作戦を考えます」。
現場を見せると言って、古畑は小清水を誘った。
運転しながら、小清水は「場所がわからない」
「部屋番号もわからない」古畑のワナには、小清水は引っ掛からなかった。
エアコンのリモコンがわかったところで「よく分かりましたね」
向井は猫を飼っていたけど、(猫アレルギーの)小清水が来る日は預けていた。
小清水は部屋を出てからクシャミをしたのを、しっかり古畑に見られた。
東京拘置所。
小清水は今泉に自白させて、執行猶予に持ち込もうとした。
古畑は「本当に自供したんですか?」
小清水「古畑さんには証人になってもらいますからね。法廷テクニックを駆使させてもらいますわ」
古畑も裁判を見に来ていた。
関係者は「水刺し」と言ったところ、小清水は「花瓶」と言った。
今泉によると、向井は真犯人のことを「先生」と呼んでいたという。
ホステスを証人を呼んで、今泉はやたらプロポーズをする男だと、裁判で明らかにした。
古畑は面会して今泉に「犯行を認めたら終わりだよ。利用されているのが、わからないか。あとはこっちがなんとかするから」
今泉は裁判が始まると、突然手を上げて「やっぱり僕やってないんですよ」この日は閉廷となった。
小清水「話が違うやないか」耳元で「死刑や」
古畑が「こうなったら、完全無罪で押し切るしかないですね」
小清水「白々しい」
古畑「事件の夜、どこに行ってました?事務所で仕事してました?」
小清水「アリバイ崩れたら、またおいで」
検察は、今泉がバラを持ち帰ったことについて、犯罪の隠蔽工作だと言った。
小清水がルンルンで事務所に戻ったら、待ち構えていた古畑「ご機嫌ですねえ」
小清水「花のことは初めて聞きました。負けだ」
古畑「アリバイ崩したらまたおいで、と言われたので来ました。転送電話って、便利なものがありますね。事務所には、2本電話があって、秘書は両方鳴らしたと言ってました。秘書は会話の内容を録音していた。1本目留守番電話のアナウンスが聞こえないです。本当はどこにいらっしゃったんですか? ニセのアリバイまで作って」
小清水「誰と会っていたか言えない。俺があのマンションに行っていたと言う証拠はあるのか」
古畑「ありません。あいつには人を殺せないってことを立証して見せますよ」
小清水「おかしなこと言うたら、尋問は中止や」
古畑「小清水先生、私はあなたが殺したんだと思っています。必ず尻尾を掴んでみせます」
小清水「頑張んなはれ」
証人尋問で古畑が証言台に立った。
小清水「手短に」
古畑「今泉は同僚として、最低の部類に入ります。しかし、これだけは断言できます。犯罪するような人間ではありません。私は真犯人を知っているんです」
裁判長「聞き捨てならないですね」
検事「何か証拠でもあるのか」
古畑「あります。昨日までの裁判記録のコピーです。小清水さんは一つだけミスをしました」
芳賀が水差しを持って、法廷に入って来た。
古畑「これは凶器と同じものです。これは何を見えますか」
裁判長、検事、秘書皆「水差し」と答えた。
古畑「これを花瓶だとおっしゃった人間がいるんです。今泉はバラを持って来た。しかし猫を飼う彼女の家には花瓶が無かったんです」
小清水のフィアンセは退席した。
小清水「もうええ」
古畑「それは自白と考えてよろしいですか」
裁判長「前代未聞です」
結審。
古畑は今泉のオデコに愛のピンタ。
小清水「君はええ弁護士になるな。今すぐ司法試験を受けるんや」
古畑「すぐですか」
小清水「決まっているやろ。僕の弁護するんや」
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さんまさんの演技も光り、テンポよく進んであっという間にエンディングになりました。
秋本奈緒美さんも憎たらしい役、西村まさ彦さんも間抜けな役がハマっていました。
楽しい再放送でした。
オチも見事でした。
改めて、三谷幸喜さん脚本に敬意を示したいと思います。
前回の「古畑任三郎」の記事はこちら(2021年5月22日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12676038539.html
では、明日。