◆古畑任三郎ファイナル・松嶋菜々子の「ラストダンス」 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

▼写真AC acworksさん提供のフリー素材


毎回主役級の犯人役が話題で、今回は松嶋菜々子さん。

脚本家・加賀美京子は合同ペンネーム。
双子の妹の大野かえで(松嶋菜々子 =2役)がプロットを考えて、姉のもみじがセリフを書く。

ドラマ「ブルガリ三四郎」の打ち上げパーティー。
刑事ドラマを書くにあたって、古畑に監修を依頼したと言う。

自宅には、表に出ないもみじがいる。
内向的なもみじは、買った惣菜を食べながら事務所で原稿を作成している。

社交的なかえでは、積極的にミーティングに顔を出す。
次回は「ラブポリス」という作品。
事件モノでなく、刑事のプライベートな部分を描くことになったので、引き続き古畑にアドバイスを依頼した。
チークタイムで2人はダンスすることになったが、古畑はうまく踊れなかった。

古畑はダンスが出来るように本を買って勉強した。
ラ・ボエムで待ち合わせ。
まだまだ時間があるが、かえでが車で通りかかって、声をかけた。
「黄色いコートは着ないの?」

かえでは、姉から呼ばれ、事務所としているマンションの5階に着いた。
もみじからコンビ解消の話があった。

かえでは杉浦(松金よね子)に、タバコを買いに行かせた。
その間に銃で撃って、銃を死体に持たせた。
爆竹が数分後に鳴るようにセットした。
杉浦の引き出しから鍵を出して鍵を閉めた。
杉浦が戻って来た。
かえでは帰って行った。

かえでは開けておいた裏口から入り、「しばらく1人になりたいから、よろしく」とドアから顔を出し、杉浦に言った。
その後、古畑と会った。
古畑はビンゴで当たった黄色いコートを着た。
もみじの携帯電話から自分の携帯にかけて、一人芝居をしてから、かえではマンションに戻った。

杉浦は、鍵が見つからないと言う。
部屋からバンと言う音が聞こえた。
もみじは亡くなっていて、杉浦に救急車を呼ばせた。
その間にかなでは火薬を隠し、携帯電話も戻した。

今泉と西園寺が現場に駆けつけた。
「ブルガリ三四郎」の脚本家だと知った。
かえでから、古畑任三郎とカフェで打ち合わせしていたと聞き、2人がカフェに見に行ったら、古畑は逃げ出した。

杉浦は泣き続けていた。
かえでは杉浦に「やることは山ほどあるはずよ」
新聞発表は伏せて、自殺ではなく病気として公表すると伝えた。
古畑がかえでに会った。
「ご自分を責めてはいけません」
古畑が「拳銃の入手先に心当たりはありますか?」
かえでは「暴力団幹部のドラマをやるので、話を聞いた際にもらって、金庫の中に保管していました」

スケジュール表を見て、次の仕事のために車を呼ぶと言う。
古畑は「さっきは運転したのに?」
かえでは、調子が良くないからだとごまかした。
もみじの原稿は1・2枚目が床に落ちていて、3枚目の上に携帯電話が置いてあった。
携帯電話を第三者が置いた可能性を考えた。

古畑は、遺書の筆跡鑑定に回すよう、指示した。

杉浦の証言では、最近もみじが化粧品を買っていた。しかし、化粧品が引き出しから見当たらなかった。
また、ファンからもらった音で反応するピエロの人形(ピンキー)があった。

かえでは、映画の特別試写会のゲストとして参加した。
古畑が追いかけて来た。
ピエロが棚から床に落ちるには、2回大きな音が鳴っているはずだと。
杉浦がタバコを買いに行っている間に鳴っていないか、かえでに尋ねた。
かえでは、自分で触って人形を動かしたと言った。

古畑、今泉、西園寺はラ・ボエムにいた。
西園寺は「爆竹を使ったはずだと言い、ピンキーの件にしても説得力がありません」と、かえで犯人説を訴えていた。
今泉「あんたがぞっこんの美人の脚本家は相当なワルだ」
今泉は実験してみた。
ラ・ボエムから裏口、非常階段を使って20分もかかった。
西園寺「かえでは10分で戻って来れた?」
古畑「わたしはシロだとは言ってない」
鑑識から今泉に電話があり、遺書はもみじの筆跡で間違いないという。
一気に他殺説がしぼみ、西園寺も諦めかけた。
古畑「これではっきりした。これは殺人事件だ。彼女はクロだ」

