人生の後半、あるいは晩年に幸せという命盤はどういう命盤? | 紫微斗数(星曜派 四化飛星 欽天四化) 宮立命/宮巫女 Miya_ritumei/Miya_miko

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  人生の後半から幸せになる命盤はどういう命盤?

 

 

生徒さんからタイトルのようなご質問を戴きました。

 

命盤の仕組みは生徒さんは既にご存じですけど、一般の方にも分かるように簡単にご説明します。

 

 

私の命盤を使ってご説明します。

人の一生の運勢は命盤では、どのように見るのか簡単にご説明します。

命盤には、十二個の枠があります。

これを「宮」(みや)と言います。

宮には名称がついています。

命宮⇒兄弟宮⇒夫妻宮というふうに、最後の十二個目は父母宮です。

 

この十二個の宮は、その人の十二の持って生まれた要素を診ることが出来ます。

十二の宮の要素については、過去のブログの記事で何回も解説していますので、ここでは割愛します。

 

この十二の宮は持って生まれた要素の他に、生れてから死ぬまでの様々な運勢も診れるようになっています。

生れてから死ぬまでの運勢は、大きく分けて三つの運勢です。

一つ目は「大限(だいげん)」といって、10年一括りの運勢です。

二つ目は「一年毎」の運勢です。

三つめは「月毎」の運勢です。

 

 

「人生の後半からの運勢」を診るなら、10年毎の運勢を診ると一生涯の運勢の流れが分かります。

 

上図の命盤で「命宮」という所に大きなオレンジ色の矢印がありますね。

その命宮の所に○で囲んで「6-15」とありますね。これは「6歳から15歳」を表しています。

※「6歳~15歳」と表記されていますが、実際は0歳~15歳を表しています。

※この年齢表記は「数え年」になっています。

 

 

そして、反時計回りで命宮の隣は「兄弟宮」ですね、ここにも○で囲んで「16-25」と表記がありますね、これは「16歳から25歳」の期間を現しています。

同じように宮を反時計回りで夫妻宮、子女宮というように順番に回って行きます。

十二の宮を一周すると最後は「116ー125」ですね。

これは「116歳~125歳」ということを表しています。

宮は「父母宮」です。

 

人生の後半というと、何歳ぐらいから云うのでしょう。

平均寿命が80歳ならば、40歳代ぐらいが折り返し地点でしょうか。

この40歳辺りからの運勢が吉運なら幸せということでしょうか。

 

しかし、ここで一つ疑問です。

「幸せ」って、何を指して幸せと言いますか?

お金ですか? 健康ですか? それとも豪邸に住んで優雅に暮らすことですか?

仕事や商売が繁盛することですか? それとも家族が全員元気で孫にも囲まれることですか?

 

紫微斗数の命盤で診れる運勢は、十二種類の運勢を10年毎、1年毎、月毎で診ることが出来ます。

 

「幸せ」ということを診るなら、まずは「福徳宮」という宮の運勢が、人生の後半から吉になれば幸せとも云えます。福徳宮とは、心の感情を診る宮です。嬉しい、悲しい、憂鬱などを診ることが出来ます。

 

この福徳宮の運勢が人生の後半から吉になれば、後半は幸せな人ということになります。

 

しかし、しかしですね。

多くの鑑定をしてみると、福徳宮が吉だからといって、全ての運勢が吉という人は稀です。

 

極端なことを言えば、財運は凶、田宅宮も凶なのに福徳宮が吉の人もいます。

この場合は、裕福でもないし、粗末な家に住んで居るけど、本人は幸せなのかも知れません。

 

そうかと言えば、財運も吉、田宅宮も吉、健康も吉なのに福徳宮は凶という人も居ます。

 

どうも福徳宮が吉になる条件は人それぞれのようです。

つまり、幸せの価値観は人によって随分と違うようです。

 

「人生の後半から幸せに成る人の命盤とは、どういう命盤ですか?」というと、まずは福徳宮が吉になっている人と言えそうです。

 

しかし、ここで再び問題があります。

人生の後半というと40歳代からということになりますが、10年単位の運勢で診ると、40歳代から80歳代まで40年間ありますが、この期間がずっと福徳宮が吉と言う人は非常に稀です。

 

せいぜい10年、あるいは良くて20年ほどは吉と言う人は少数派ですが時々います。

 

このようにして診て行くと、40歳代~60歳代の幸せが良いのか、60歳代~80歳代が幸せが良いのか、人によって意見の分かれる所でしょうね。

 

 

ちなみに私の命盤で診ますと(宮の状態や飛星ABCDなど総合的に診て)、65歳までは一時的には仕事や財運に恵まれる時期はありますが、寂しい人生でした。

 

66歳からは運勢上は波乱になっていますが、「66-75」の期間は大限の遷移宮に生年【化権】が巡り、社会的に勢いが増します。

ちょうどこの65歳になった時からプロの占い師になり、運勢の勢いも加わり知名度を上げることが出来ました。これで運勢は一気に高度を稼ぐことが出来ました。

 

しかし、仕事以外ではあまり良くはありません。

でも、「ほどほど」という事で、足りるを知ったせいか、とても満足感が得られています。

福徳宮は凶ですが、凶を感じなくなったのです。

どのような状況が起こっても常に客観的に見れるようになったのです。

この状況に相応しい言葉は「解脱」と感じます。

 

※解脱とは、迷いの苦悩から抜け出て、真の自由の境地に達することを指します。また、俗界の煩悩や束縛から解放されること、正気に返ることを意味します。<Google AI>

 

 

様々な不自由なものはありますが、人生で一番幸せな気持ちになれています。

 

こうしてみると、物質的なことは運勢で得られるけれど、幸せというものは、運勢ではなく、やはり「己の心」の問題のような気がします。

 

命盤の中で一番に重要な星は、【化忌】なのだなあと結論に至りました。

 

 

 

 

 

 

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