雨季のパタヤは観光客が減っていて、僕が滞在しているジョムティエンも、閑散としてのんびりとした雰囲気です。
ジョムティエンのビーチロードの工事はかなり進捗し、歩道も車道も通行しやすくなってきました。

道路工事をしている区間は、ビーチチェアの業者が営業できなくなっていましたが、僕の常宿の近所ではすでに工事が終わり、続々と業者が戻ってきています。

ビーチ飲みが出来るエリアは広がりましたが、警察の取り締まりが厳しく、大きな音量のスピーカなどは禁止されていて、以前よりはちょっと静かな感じになりました。

僕が滞在しているサウス・ジョムティエンには、大きなナイトマーケットがありますが、オフシーズンのため集客が厳しいようです。
このエリアには長期滞在のファランが多いのですが、ハイシーズンに比べると明らかに減っています。
ナイトマーケットの店も、半分くらいは休業か撤退したような感じで、空席が目立っています。

このナイトマーケットの中に、和風鉄板焼きのお店があり、鉄板焼きのほか、お好み焼きやラーメンなどのメニューがあったのですが、今回行ってみたら休業していました。
日本人の板さんが調理してくれる、本格的な鉄板焼き屋だったのですが、オフシーズンには勝てなかったのでしょうか。

近所の和食屋が撤退して、少し残念だと思っていたところ、どうやらつい先日、セントラルパタヤのナイトマーケットに移転したようでした。

ジョムティエンは日本人の旅行者や滞在者が少な目で、パタヤの中心部からのアクセスもあまり良くないので、このような本格的な和食は、やはり賑やかなセントラルパタヤで営業するのが良いでしょうね。
一枚板の立派な看板を、そのままジョムティエンの店に残して行ったのは、ちょっともったいない気がしました。
ジョムティエンエリアには、本格的な和食屋は数少ないですが、最近、日本人の方達と一緒に良く食べに行くようになった和食屋があります。
そこは、タップラヤー通りからちょっと路地裏に入った場所で分かりづらいのですが、以前からあった和食屋が閉店し、その後に新たに出来たお店です。
東京泰一という店名ですが、看板が出ていないので、一見何の店か分かりません。
ただ、開店直後から常連客で一杯で、予約をしなければ入れないくらいの人気店です。

以前ここにあった店にも何度か来ましたが、新しい店のタイ人の板さんは、本格的な和食の修行をしてきた人のようです。
タイ人や韓国人などが経営する和食屋では、日本人の口に合わない代物が出てくることが多いですが、ここのお店は、かなり本格的な和食が出て来ます。
食材は地元の物が中心だと思いますが、調理はなかなかの腕のようです。

鰺のタタキも、地元の魚だと思いますが、本格的な日本の味でした。

餃子やメンチカツなども手作りをしているようで、チェーン店の和食屋よりも美味しいと思いました。
揚げだし豆腐のタレや薬味なども、日本の居酒屋で出てくるそのままの味で、日本人の口に合います。

値段は、タイの和食の店にしては安めでしょうか。
本格的な和食が食べられるので、日本の旅行者や長期滞在者で、席が一杯でした。

最後の締めには、丼ものやラーメンなどもありますが、この時はお腹が一杯だったので、お寿司をいただきました。
寿司ネタは、地魚ではなく輸入品だと思いますが、板さんが注文の都度握ってくれる本格派です。
ただ、板さんが一人しかいないので、注文してから時間がかかるのが難点と言えば難店です。
路地裏の隠れ家のような和食のお店で、足がないと行きづらいですが、長期滞在の間に何度も行きたくなるようなお店でした。