水曜ドラマ「ポタージュ」製作記者発表。
記者からの質問「今回のドラマは音楽に例えると何でしょう?」
かえで「ごめんなさい、ちょっと浮かばない」
記者「(いつもしている)主演女優へのアドバイスはどんなことをしましたか?」
かえで「ぼんやりしてしまったの」
見ていた番組スタッフが、会見を中止にした。

中華レストランで会食。
かなでは番組スタッフに「一瞬頭が真っ白になっちゃったの。今朝姉が他界しました。これからは加賀美京子は私1人なの」
料理が来るまでの間に古畑が現れた。
「お姉さんのオフィスまでお付き合い願います」

古畑は他殺だと推理した。
かえで「すべては推測でしょ」
古畑「お姉さんは変わろうとしていた」
かえで「具体的な証拠でもあるの?」
古畑「化粧品や、最近買った洋服はみな持ち去っています。持ち去ることができるのに、持ち去らなかったもの、大きな鏡です」
もみじは水槽の照明を消して鏡としていた。
古畑「もう1か所、付き合ってもらいたいところがあるのです」
ダンスを踊ったクラブに着いた。
休みだったのを営業させてもらった。
「昨夜の汚名を返上させてください。シャルウィダンス?」
かえでは足が動かなかった。
先に椅子に座った。

古畑「あなたはもみじさんですね」
もみじ「ええ」
古畑「見た目はどんなにごまかせても、踊りのステップだけは、やったことがない人には無理です」
もみじ「どこでわかったの?」
古畑「決め手になったのは時間です。かえでさんは、裏口を通っていたら、20分かかってしまう。エントランスの静脈センサーを通れるのは、もみじさんだけです」

もみじ「社交的な妹、あの子が太陽で私は月、私だって自分の力で輝きたいと思ってはダメ? どんなに私が頑張っても、結局はあの子と比べられる。あの子がこの世にいる限り、わたしは影でしかないの」
古畑「もっと早くに気づくべきでした。もみじさんは免許を持っていない。黄色いコートは妹さんが着るようにおっしゃった。カフェでのグラスの口紅ですが、妹さんはいつも飲んだ後にさりげなく拭いていました」
もみじ「そんなところにほころびがあったわけね」
古畑「彼女には何と言ってもちかけたんですか?」
もみじ「刑事さんが気づくか試してみよう、ということになったの」
もみじ「お陰で今日1日は夢のような時間を過ごすことができました。やっぱりわたしには無理ね。おかしなもので、なんだか肩の荷が下りたみたい」

古畑は、姉妹によく似た人が、自分を裏切った恋人を殺して古畑に逮捕され、その後はアメリカに渡り、幸せな結婚生活を送っていることを話した。
「人は生まれ変われるのです」

「行きましょう」と言うもみじに、「1曲踊っていただけませんか?あなたが踊れたらどうしようかと思いました。でもいいじゃないですか、踊れない同士」
ダンスしながら、もみじは涙を流した。

----- ----- -----
田村正和さんの追悼番組として、ゴールデンタイムに再放送された。
初めてこの回を見た時は、双子が入れ替わったことに驚いたものだった。
さすが、三谷マジック。

この回は2006年1月に放送され、松嶋菜々子さん主演で高視聴率となった「家政婦のミタ」はこれより5年後になる。

田村正和さんの古畑任三郎は唯一無二。
二代目を望んだ時もあったが、誰がやっても初代と比較してのブーイングが起こるかもしれない。
東京スポーツの「飛ばし記事」によると、「新・古畑任三郎」が、阿部寛さんかオダギリジョーさんの2人に絞られたと書いてある。

古畑任三郎と米倉涼子さん、堺雅人さん、香川照之さん、松重豊さんとの対決なんて見てみたかった。


「古畑任三郎 VS 江口洋介」の記事はこちら(2020年5月24日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/miyacar/entry-12598659860.html

では、明日。