2024春 ボロブドゥール街歩き | ミッツの旅行記

ミッツの旅行記

旅行記が中心です。ゲイボーイズとの交流が中心で、不健全な内容もありますので興味のある方のみお願いします。
自分の備忘録用で情報発信が主目的ではありませんので、情報が古かったり不正確だったりすることがあるためご了承下さい。

ボロブドゥール遺跡を見物した翌日は、自転車をレンタルして、遺跡周辺の街並みを見学しに行きました。
自転車はホテルの近くの貸自転車屋で、1日500円でレンタル。
少し高いですが、ホテルまで朝届けに来てくれたので楽でした。
ボロブドゥール遺跡周辺は丘陵地帯になっていて、坂道が多いので、変速付きのマウンテンバイクで良かったです。
まずは、遺跡の西側の丘にある、鶏の教会(チキンチャーチ)を目指して自転車を漕ぎました。
幹線道路から外れると、長閑な田舎道が広がっていて良い景色でした。
グーグルマップを頼りに、鶏の教会があるレマの丘を目指していくと、30分ほどで到着しました。
レマの丘の下には駐車場があり、そこに乗り物を置いて丘を登って行くことになります。
上り路はかなりの急坂で、脇に階段がありますが、ジープで上まで連れて行ってくれるサービスがありました。
ジープ代は150円でしたが、歩いても登れるということだったので、運動がてら坂道を歩いて上りました。
かなりの急坂でしたが、大体300mほどなので、体力がある方はそれほど苦にはならないと思います。
坂を上り切ったところにお土産屋などが立ち並び、その奥に鶏の教会(チキンチャーチ)がありました。
大きな鶏の形をした建物で、鶏の頭の部分は7階建ての高さがあり展望台になっています。
入場料は250円で、ガイドが建物の内部の説明をしてくれました。
元々はインドネシア人の宗教家が祈りの場所として作ったもので、教会と言われていますが、特定の宗教とは関係ないそうです。
中には大きな集会場や、瞑想するための個室が10個ほどありました。
また、壁画や彫刻などのアートもあり、おしゃれな雰囲気でした。
この建物は建造後しばらくして、資金難のために廃墟になっていたそうですが、10年ほど前にインドネシアの有名な映画の舞台となり、その後来場者が増え、観光地として復活したそうです。
鶏の頭の部分は展望台になっていて、梯子を上って鶏のとさかの上に出て、周辺の景色を360度眺めることが出来ました。
ちょっと雑な造りなので、外に出ると少し怖かったです。
見学後、水分補給のために椰子ジュースを飲んで一休みしました。
1個約150円だったので、タイの3分の1くらいの値段でしょうか。
その後、前日に日の出ツアーで行った丘のふもとを通り、ボロブドゥールの街の方面に向かいました。
帰りは下り坂が多いので、自転車で田舎道を走るのが爽快でした。
 
その後、ボロブドゥール遺跡から3キロほど東に離れた、ムンドゥッ寺院という仏教寺院へと向かいました。
幹線道路を東に向かいますが、交通量が多くて自転車では少し怖かったです。
15分ほどで寺院へ到着。
ここもボロブドゥール遺跡と同じく世界遺産に登録されています。
ただ、世界遺産の遺跡の隣にもムンドゥッ寺というのがありますが、こちらは遺跡ではなく現役のお寺です。
お寺の中には、たくさんの信者や観光客が参拝に来ていました。
お寺の右側の参道を100mほど奥に進むと、世界遺産の仏教遺跡のムンドゥッ寺院がありました。
見学料は250円。
ただ、この日の翌日がインドネシアの祝日になっている仏教の「灌仏会」(日本でいう花まつり)だったため、寺院の中ではイベントの準備でごちゃごちゃしていたので、外からの見学だけにしました。
 
ボロブドゥールの街には、もう一つパオン仏教寺院という世界遺産の寺院がありました。
夕方散歩に行ったのですが、営業時間が17時までとなっていて見学出来ないと思ったところ、17時以降は無料で境内に入れるということで見学しました。
本来は入場料は約200円です。
ただ、この時は境内から寺院の外周の見学だけで、寺院の内部の見学は出来ませんでした。
ボロブドゥール遺跡以外の2つのお寺も合わせて、遺跡群として世界遺産に登録されているそうです。
2つのお寺は、規模が小さく訪れる人も少ないようでしたが、貴重な世界遺産なので、時間がある方は是非見学した方が良いと思います。
 
ボロブドゥールの街は小さな街なので、自転車やバイクがあれば1日でぐるりと見て回れる感じでした。
また、ボロブドゥール遺跡だけならば、日帰りツアーで半日くらいでも見学することが出来ます。
今回僕はボロブドゥールの街に3泊しましたが、遺跡見物だけなら正直1泊で良かったかなという感想です。
ただ、長閑な田舎の雰囲気を味わうことが出来て、有意義な滞在となりました。