紅輪さんのブログに同感です。
相談者さんにとって有益な占い師さんは、的中率よりも占った悪い結果に成らないように、様々なアドバイスをしてくれる占い師さんです。
つまり的中率だけを追い求めていない占い師がよいです。
あるいは「必ず当たる」などという占い師さんは、相談者さんのことより自分の的中率を追い求めているのではと感じます。
「来年は必ず旦那様が不倫をしますよ」などと鑑定する、高名な占い師さんも居たと相談者さんから聞いたこともあります。
「必ず」とさも自信あり気が嫌だったそうです。
もちろんアドバイスなどは無かったそうです。
こんな例もありました。
相談者さんの生半可の紫微斗数の知識から、自分の命盤に自分や家族が亡くなるような象意を見付けて、大変心配になり高名な占い師さんに鑑定して貰いに行ったら、「そんな事にはなりませんよ」って、言ってくれるのかなと思ったら、その占い師さんは深刻な顔で考え込んでしまったそうです。
何度も「ん~」と深刻な顔をして、何度もため息を漏らした後に、神社にお参りに行ってください。とか、献血をしてください。とか云われてしまい、かえって不安が高まってしまい、これは避けられないのかな、やはり自分や家族は死ぬのかなと、深く思い悩んでしまったそうです。
そして、その問題が何年、何月に起こるかも教えては貰えなかったそうです。
相談者さんにしてみれば、必ず起こることが、神社のお参りで避けられるのか、献血をすれば避けられるのか、もしそれが必ず起こるならそれはいつ起こるのか。
しかし、鑑定結果はただただ、大凶という意味が判っただけで、具体的に何をどうしたら良いのかも分からなく、そんな事が必ず起こるのなら、占って貰わなければ良かったと後悔したそうです。
もしこのような場面に、私が遭遇したらどのように対応したのか考えてみました。
実際には、この相談者さんは私の所で再鑑定をされました。
そうしましたら、やはり事故や怪我、あるいは病気の意味が理論上ありました。
それは、紫微斗数のある流派の理論で自分や、自分と同じ性別の家族の死の意味にもなります。
確かに理論では死の意味にもなりますが、果たしてその死が自分なのか家族なのか。
もし死ならば死因は何だろう、そしてそれは何年の何月なのだろうと思いました。
でも、果たしてそれは本当に死の意味なのだろうか、離婚の意味にも解釈出来ます。そしてその問題の家族は、自分なのか、他の家族なら、誰なのだろうという事です。
そこで、私は紫微斗数の他の幾つかの流派で命盤を徹底的に分析しました。その結果、判って来ました。
ご本人の事なら、事故や怪我、あるいは病気で来年の3月頃だろうと。
しかし私は知っていました。その流派の「必ず起こる」ということは100%ではないという事をです。これは多くの鑑定を通して知り得たことでした。
そのことをご本人様に伝えました。
相談者さんへの伝え方としては、「死という事ではなく体調が低下し病気になり易い可能性はあります。またその時の期間は事故などに遭いやすい運気なので、外出時に周囲に気配りをしてください。横断歩道を渡る時も信号が青でも周囲の安全確認をしながら進行してください」
「これまで多くの同じような鑑定で、時期や原因を知って気を付けていた人は、命盤どおりには成らなかった人は多いです」と、笑顔で説明してあげました。
そして、命盤にはご本人様以外の象意も有るので、母親ならいつ問題が起こるのか、妹ならいつなのか。など家族別にご本人の命盤から要注意の時期を調べだしました。
その結果は母親の事なら、ご本人が60歳代の頃と分かりました。という事は、その頃の母親はもう80歳以上です。これなら母親は寿命による自然死です。心配はいりませんね。
では、妹さんの心配になる時期は?
そのことを調べました。その結果はすでに過去に起こっていました。ご本人が20歳代に妹さんは事故に遭われていました。
命盤と時期が一致しました。
ということで、命盤で心配になるのはご本人の事で、来年という事で結論が出ました。
さらに、ご本人の行動心理を命盤で診てあげました。
セッカチ、多動、不注意といういわゆる、アスペルガー個性の「ADHD」でした。これは命盤の四つの生年四化と自化などが何処の宮に入るかで分かります。 ※受講生さんはもう判りますね。
これらの事に心当たりは無いかお聞きしましたら、これまでの苦労はADHDの特性での苦労と納得されました。
ご相談者さんは安心されました。
この方はこれ以降、私のリピーター様に成られて、その後に何回も様々なことで鑑定を受けられました。
子供の事、家族との付き合い方から、職場でのこと、これまでの様々な艱難辛苦の原因と対策を知ることが出来たのです。
その後この方の、「死ぬかも知れない」という、危険な時期には大したことが無くて無事に越されたそうです。
ただ、事故とのニアミスが複数回有りましたが、すぐに鑑定の事が脳裏に浮かびハッと身を引いて難儀を得ずに済んだそうです。
■過去ブログ <的中率を上げたいならアドバイスはするな!> を参考にしてみてください。