2024春 下町散策・ジャコウ猫コーヒー | ミッツの旅行記

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ジョグジャカルタの王宮「クラトン」を見学した後、裏門の方から出ると、女性のガイドが下町を案内するよと話しかけてきました。

観光施設の中はガイドブックや説明書きで理解が出来るのですが、街歩きはガイドがいた方が面白いと思いお願いすることにしました。

ちなみに、その女性は普段は王宮内を案内している公認のガイドのようでした。

ガイド料の相場は1時間で数百円くらいとネットに情報が載っていました。

 

王宮の南側は、庶民的な下町風の街並みで、大通りから細い路地に入ると住宅や店舗が軒を連ねていました。

まずガイドに連れて行かれたのが、インドネシアの影絵芝居「ワヤン・クリ」で使う人形を作る工房。

観光客向けの工房だと思いますが、職員が何人かいて実際に作業をしていました。

水牛の皮を加工して形を作り、その後染料で色付けしていくということでした。

大きな硬い皮を叩いて、平べったい影絵用の人形を作成していました。

この人形は言い値で一体5,000円ほどでした。

影絵で使う人形なので、色を付ける意味はあまりないと思うのですが、観光客向けのお土産用です。

ちょっと高いので安いものは無いかと聞くと、小さいので一体2,000円くらいのものもありました。
僕は人形にはあまり興味が無いので断ると、水牛の皮で作ったしおりを出してきたので、3個で1,000円で買いました。
 

その後、染め絵の店に連れて行かれました。

こちらは、一枚3,000円や5,000円ということでしたが、長旅で持ち歩けないので、見るだけにしてスルーしました。

 

その後、ジャコウ猫のコーヒーを飲ませる店があるということで、連れて行ってもらいました。

普通の喫茶店ではなく、観光客向けの店のようしたが、インドネシア人の観光客も来ていたので、外国人をぼったくる店ではなさそうでした。

ジャコウ猫コーヒーは聞いたことはありましたが、見るのも飲むのも初めて。

ジャコウ猫がコーヒーの生豆を食べ、消化されずに糞に混ざって出てきたコーヒーの種を集め、加工したものです。

ジャコウ猫の腸内で発酵熟成され、独特の香りが加わるそうで、オスとメスで風味が違うということでした。

現在では強制的にジャコウ猫にコーヒー豆を食べさせて、大量生産しているようです。

ここの店のものはどのように作っているか分かりませんが、見た目はいかにも糞の中に混ざっていたような感じでした。

生豆は糞の汚れがありますが、匂いは全くありませんでした。

焙煎した豆のにおいを嗅がせてもらうと、確かにミルクチョコレートやキャラメルのような甘くて独特な香りがしました。

値段を聞くと、一杯900円とのこと。

ちょっとためらいましたが、せっかくなので飲んでみることにしました。

ちなみに、生豆は100グラムで4,500円ということでした。

豆の種類はアラビカ種とロブスタ種があり、ロブスタ種の方がストロングということでしたが、僕は普段飲み慣れているアラビカ種にしておきました。

コーヒーはマキネッタで抽出する方式で、大きめのマキネッタだったのでコーヒーカップ2杯分ありました。

早速飲んでみると、どうも微妙な感じ。

先ほど嗅いだ時のような甘い匂いはあまり感じられませんでした。

珍しいものなので、一度試してみるのは良いかもしれませんが、そこまで珍重するほどのものではないような印象でした。

後で調べてみると、日本では一杯3,4,000円くらいするようなので、900円は安いのかもしれないです。

しかし、正直僕は、家の近所の珈琲問屋で買う100グラム400円くらいの豆を自分で淹れた方が美味しいと思いました。

 

その後、ガイドのおばちゃんと一緒に、住宅街を散策しながら王宮の方へ戻りました。

ガイド料を500円支払うと意外に喜んでくれたので、ちょっと払いすぎたかなと思いましたが、人懐っこく話が面白い人だったので良しとしました。

その後、前日満室だったホテルのスタッフが迎えに来る時間が近づいたので、いったんホテルへ戻りました。