2023年11月度「みやみや珈琲大賞」 | みやみや珈琲日記

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毎日のコーヒータイムに、ちょっといいことを。

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こんにちは、みやです。

 

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今日で11月も終わりですね。


みなさんはどんな11月を過ごされたでしょうか?


私の11月は「愛」にあふれた月となりました。


父が亡くなったことは本当に寂しい。


でも父が亡くなったからこそ、父が私達家族をどれほど愛してくれていたか、父が周りの人達にどれほど真心込めて誠実に接していたかが、本当によくわかりました。


自分がどれほど父を愛していたかも、今もそしてこれからもずっと愛していることも。


人は誰しも必ず最期の瞬間を迎える。


想定外のことばかり起こるかもしれないけれど、これだけは確実で。


だからこそ「今」自分がここにいる意味を自分で見出して、だからこそ「今」目の前にいる人がより幸せになるために自分には何ができるだろうと自ら主体的にに問い続ける。


周りからのたくさんの「愛」をしっかり感じて、ありがたく受け取って、「愛しているよ」「大好きだよ」「あなたが大切だよ」と自分から伝え続けることがとても大切なんだと。


私達家族は周りにいる方達にも本当によくしていただき、支えてくださるみなさんの愛を感じました。


本当にありがとうございました。


先日、父の戸籍謄本を取りに行きました。


戸籍上に父の死亡日が記載されているのを見て、父が亡くなったことが「周知の事実」になってしまったなぁと感じました。


姉と共に色んな手続きをこなしつつも、思い出されるのは日常のほんのちょっとしたことだったり。


帰省すると駅まで必ず送迎してくれたなぁ、とか。


一緒にコーヒー飲んだなぁ、とか。


大切な人との日常の思い出は、きっとそれだけでご飯3杯行けちゃうぐらいの宝物になる。


だからこそ「今」手にしている「日常」を大切にしっかり味わおうと思います。


それでは毎月最終日恒例、今月の「みやみや珈琲大賞」を発表します。


「みやみや珈琲大賞」は今月出会ったコーヒーの中から、一番印象深かったコーヒーを、私が勝手に決めちゃうものです。


今月の「みやみや珈琲大賞」は


大好きな母に贈ったラテハート


です。


今年の春から父が入退院を繰り返す生活になってしまい、認知症で独居が難しい母は自宅とショートステイを転々としていました。


父が病気で母ともう一度一緒に暮らすために治療を頑張っていること、姉にも私にもそれぞれの生活があること、だから母にショートステイに行って欲しいことを伝えた時、「うん、私が我慢すれば、、、」とスッと受け入れてくれました。


その姿があまりに健気で、ショートステイに向かう母を乗せた車を見送った後、姉と共に泣きました。


父が亡くなった夜、私は母の横で眠ったのですが、夜中にふと母を見ると、天井を見ながら涙を流していました。


今更なのですが、父が闘病中にもっと帰ってきて、姉ともっと一緒に動けばよかったと思ったり。


姉一人に頑張らせ過ぎてしまった、私は現実をこの目で見ようとしていなかったと。


父と母と一緒に、なんでもない日常をもっと過ごせばよかったと。


母は明日からグループホームに入居します。


自分の部屋もあって、ようやく自分の好きな物に囲まれて暮らすことができます。


「お母さん、これ好きそうだよね。」


今週は姉と一緒に寝具を選んだり、今で使い込んできた家具を持ち込もうと考えたり。


ショートステイ先から戻った母に「おかえりー!コーヒー入れてあげるね!」と入れたコーヒーがこちらです!



お菓子は姉からのプレゼント🎁


コーヒープレスで泡立てたミルクで初めてラテハートを作りました。


母はラテハートには興味を示してくれませんでしたが(笑)、「おいしい!おいしい!」とコーヒーを飲んでくれました。


この半年、私達家族はそれぞれが本当によく頑張ったと思います。


父が亡くなる前日に母が病室に来た時が、家族4人揃った最後の時間でした。


肉親との縁が薄かった父が、並々ならぬ思いで作り愛し続けてくれた私達家族は、最高の家族だと誇らしい気持ちでいっぱいでした。


コーヒーを飲んだ後、母と一緒に近所の郵便局とスーパーに行きました。


帰り道、手を繋ぎました。


少し冷えた、少し小さくなった母の手が何とも愛おしく、こうして手を繋げる母がいてくれることが、本当にありがたかったです。


母が安心して穏やかに暮らして行けるよう全力でサポートしていきます。