◆林修の今でしょ講座「今、気象予報でしょ」 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

▼Photo AC :himawariinさん提供のフリー素材


各局の気象予報士が集結。
森田正光さん
木原実さん
天達武史さん
片岡信和さん,
石原良純さん
林修先生の天気に関する疑問を、専門家が解説する番組。

第一章
天気が荒れるサインになる雲は?
傘を持たずに出たら、急に猛烈な雨が降って来ることがザラ。
実際の雲や空をみれば、ある程度予想できる。

天気予報がない時代は、日和見と言って、小高い丘の上から雲を見て天気を予測していた、
その中のことわざは今でも使えるもの。

雲ができるしくみ
太陽の熱で海面が温められ、水分が蒸発する。
空の上はとても冷たいから、蒸発した水分が
小さな水や氷の粒になることによって
どんどん集まることで雲になる
夏はとても暑くて水分が蒸発しやすいから、大きな雲が出来やすい。

問題
雨を降らせるかもしれない雲は?
(A)綿菓子のような雲
(B)灰色の塊になった雲
(C)筆で書いたような雲
正解は(A)積雲
夏場によく見られる綿菓子のような雲の形。
これが成長すると、危険な積乱雲になる。
しかもゲリラ雷雨のような降り方をする。
底の部分が平らになっている。

(B)は層積雲
低い場所にあるうすい雲
雲は太陽の光で色が違って見える
低い場所にある雲は太陽が当たりにくいから黒っぽくなっている。
一見黒くて雨が降りそうだけど、よく見ると所々に青空が見える
層積雲は水蒸気をあまり含んでいない雲なので、雨は降りにくい

(C)筆で書いたような巻雲(けんうん)
水蒸気を含んでいない薄っぺらい雲。
この雲が見えるときは、1日雨の心配がない。

積雲の中の雲粒は、激しく動いている
雲の中では、上昇気流と下降気流が行ったり来たりしている。
雲同士がくっつく。大きくなって浮いてられなくなって、雨となって落ちる。
積乱雲は高いものは高さが15000メートルのもの。
含まれる水の量は約90万トン。
25メートルプールに換算すると1500杯。
それが局地的に降る、だからゲリラ豪雨になる。

天気予報でも「今日は大気の状態が不安定です」って言う時は、地上と上空の温度差が激しい日なため、積乱雲が出来る。
積雲がどんどん大きくなるのは、天候が荒れるサイン。

悪天候のサインとなる要注意な雲
1. 乳房雲
これが出ると、竜巻とか激しい雹が降る
雲がボコボコしている部分で激しく風が対流する
その間に氷の粒が大きく成長する。
重くなって落ちてくると雹になる。
底が平らになると激しい雨が降る。
10秒間この雲を見ていれば、風の動きでこちらに迫っているかどうかわかる。
ゲリラ豪雨が発生する前に、ヒヤッとした冷たい風が吹く。
雨が地面に落ちるまで5〜7分ほどかかるが、その前に空気だけ落ちてくるから。

2. うろこ雲
秋によく見る秋晴れの雲。
2・3日後の悪天候のサイン。
うろこ雲は成長すると、もっと大きなひつじ雲になる。
それが雨雲になる。
ひつじ雲は「翌日雨」のサイン。

他にも、天気が荒れるサインとなる雲
・長く残る飛行機雲は、空気が湿っていることがわかる。
雲が出来る時は、上空の空気が湿っている。
10分以上残っていると、うろこ雲になる場合もある。
「天気は西から下り坂」と言う言葉がある。
日本列島の西に低気圧があって、10分以上飛行機雲が残ったら、2・3日後には雨が降る。
太陽の周りに輪であるハロがあったら、うろこ雲の前触れ。

3. スーパーセル
巨大な積乱雲

4. 漏斗雲
下までつけば竜巻となる。
竜巻の速度は、時速40〜50キロに及ぶ場合もある。
漏斗雲を見たら、建物の一階か地下に避難して竜巻に備える。

第二章
線状降水帯つて何?対策はできる?

最近よく天気予報で耳にする線状降水帯とは、猛烈な雨を広範囲に長時間降らせる気象現象のこと。
ゲリラ豪雨は単独の現象であるが、線状降水帯は積乱雲がいくつも連なって大雨を降らせる。
線状降水帯というと、新しい言葉かと思うが、太古の昔からあった。

<水害対策検定>より安全に避難する方法

1.外は猛烈な雨、道路は冠水、傘はどうする
・持っていく
・持っていかない
正解は持っていく
かさはステッキに使える
足元の危険を確認することが出来る
マンホールの蓋が開いていることもある

2. 道路は冠水、何を履いて避難する?
・スニーカー
・長ぐつ
正解はスニーカー
長ぐつの中に雨が入り、余計に歩きにくくなる

3. 道路が冠水した時の道の歩き方
どこを歩いて避難する
・端の歩道
・道路の真ん中
正解は道路の真ん中
道路の端は水が溜まりやすく、障害物も多い

第三章
今年の台風はどうなる?

