貯水率減少と水不足の懸念 今後の天気は? | 新たなる船出~ちょっと得する情報のページ~

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昨日書くつもりだったのが、帰りが遅くて書けなかったので、今日改めて。

関東3水系の貯水量は現在どうなっているか。

利根川水系は、21日(日)のまとまった雨によって一時は回復したが、その後
また晴れてカラカラ天気が続いて、貯水量は減少に転じている。
今日現在、2億9986万㎥で、平年を僅かに上回っているが、今後また
厳しい状況になるかもしれない。
荒川水系も、一時回復したもののまた減少している。
同じく今日現在、6075万㎥で、満水の半分にも届かない。
多摩川水系も減少が続いており、今日現在1億4954万㎥。
給水制限が発動した1996年の同時期と同じレベル。

今年は猛烈な暖冬となっており、先週の大寒波を最後に、寒気の襲来は
ぴたりと止まってしまい、今後本格的な雪は北海道や東北の日本海側に
限定されそうで、この先寒気が日本に来る見込みもなし。
関東北部の山地も同様にこの先積雪が見込めず、その結果春先に貴重な
雪解け水がなく、水不足の原因となり得る。

加えてここ近年は、空梅雨になる傾向にあり、梅雨時でもまとまった雨は
平地に限定され、肝心の山の方で雨が降ってくれない。
更に、被害という点ばかりが強調されがちな台風も、2019年の19号以降、
もっと凄い台風が来るんじゃないかという懸念とは全くの逆で、台風が
全く来ない、来たとしても平地で雨が降るだけ、なんてこともあり得る。
つまり、水不足を劇的に解消するに足る要素が悉くアレレ、になり、
水不足の懸念が、いっそう増すことになりそうで、不安を感じる。

普通に水が使えている間は意識しなくなるかもしれないが、これからは、
過去にもまして節水を重々意識し、心がけた方がいいのかと思う。

あと、地震の被災地では、今後は雪ではなく雨のことが多そうだが、
地盤が弱くなっているため、土砂災害の恐れが続いている。
それと、花粉も心配で、杉花粉は関東では、早くも来月から飛び始めそう。
今の内から、覚悟しておかないとなー。毎年のこととはいえね。
気になる記事もあるので、読んでみて下さい。気象予報士が解説しています。