ウブド到着の翌日は、少し早めに街の散策に出かけることにしました。
久しぶりに朝食付きのホテルに泊まったので、まずはプールサイドで朝食を頂きました。
かなり安いホテルでしたが、玉子も注文に応じて焼いてくれて、バリコーヒーとフルーツも付いてなかなか良かったです。
前日、街の中心部のウブド王宮方面に行ったので、この日は少し郊外の方に行ってみようと思いました。
ホテルの細い路地から出て南の方に、プリアタン王宮という場所があるということで、歩いて行くことにしました。
ウブドの街には、大小のヒンドゥー教寺院がたくさんあり、特に町の中心部には至るところにありました。
路地には小さな寺院が何か所もあり、京都や奈良を歩いているような雰囲気です。
特に有名とは思われない寺院でも、きれいに掃除や飾り付けがしてあり、地元の人達が管理しているような感じでした。
バリヒンドゥーでは、バナナの皮に乗せた米や、花や香料などを入れた飾りを寺院に備える風習があるようです。
商店や露店の前には、商売繁盛の祈願のためでしょうか、店の前に供え物を置き、線香をたいているので、街中に良い香りが漂っていました。
ホテルから歩いて15分ほどでプリアタン王宮に到着しました。
ウブド王宮と同じで、ここでもバリ舞踊が催されるようで、舞踊のための舞台が設えてありました。
王宮となっていますが、有力者の離宮のような場所で、寺院が併設されていて、舞踊が演じられていたようです。
バリヒンドゥー様式ですが、仏教っぽい仏像もいくつもありました。
バリヒンドゥーの仏像はどれも個性的ですが、プリアタン王宮には仏像以外にもたくさんの彫刻が置かれていて、見ていて飽きませんでした。
現代アートのような不思議な木の彫刻。
自然の木の形を生かして彫ったものだと思います。
バリヒンドゥーの教義についてはついては、詳しいことは分かりませんが、インドのヒンドゥー教とはかなり違う神々を信仰しているようで、石像や木像はどれも個性的でした。
王宮の内部も見学できるようでしたが、まだ時間が早く空いていないようだったので、寺院の境内だけ見学しました。
その後は、グラブで呼んだバイクに乗り、さらに郊外にあるウブド考古学博物館へ向かいました。