年々巨大化する台風
最近よく聞く「観測史上最大」
巨大化している理由は、温暖化による海水温の上昇。
平均で海水温が1度高くなっている。
水蒸気が増加、1度で10パーセント増えてしまう。
より雨量の多い積乱雲が発生する。
しかも最近の台風は、過去の経験則が当てはまらない

台風8号が初めて宮城県に上陸した。
備えのない地域に大雨が降ると、被害が甚大になる。
2018年21号には北海道に台風が来て、大災害
2016年8月には観測史上初めてUターン台風。

台風はゲリラ豪雨と違って、準備をすることが出来る。
台風進路予想図がある。
a.白い線で描かれた「予報円」の意味を理解する。
円の中に入る確率が70%だということを表して、大きければ大きいほど進路にバラつきがあって、決して台風の大きさではない。
台風は最新の情報を確認するのが一番。
窓ガラスに保護フィルムを貼るなど、心の準備が命を守る備えになる。

b. 台風の中心から見て右側にいたら要注意。
台風は反時計回り。
時速数十キロで進行方向に向かって進んでいる。
右側は、台風の円運動の風プラス、進行方向の風が加わり、さらに風が強くなる。
台風の中心より、自分の家が右側にある場合、暴風対策をより入念に。

他人に迷惑をかけない台風対策
自分が加害者になる可能性もあるので、家の外にモノを置いておくと、風で飛ばされて他人に当たる可能性もある。
いろいろな災害がある中で、台風は予測ができる災害。

雷から身を守る対策&予防法を身につける、

<正しい雷対策>
1. ゴム製品は雷を防げる
ウソ
ホント
正解はウソ
ゴムを履いていても電気は通る
電気は体を通ったらアウト

2. 金属のアクセサリーを外せば、落雷の危険が下がる
ウソ
ホント
正解はウソ
金属があろうがなかろうが、雷の電気を浴びたらおしまい
「金属のベルトは外した方がいい」というのは迷信

3. 雷が落ちても車の中にいれば安全
ウソ
ホント
正解はホント
車の中だけではなくて、電車の中でも、飛行機の中でも安全
鉄に覆われた場所は、雷が落ちると外側を電気が通るから

4. 雷が鳴っている時、木の下で雨宿りするのは危険
ウソ
ホント
正解はホント
雷の時は木から4メートル離れれば安全

質問
光るだけで音が聞こえない雷は何?
雷の距離が遠い時、稲光は見えるけど、ゴロゴロ音は聞こえないことがある。

第五章
気象予報士の意外な仕事ってある?
気象予報士の仕事と言えば、お天気キャスターが有名。
しかし、身近なところで活躍している。

スーパー・コンビニ業界
天気や気候から売れる商品をアドバイス
わかりやすいのは、アイスクリーム。
22度になるとアイスクリームが売れ、30度になるとかき氷が売れる、と言われる。
食品ロスの削減に役立っている。

交通業界
コースをどうするかで船舶や飛行機など、数十万から数千万円の燃料費のコスト削減が出来る。
上空の偏西風を利用するとか、気温が高いと揚力が得られないので、余計に燃料が必要になる。

スポーツ業界
昔はプロ野球の試合ができるかを判断する気象予報士がいた。
今回のオリンピックのサーフィン競技も、台風の進路に合わせて日程を変えた。
マラソンではコースの日陰まで予測して、最適なコース設定に協力した。

第六章
天気予報の最前線は?

民間最大級の気象予報会社・ウェザーニュース
ここまで進化した気象予報
1. 30分前までにゲリラ雷雨の発生を予報
一般の方から送られてきた情報を基に雨雲、風向き、発達速度などを分析。
ゲリラ雷雨の発生を予測することが可能になった
現在は1日約2万通の投稿がある。

2. 駅ごとの天気の違いがわかる
気象庁の観測機は全国に約1300カ所。
ウェザーニュース社の観測機は約1万3000カ所。
「1キロメッシュ」の天気予報は、より狭い範囲の天気予報を可能にした。
気象庁は20キロメッシュ。

3. 最新アプリで浸水被害を仮想体験
報道番組などでの「30ミリの雨」「1メートルの浸水」は、言葉だけではピンと来ない。
降水量80ミリシミュレーション
浸水シミュレーション
ARの技術を使うことで被害の状況を可視化することが可能。
災害を疑似体験することで対策も出来る。

自分の身を守るためには、対策が必要。

活用したいハザードマップ
国土交通省のサイトから確認可能。
荒川流域の川が氾濫した様子をシミュレーション。
水害に備え、ハザードマップの使い方を覚えておきたい。

気象予報士の試験は1994年から始まった。
試験は難しく、合格率は5%
第1回の試験では合格率は13%
「森田さん落ちる」新聞記事になった。

石原良純さんによると
今後は災害に備えて、気象のプロが各役場に必要になる。

最後に、林修先生
どんなに暮らしが便利になっても天気と我々の生活は切り離せない。
どういう関係があるかをわかるように専門家が分析して、より市民が快適に暮らせるように情報与えてくれる。
そんな仕事が発展しないわけがない。


第四章は、映像が必要なため、カットしました。


前回の「林修:ヨーグルトのパワー」の記事はこちら(2021年3月19日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/miyacar/entry-12663224571.html

では、明日。