アユタヤに3泊した後は、帰国の為にバンコクへ移動して前泊します。
アユタヤからバンコクまでは、バスやバンなどいろいろな移動手段がありますが、今回もまた鉄道にしました。
アユタヤ駅からバンコク方面へは、北部や東北方面からの列車が収束しているので便数が多く便利です。
タイ国鉄のWEBサイトから予約しようと思ったところ、2等車以上は予約が出来ますが、バンコクまで200バーツくらいしました。
3等列車はたったの15バーツ(60円)でしたが、WEBサイトでは予約出来なかったので当日駅で購入することにしました。
ホテルをチェックアウトしてグラブで呼んだ車で駅へ行きカウンターで切符を買おうとすると、列車が遅れているということで、1時間後くらいの各駅停車のチケットを15バーツで購入しました。
時間があったので昼食を食べたかったのですが、荷物を持って食堂へ移動するのが面倒くさかったので、売店で軽食を買って済ませました。
バンコク行きの各駅停車は少し遅れて到着。
全席自由席なので混雑していないか心配でしたが、アユタヤで降りる乗客が結構いたため座席は確保できました。
15バーツの3等自由席はエアコンがありませんが、走行中は窓から風が入りそれほど暑くありませんでした。
途中数か所の駅で停まり、バンコクに近付くと路線は高架になってきました。
バンコク市内に入り降りる支度をはじめようと考えていると、列車が急停車して乗務員が慌ただしく車内を駆けて行きました。
何か事故が発生したようで、乗客が窓の外を心配そうに眺めて色々話していました。
20分くらい停車していましたが、近くの人の話を総合すると、列車が徐行運転になった時に乗客が一人車外に飛び降りてどこかに行ってしまったということで、けが人などはいないようでした。
多分近所のどこかに行きたかった人が飛び降りたのだと思いますが、迷惑な話でした。
バンコクに近付くと近郊の駅で乗客を降ろして、フアランポーン駅へと向かって行きました。
10年以上前にフアランポーン駅から列車に乗った時に比べてずいぶんきれいになったと思って見ていると、駅の近くで一部昔のような場所が残っていました。
急行列車はクルンテープ・アピワット中央駅がターミナル駅になっているものが多いですが、各駅停車は昔と同じくフアランポーン駅に向かいました。
フアランポーン駅は以前に比べてすっきりと整備されているような印象で、古いSLなども展示されていて鉄道博物館のようでした。
翌日はスワンナプーム朝8時発の便だったため、空港近くのトランジットホテルを予約しており、フアランポーン駅からMRTに乗ってエアポートレールリンクのマッカサン駅へと向かいました。
MRTはシーロムなどバンコクの繁華街を通りますが、今回は我慢して通過しました。
ペッチャブリー駅で降りてエアポートレールリンクのマッカサン駅に向かいますが、結構離れていて500メートル以上歩いたと思います。
ホテルはスワンナプームから一駅離れたラートクラバン駅で、駅からグラブでタクシーを呼んでホテルへ向かいました。
スワンナプームの周辺はローカルエリアで観光には向かないですが、トランジット客用のホテルがたくさんあり、タイの下町の雰囲気を味わうことが出来ます。
チェックイン後近所のタイレストランで最後の食事をし、部屋に戻って休みました。