以前は高級店、今は劇的進化を遂げて、カジュアルな店が増えてます。
新進気鋭の進化系天ぷら
新橋:俺の天ぷらバルバルスタイルで、洋風なおしゃれなつくり。
天ぷらとワイン。
メニューはえびや野菜だけでなく、新しい食材を使った進化系の天ぷら。
モッツァレラチーズの天ぷら 280円
細長いスティック状
和牛と大葉の天ぷらウニのせ 999円
和牛をミルフィーユ状に重ね、ウニをトッピングしたもの
ホタテ・タケノコ・桜エビの湯葉巻き天ぷら
999円
和牛のヒレ天ぷら 1180円
天ぷらは敷居が高そうですが、お客さんからはカジュアルに食べられると好評。
人形町:すずき
アジのなめろう天ぷら 420円
浅草:秋光
煮込み大根の天ぷら
出汁がたっぷり染み込んだもの
日比谷:天寅
イチゴとクリームチーズの生ハム巻き天ぷら
500円
都内には進化系が50店舗以上。
変わり種天ぷらは、天ぷら歴が浅めでも斬新なアイディアでメニューを作れ、可能性を感じられるそうです。
浅草の天ぷら専門店の店主・谷原秋光さんによると、天ぷらを揚げるフライヤーがすごく進化していて、簡単に美味しい天ぷらがあげられる。
初心者でもガッツリ修行する必要がなくなったようです。
ハイテクフライヤー
誰でも簡単にさくさく。電波振動により、食材の水分と旨みを保つことができ、外からの余分な油を吸収しにくくする効果もあり、中はジューシー、外はサクサクの美味しい天ぷらを揚げることができる、と言うのです。
さらにこのマシンは、天ぷら職人たちの苦労を解決しています。
これまでのシビアな時間管理が不要です。
天ぷらはタイミングを間違えると、衣がべちゃべちゃだったり、中が生のままになりやすいので、音を聞き分けるという熟練した職人技が必要でした。
このマシンを使えば、食材の中の水分を逃さないため、多少揚げ時間が長くなってしまっても問題ないようです。
秋光では、カレーの天ぷら、えびグラタン、明太チーズもんじゃの天ぷらなど、以前は困難だった水分の多い料理まで天ぷらに出来たとのことです。
電波振動調理器 45万1000円
現在は、スーパーの惣菜売り場やレストランも導入
天ぷらを始め、揚げ物業界に革命を起こしているのです。
博多天ぷらスタイルの台頭
もう一つの大きな流れが、今全国に続々と進出し始めてブームとなっている博多式天ぷら。大阪・箕面「山」(店主が博多出身)
東京・渋谷「たかお」
北海道・札幌「やまや」
台湾でも行列。
博多スタイルとは?
2009年に誕生した「たかお」は、看板メニューが天ぷら定食 1200円。
スピードで揚げて回転率を上げています。
7種の天ぷらを3回に分けて提供し、食べたら次のが届くため、お客さんにとっても常にアツアツの天ぷらが食べられます。
ランチタイム4時間に計200人以上のお客さんが来るようです。
天ぷら小出しのスタイルは、食に関してせっかちな博多なゆえに根付いたスタイルのようです。
変わり種 具材の天ぷら
沖縄県は全国で9割のシェアを誇る、もずくの天ぷら。岩手県ではビスケットの天ぷらがあり、おやつ感覚で楽しめます。
大阪・箕面には、普段食べることのないもみじの天ぷらがあります。
もみじに衣つけて揚げていて、砂糖とゴマ入り。
天ぷらに使われるもみじは、食用に栽培された一行寺楓の葉と言う種類の木から採れたものです。
それを塩漬けにすることにより、葉っぱのアクが抜け、スジが柔らかくなり食べやすくなるそうです。
立命館大学の鎌谷かおる教授によると、江戸時代は串に刺して屋台で天ぷらを立ち食いしていました。
その理由は、江戸では火事が大敵で、屋内で天ぷらが禁止されていました。
屋台で食べるのが一般的だったようです。
おうち天ぷら
油の処理がたいへんで、美味しく作れません。そんな悩みを解決する便利アイテムがSNSで大バズり中。
四角形の天ぷら鍋
角まで広々スペースを使えます。
油の量も約20パーセント減らせ、油の量を必要最小限に抑えられます。
後片付けも楽です。
かき揚げリング
複数の食材を揚げるかき揚げなど、具材がバラバラになるのを防げると人気。
油はねガード
鍋にワンタッチ装着することにより、はねた油がコンロ周りに飛び散るのを防ぎます。
焼き天ぷらの素
お好きな具材を切って、生地をつけて約6分間(目安)焼くだけで、ザクザク食感の天ぷらが食べられます。
目標の月間売り上げの4倍の大ヒット。
伊集院光さんの天ぷら・うんちく
1932年に来日した喜劇王・チャップリンは、首相官邸で晩餐会に招待されていましたが、天ぷらにハマっていたチャップリンは晩餐会を欠席したそうです。
五・一五事件で犬飼首相も暗殺されてしまったので、チャップリンも犠牲者になっていたかもしれません。
天ぷらがチャップリンの命を救ったという逸話でした。
浅草・下町天丼 秋光 の記事はこちら(2017年3月28日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12259149486.html
では、明日。