4日も続けてる 話。
なげーよ。
すいません・・・
<午前8時>
分娩室の扉が開いた。
すると、目の前にゆーちゃんのでっかいケツが・・・
もとい。
分娩台の上にうずくまっているゆーちゃんの背中が見えた。
痛そう。
もうそこまで来てるんだ。
助産師さんが背中をさすっていた。
<午前8時5分>
助産師さんに状況を聞き、背中をさするのを代わった。
一人目のときに比べると痛みは少なそう。
あのときは叫びまくってたから。
苦笑
二人目ってそういうものなんだ・・・
割と楽にツルっと生まれちゃうのかな?
と、簡単に考えていた。
あとどのくらいでしょうか?
30分なのか、2~3時間なのか・・・
「そうですねぇ・・・30分で生まれることはなさそうですが
1時間経ったら結構いい感じになってると思いますよ」
1時間か・・・
<午前8時30分>
陣痛は3分間隔になっていた。
いい感じ。
もう、そんなに遠くはない。
<午前8時45分>
助産師さんや先生が時々様子を見に来たりするけれど
基本的には俺とゆーちゃんの二人きりにされていた。
向こうの部屋からは看護士や助産師さんたちの、のん気な会話が聞こえる。
テレビの話とか、とある妊婦さん(患者さん)の話とか。
丸聞こえ。
別にいいけど。
ああ、みんな慣れたものなんだなぁ・・・
うちの出産は難しいものではないんだろうな・・・
だから誰も慌ててないんだろうな・・・
なんてことを思いながらゆーちゃんの背中をさすっていた。
もちろんそんな中も、ゆーちゃんは大奮闘中なのだが・・・
<午前8時50分>
助産師さんが産道の様子?を見に来た。
俺は席を外した。
腕もちょっと疲れてたし、助かった。
なんてゆーちゃんには言えないけれど。
「いたーい!いたーーーい!!!」
少し離れたところまでゆーちゃんの絶叫が聞こえて来た。
今回初。
いよいよなのかな。
わからんけど。
女性は本当に大変だ。
出産ってすごい・・・
まさに命懸け。
俺だったら早く麻酔を打ってくれぇぇぇ!とか言っちゃいそう・・・
<午前9時>
なんだか急に慌しくなってきた。
「もういきみたいでしょ?」
「はい・・・」
助産師さんとゆーちゃんの会話。
丸まってたゆーちゃんのカラダが引き伸ばされ、足を開き、シーツを掛けられ
産みます!という体勢になった。
どきどき。
手術着にマスクに手袋・・・準備を終えた先生が入って来た。
ああ、俺も遂に二児の父か・・・
しぃちゃんくらい可愛い女の子になれば良いけど・・・
なんてことを思う余裕は無かった。
「痛い 痛ーい!」
2分おきにゆーちゃんの絶叫が続いていた。
もういよいよだ。
がんばれゆーちゃん!
がんばれ、おかー!
そして赤ちゃん!ひかりちゃん!!
とにかく無事に、元気に出て来て下さい・・・祈り。
おとーは待ってるぞ~!!!!!
ああ・・・
時間が・・・
一番いいところ(?)で・・・
<<来週に続く・・・>>
ひどいのね。