アユタヤ観光の2日目は、自転車を借りて旧市街を見学しました。
ホテルの人に近くに貸自転車屋があるかと聞いたら、ワット・マハータートの前にあるということで歩いて向かいました。
ワット・マハータートはアユタヤの中でも一番有名なお寺で、朝からたくさんの観光バスが来て混雑していたので、拝観は後回しにして自転車で別の場所を回ることにしました。
レンタル料は50バーツで、身分証明書を預けるよう言われたので、料金と一緒に運転免許証を渡しました。
市内中心部のお寺は以前にも見たことがあったので、少し遠出をして王宮の方へ行ってみました。
王宮の入り口が分からずぐるりと外から回ると、大きな駐車場があったので入ってみました。
そこは王宮ではなく、新しめのウィハーン プラモンコンボピットというお寺で、観光客もたくさん拝観していたので入ってみることにしました。
中には金色の大仏が鎮座している荘厳なお寺でした。
その後王宮の方へ向かってみると中には入れないようだったので、すぐ隣にあるワット・プラシーサンペットに入りました。
拝観料50バーツ。
ここはアユタヤの中でも有名なお寺で、アユタヤ王朝の王様の遺骨が納められた仏塔が3つ並んで残っています。
仏塔の周囲の寺院跡や仏像は破壊されて廃墟になっていますが、中央の3つの仏塔はまだ形がきれいに残っていました。
その後自転車で市内をさらに西へ向かいました。
王宮よりも西側は観光客があまり来ないエリアのようで、のんびりとした雰囲気でした。
王宮跡から数百メートル西にあるワット・ローカヤスターへ。
こちらの寺院も廃墟になっていますが、大きな涅槃仏があり参拝客や観光客がたくさん来ていました。
全長30メートル以上ある涅槃仏は1950年代に再建されたものということでした。
その後さらに市内の西側を見学しようと思ったのですが、車の交通量が多く自転車では危険そうだったので、再び市内中心部の方へ向かいました。
アユタヤ歴史公園内に大きな観光施設があるようだったので、そこで昼食を食べようと思い行ってみると、ほとんどの店が営業しておらず廃墟のようになっていました。
以前はこの辺にバスがたくさん停まっていて象乗りなどもやっていたと思いますが、コロナの影響でしょうか、すっかり寂れていました。
仕方ないので市街地の方へ戻り昼食を食べ、その後チャオサームプラヤー国立博物館に行きました。
この博物館は大学や高校が周りにたくさんあるエリアにあり、学生もたくさん見学に来ていました。
入場料は外国人料金で150バーツ。
結構新しめの建物で、展示品も充実していました。
主にアユタヤ王朝時代の出土品や、仏教寺院に保管されていた宝物の展示が中心です。
アユタヤの街は18世紀にビルマ軍に侵攻された際に破壊されましたが、宝物の一部は略奪を免れたようです。
中には国宝級と思われる美術品もあり、かなり見ごたえがありました。
博物館の後は、最後の見学先としてレンタル自転車屋の向かいのワット・マハータートに向かいました。
拝観料は50バーツ。
ここはアユタヤの中でも一番の人気スポットで、木の根に覆われた有名な仏頭があります。
バンコクからの日帰りの団体客がまず最初に見学に来るので、午前中はかなり混雑しますが、午後は人出が少なめでした。
こちらのお寺の仏像は徹底的に破壊されていて、いかにも廃墟という感じでした。
他にもいくつか見たい場所がありましたが、日差しがきついので自転車で回るには限界があります。
バイクの免許があればレンタルしても良いのですが、普通自動車免許しか持っていないので仕方ありません。
バンコクからも近いので、またいつか再訪してみたいと思いました。