生徒さんからのご質問
生徒さんからのご質問です。
以下にまとめて掲載します。
1.自化忌3つ以上、自化権3つ以上は、それぞれの象意が特に強
■向心力も多いと同じような傾向になりますが、ただ向心力は作用が一番弱いので影響力は自化より弱くなります。
作用の強さの順番は
生年四化 > 自化 > 向心力 の順番です。
※向心力の作用は、向心力の発射元の宮から対宮に対しての影響力と理解してください。
2.主星のない宮は、対宮の主星が60~70%の影響力で入って
■対宮の状態が悪いと、その影響力はあると考えてください。
影響力の強さは一律に何%と数式では言えませんが。
例えば、田宅宮が悪ければ、その家庭内で育つ子供(子女宮)は穏やかに育つとは言えないですよね。
例)いつも家族が言い争っている暗い家庭では、子供に悪影響がありますよね。
3.上司がかなり年下、例えば20歳下でも、上司との関係は父母
上司が権力を持っているという点では父母
部下が上司を教え育てる面もあるかと思いますの
■このような場面で重要なのは、相手(上司)の年齢は一切関係なく、相手に従わなければ成らない関係なら父母宮の関係になります。自分より10歳も年下でも上司なら目上の関係で父母宮です。
部下が上司を教える場面なら、やはり年齢は関係ないです。
教える相手が自分にとって可愛くて仕方がないような相手なら「子女宮」です。
あるいは、教える相手が目下(地位)なら、「子女宮」です。
しかし、目を掛けてやるような感情が入らない相手なら「奴僕宮」と観た方が良いです。
地位が上の人に教えるなら、相手は「父母宮」の相手になります。
このように、相手が自分にとって、どういう地位の人かという判断をした方が良いです。
4.陰煞が田宅宮にある場合、霊障のある家や土地を表しますか? 私のつれ(友人?)の田宅宮には陰殺があります。
■ご質問は、田宅宮に陰煞があれば、住む家に霊的な現象が生じるのか? という意味でしょうか?
私も星曜派の東海林秀樹先生の講義で、この話を聞きました。しかし、これも必ずということでも無いようです。必ず霊現象に遭遇するというよりは、家に対して霊的な感性が有ると解釈した方が良いです。
例えば、田宅宮に「陰煞」が有れば、住む家の霊的なものに対して感性(霊感が働く)が強いという事で、家に何か霊的な物が潜んで居れば観えるという意味です。
霊的に問題の無い家なら何も観えないと思います。田宅宮に「陰煞」が有る人は、霊現象が嫌なら住む所をよく下調べした方が良いでしょう。
※遷移宮に陰煞があれば、霊的な場所に行くと何かを感じる人も居ると聞いたことがあります。
私のパートナー(宮巫女)は命宮に「陰煞」があり、霊感は強いです。幼少期から「不定愁訴」も強く、苦しめられてきました。また行く先々で神社仏閣が有れば、必ず立ち寄りお参りをしています。
■命盤の一ヶ所を観れば死因がズバリ判る、というものでもないです。
その時々の死因は命盤全体を診ないとなりません。
福徳宮と疾厄宮が共に大凶になる時期(大限、年など)に亡くなる確率は高いです。
その時の遷移宮は?(事故など)
震災で命を落とした人は、田宅宮、疾厄宮、福徳宮が大凶の時期でした。
大限の疾厄宮の象意は? 年の疾厄宮の象意は?(病死の場合)
その他に他殺や第三者の人と関わるような死因ならオハジキ占で奴僕宮が凶の時です。
自殺なら、福徳宮、疾厄宮、(遷移宮、飛び降り)
※一般の病死でも、福徳宮と疾厄宮は凶になります。
6.疾厄宮が心根を表すのは生年四化がある場合のみですか?
■基本的には、そうです。
7.六外宮に関して、宮にある星が相手の性格・性質を表しますか?
■六外宮の主星が相手の性格の傾向を表すと星曜派では論じていますが、多くの鑑定を通して思うことは、あまり主星は当てに成らないという事です。ただし、副星は(擎羊、陀羅、火星、鈴星など)相手との関係を表す確率は高いです。この場合、相手の性格というよりは、自分の性格と相手の性格との相性の問題と云えます。例えば、自分が気性が激しければ自分が原因で問題を起こすことになります。自分が弱い性格ですと、相手から攻撃を受けるという事でもあります。
自化は、自分が相手をどう思っているかを表すのでしょうか?
■六外宮の自化は、自分が相手に対して、どのように振舞うかという風に考えた方が良いです。
例えば、兄弟宮に自化権(B→)が有れば、兄弟姉妹、あるいは親友、心を許せる相手、などに対して遠慮なく何でもズケズケ言えるという事です。自化科(C→)なら兄弟宮の人と穏やかな関係で居たいので、相手の考えや気持ちを常に配慮し、それに逆らわない様にしようとします。
<参考>六外宮の場合
自化禄(A→)は、人間関係を重要視し、助け合い協力し合う。
自化権(B→)は、気兼ねなく言いたいことを言う。
自化科(C→)は、穏やかな関係を願う。逆らわない。
自化忌(D→)は、生年Ⓓの宮のコダワリ、マイナス感情が原因して、その悪い影響が後天的に現れる。
※自化のABCも、生年四化の宮が原因して、その影響が自化の宮に現れます。
その宮に向
■向心力はABCDの四種類あります。
それぞれの四化に応じた作用を対宮に及ぼす、という意味です。
例)田宅宮⇒子女宮への向心力の場合
〇向心力A=養育中、あるいは子供に対して無償の愛で家財を注ぎ込む。
〇向心力B=上記同様に支援しますが、子供に対して注文を付ける。
〇向心力C=金銭の支援はあまり出来ないが、協力は惜しまない。
〇向心力D=支援はするが、家計、家財に余裕が無く、家の中は火の車でも何とかして支援してあげる。
8. 宮先生が最近ブログに掲載されている命盤には、自化・向心力もア
■ネットで命盤が作成出来るサイトがあります。
台湾のサイトで中国語です。
※時々、間違えた命盤が出力されるので、紫微斗数WIN-EXと照合して使った方が良いです。
以上です。
宜しくお願い致します。