2023年12月度「みやみや珈琲大賞」 | みやみや珈琲日記

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毎日のコーヒータイムに、ちょっといいことを。

今日もブログに来ていただき、

ありがとうございます😊

 

こんにちは、みやです。

 

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今日は大晦日ですね。


大晦日と言えば、

両親が麺類店を経営していたので

小学校の頃に

家族一丸となって一緒に働いたことが

自然と思い出されます。


もう朝から

お祭り騒ぎ。


両親は

前日の仕込みから

大騒ぎだったと思いますが(笑)


お店の前にテントを出して

生そばや出汁、天ぷらなどの

外売りを手伝っていました。


雪が降った年もありました。


父はリタイヤした後も

20年以上出汁を炊き続けて

よく送ってくれました。


私は生まれてからずっと

毎年大晦日は

父の出汁で年越しそばを食べていました。


でも父が亡くなり

その当たり前が

実現しそうにないかと思いきや!


今朝、息子と一緒に

父が残してくれたレシピを見ながら

出汁を炊きました。





出汁の香りは

やはりホッとするもので。


四十九日の法要の時にも炊いたのですが、

その時よりも澄んでいて、

父の味に近づいた出汁が

炊き上がりました。





父が亡くなったことは

やはり寂しいです。


ただ父が病気になったことで、

埼玉の家族も大阪の家族も

明るい未来に率いて行く覚悟が決まり、

姉と協力してやって行くことができました。


姉と「出会い直し」ができ、

彼女の幸せを願わずにはいられない

私にとってとても大切な人であることに

改めて気づくことができました。


今このタイミングで気づけたことは

父からのギフトなんだと

思っています。


出汁を炊いた後、

カフェにも出勤してきました。


「今年もありがとうございました。

 よいお年をお迎えください。

 来年もお待ちしてますね。」


たくさんのお客さまに挨拶できて、

とても嬉しかったです。


2023年はみなさんとって

どんな1年だったでしょうか?


それでは毎月最終日恒例、

今月の「みやみや珈琲大賞」を

発表します。


「みやみや珈琲大賞」は

今月出会ったコーヒーの中から、

一番印象深かったコーヒーを、

私が勝手に決めちゃうものです。


今月の「みやみや珈琲大賞」は


大晦日の朝、

夫と飲んだ

何気ない日常の幸せを感じるコーヒー


です。


大切な人と

毎日コーヒーを飲めることが、

コーヒーを飲みながら色々話せることが、

どれほど幸せなことか。


今年は本当に

身にしみてわかりました。


何気ない日常だから、

当たり前のようにそこにある。


派手さもない。


むしろ

地味かもしれない。


でも失ってみて

一番欲しいと本当に願ったのは

家族揃って

一緒にコーヒーを飲むことでした。


何気ない日常、

そのものでした。


今朝、夫とコーヒーを飲んでいて、

無事に年を越せるありがたさも

感じました。


何気ない日常に

本当の幸せが宿っている。


ともすると忘れそうになりますが、

コーヒーを入れる度に

思い出せていけたらと。


みなさんも

どうかよいお年をお迎えください。