ボロブドゥールの街に到着した翌日、日の出見学ツアーに行きました。
前日バス停から乗ったバイタクの運転手が、朝4時にホテルまで迎えに来ることになっていたので、支度をして待っていました。
ボロブドゥールの街は小さな田舎町といった感じなので、朝はとても静かで車の音もまばらにしか響きません。
真っ暗な中ホテルの外で待っていると、5分ほど遅れてバイタクの運転手がやって来ました。
バイクの後部座席に乗り、カエルがゲコゲコ鳴いている真っ暗な田舎道を山に向かって進みます。
気温が20度くらいと低く、Tシャツと短パンでは寒いくらいでした。
バイクは15分ほど走り、日の出が見える丘「Punthuk Setumbu」に着きました。

(これは、日の出を見た後に撮った看板の写真です。)
4時半頃に丘に着いたのですが、登るには入場料を払う必要があり、外国人は約500円でした。
運転手は下で待っているそうで、何時に下りてきても良いよということでした。

僕が一番客だったようで、誰もいない山道を一人で登って行くことになりました。

真っ暗な道ですが、きちんと整備されていて怖い感じはしませんでした。

10分ほど緩やかな上り坂を歩き、最後は少し急な階段道になりました。
まだ5時前で、日の出までは1時間くらいあるようでした。

あずま屋の中で座って待っていると、下から続々と観光客が登って来ました。
インドネシア人が半分くらいで、あとは西洋人と中華系、インド系の人達が多く、日本人は皆無でした。

見晴台にはトイレもあり、明るくなってくると、売店も開いて飲み物などが買えます。
6時近くになるとどんどん明るくなり、日が昇り始めました。

しかし、この日は薄曇りで、街の様子や遠くの山並みが見えませんでした。

晴れていれば、目の前にボロブドゥール遺跡とムラピ山が見えるそうですが、残念ながら朝もやがかかっていて見えませんでした。

それでも、山の空気を吸いながら日の出の景色を見られて清々しい気分でした。
6時半頃に下山し、その後バイクでホテルまで。

行く時は真っ暗で景色が見えませんでしたが、帰りは田園風景が良く見えました。
バイクを下りて見物すると、ちょうど田植えの準備をしているところでした。
日本と違い、全て手作業で田植えをするようでした。
年に何回コメを作るのか聞くと3回ということで、1年に1回しか稲作が出来ないイサーンやラオスと違い、一年中農作業がある感じでした。
7時頃ボロブドゥールの街へ到着。
バイタクの料金は値切って700円でしたが、色々ガイドをしてくれたので、チップ込みで1,000円渡しました。
その日は11時半からボロブドゥール遺跡の見学をしに行くことになっていたので、ホテルの部屋でしばらく休みました。