人間ドックとモロゾフのプリン | みやみや珈琲日記

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こんにちは、みやです。


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明日は
年に一度の人間ドックを受ける。

「先に問診票を書こうかなぁ、、、」

先週届いた書類を取り出してみたものの、
ちょっと辛くなって
すぐに封筒に戻してしまった。

問診票には
「家族歴」を書く箇所があった。

家族が
どんな病気に罹ったかを記載する。

去年までは
20年以上前に亡くなった
祖母のことだけ書けばよかった。

今年からは
去年亡くなった父のことを
書かなければならなくなった。

病名とか具体的に。

もっとサラッと書けるかと思いきや、
そうは行かなくて。

父が亡くなったことは事実で
役所にも行ったし、
保険金の請求もしたし、
たくさん書類を書いてきたはずなのに
思いの外固まってしまったと言うか。

「私の父」ではなく
世の中的な生物学上の「父」のことを
書かされる感じがした。

何だかすごく冷たい感じ。

去年の今頃
父は入院中で
今思うと一番辛い時期で
体重が15kgも減ってしまっていて。

ちょっとズーンとなって
父のことを色々思い出したり。

父は自分のことが大好きで、
自分の好きなことに夢中な人だったから、
面白エピソードが山のようにある。

お仏壇にお供えしていたおはぎを4つ
一人で全部食べてしまったこととか。

「うち家族4人やんな!」

母、姉、私に詰め寄られつつも
ずっと笑っていた父。

子どもの頃、
オオクワガタ好きな父と一緒に
早朝から昆虫採集へ。
(昼から麺類店営業だったはず💦)

「おい、M(私)、写真撮ってくれ。」

オオクワガタを手にした
満面の笑みの父を
カメラに収めた小2の夏。

あれは一体何だったんだろう?

クスクスと
笑いたくなるエピソードばかり残してくれたのは
ある意味父の愛情なのかもしれない。
(多分、違うけど、そうゆうことにしておこう。)

先週日曜日は父の日だった。

カフェの前のお花屋さんは
母の日ほどお客さんは多くなかった。

母の日は
カーネーションを買う列に子どもが多かったけど
父の日は
花束を買うのは大人ばかり。

父の日の方が
どこかかしこまっているのかな?

仕事の帰り道、
父が大好きだったものを見つけた。

モロゾフのプリン。

ガラスの器に入ってるプリン。

昔から父が大好きで、
家にはモロゾフの器がたくさんあった。

梅田の阪急三番街にモロゾフがあって、
店内のカウンターでよく食べた。

お皿にキレイに出されたプリンの上に
白いホイップと赤いチェリー。

モロゾフのロゴのグリーン。

「どうやったら
 あんなに上手く
 お皿にプリンを出せるんやろう?」

いつも不思議だった。

あれ?

よく一緒に行っていたのは
母だったかな?

「モロゾフのプリン買った。
 お父さん好きやったやつ。」と
姉にLINEをしたら
「ええねー。」と返事が。

それから父が好きだったものが
どんどん思い出されて
姉とやりとり。

神戸風月堂の
ゴーフルとマロングラッセ。

ユーハイムの
クランツ。

「うわぁーっ、ゴーフル!
 ほんま好きやったなぁ!」と姉。

「お父さん、
 なぜか口の中ケガしてたなぁ。
 マクドナルドのポテトとか(笑)」と私。

「口小さいくせに、
 一口目が大きいからちゃう?(笑)」

8月の新盆には
父が大好きだったものを供えよう。

モロゾフのプリンは
父の日当日に
夫と息子の3人で
分けて食べた。

夫も息子も
モロゾフのプリンは初めてで
興味津々。

最初に
カップの底までスプーンを入れて
カラメルと一緒に食べるよう
私が手ほどき。

「んー!やっぱりおいしい!
 でもなんかプリン、
 小さなった気がする。」と私。

「それは君が
 子どもだったからじゃないの?」と夫。

「えー、そうかなぁ??
 もうちょっと直径が大きかった気がするー!」

父の大好きなプリンを
家族3人で一緒に食べた思い出ができたのも
父からのギフトってことで。
(そうゆうことにしておこう。)

ちなみに
モロゾフのプリンの空きグラスは
ペン立てにして
私の机に置いてある。