ウブドの街に入った時には大雨でしたが、ホテルに着くころには雨は上がったので、荷解きをしてから街の様子を見るために外出しました。
ホテルから街の中心の王宮やウブド市場がある辺りまでは、歩いて10分から15分くらいの距離でした。
ウブドの街は交通量が多く、信号もほとんどないので渋滞していて、歩道もガタガタで歩きにくい街でした。
ウブド市場の周辺は観光客が多く、この時は西洋人の他、中国人と韓国人がたくさんいました。
市場の向かいはウブド王宮になっていて、中は無料で見学ができます。
夜の19時からバリ舞踊の公演があるということで、チケット売りがたくさんいて1,000円で売っていましたが、舞踊は何度か見たことがあるのでやめておきました。
王宮の中はそれほど広くはないですが、バリヒンドゥー様式の建物や石像があり、舞踊や音楽の演奏用の舞台などもありました。
バリ舞踊の公演はここでやるようですが、狭いのでかなり混雑するのではないかと思います。
その後、人で賑わっている方へ歩いて行くと、お土産屋がずらりと並んでいるエリアに出ました。
グーグルマップで調べると、その先にKejeng Rice Fieldというビュースポットがあるということだったので、歩いて上って行きました。
市街地から少し入ると、すぐに山道になっていて、かなり隔絶した雰囲気の田舎道になりました。
ウブドには世界遺産になっている棚田がありますが、どうやらこの場所ではないようです。
しかし、山の方から流れている用水路の脇に、きれいな田園風景が広がっていました。
田んぼの中を舗装された細い道が通り、歩いているだけで気持ちが良い景色でした。
途中、近所の農家の男の人が英語で話しかけて来て、田んぼなどについていろいろと説明してくれました。
この辺りでは、田植えも稲刈りも同時並行で、一年中稲作が出来るそうでした。
その農家の男の人はちょっとイケメンな感じで、話しているとマッサージをしてあげるよと言ってきました。
もしかしたら、スペシャルなサービスをする人かと思いましたが、断っておきました。
田んぼの見学ルートは、ぐるりと環状になっていて、道沿いに進むと市街地の方へ戻るようになっていました。
市街地に近づくと、かなり細くて傾斜の厳しい谷沿いを進む道になっていました。
ウブドの市内を流れている川は、かなり急流で両岸は切り立った崖のようになっているのでちょっと怖かったです。
細い路地を抜けて歩いて行くと、王宮近くの幹線道路に着きました。
入り口のところにはMagical Rice Field in Ubudと書かれていました。
確かに、あのような田んぼの風景が街の近くに広がっているとは思えない、魔法のような場所でした。
ウブド到着初日の散策はこれくらいにして、レストランで食事をし、ホテルへと戻りました。