私ごとですが…ご報告(自慢?)
自分の娘のように可愛がり、育ててきた姪っ子が書いた小説の処女作が
『小説すばる新人賞』の最終候補の3作品に残りました!!
残念ながら最後の2作で争って惜しくも逃してしまいましたが、
それでも、最終候補まで残ったことが凄い!!
と叔母バカの私は泣くほどうれしかったのであります。
『Bとの邂逅』(宮瀬景)
という作品です。
初めて書いた小説でここまで書けることにびっくりしてます。
彼女はどうなるんだろう?
と思った時期もありましたが、
2年ほど前から文章を書く勉強をしていると聞いて、ビックリもしたけど、
さもありなん!
とも思いました。
子供の時から遊び場は本屋さんか図書館。
映画館、美術館、そして私の芝居。
彼女の年齢では経験しないような決して平坦ではない多くの数々の経験を小さな時から重ねてきたことが不憫でもあったけど、
今はそれが書くという彼女の宝物になっていると安堵もしました。
そして、子供の時から彼女が時々書いてた
詩や散文は
子供とは思えないような筆力であったことは確かです。
原宿を歩いてたら、スカウトの名刺を何枚ももらって帰ってくるような姪っ子でしたが、表に出ることは嫌がったんですよね〜笑
今は地味に?書いてることがとても幸せなようです。
でも小説家になりたい…という告白には正直…あーあです笑
早く結婚して子供産んで安定してほしいという親心…笑
うちの親が私に言い続けてきたこのセリフ笑
なので言いません!
何より何より、
ご飯より寝ることより、やりたいことを見つけたことに
ブラボー!!!
です。
以下に審査員各氏の選評の抜粋。
今月号の小説すばるでも読めます。
ステキな選評をありがとうございました!!
阿刀田 高
『小説の深さを感じた。屈折した人間の内面を屈折したままに描いて、そこに人間の実存を見る、という小説の本道』
五木寛之
『作品の完成度や志向する主題の新しさについて言えば『Bとの邂逅』をあげるのが妥当』
北方謙三
『ふざけているようで、人の心の奥底を衝く…小説の本質のありようが垣間見えた。
受賞作との同時受賞を私は主張した。』
宮部みゆき
『真正面から描いてる主人公の自己実現の暗闇の凄まじさには圧倒されるものがありました。
ラストの落としどころに深い安堵があります。
吉田というクラスメイトの無目的な悪意が恐ろしい。』
村山由佳
『書き手の側に主人公を好きになってもらいたいという色気がまるでないところが凄い。』
来年もう一度挑戦するとまた寝食を忘れて書いてます。
本屋さんや図書館に彼女の本が近い将来並ぶことを信じてます。
そして、彼女の原作の映画とかに出る!
と、ここに記しておこう笑