アユタヤ観光の一日目は、旧市街の郊外に行ってみることにしました。
10年以上前にバンコクから日帰りで来た時には、旧市街の中心部は見ていましたが、時間の関係で郊外の方は回っていなかったからです。
泊まっていたホテルが旧市街だったので、まずは渡し船の船着き場まで歩き、川を渡って城外に行きました。
以前はボートの料金は5バーツだったと思いますが10バーツに値上げされていました。
川を渡ってアユタヤ駅の方に向かうと、レンタル自転車屋がいくつもあります。
自転車のレンタル料が50バーツ、バイクは200バーツでどこの店も同じ料金でした。
借りるときにパスポートを預ける必要があるという情報もありましたが、自転車の場合はパスポートのコピーでも良く、デポジットも取られませんでした。
新し目の変速付きの自転車を借りて、駅から南の方に向かいます。
メインの目的地は、以前行こうと思っていて行けなかった日本人村ですが、そのルート上に有名な大きなお寺があるということで、先にそちらから見学しました。
駅から1キロほど南に行った場所にあるワット・パナンチューンというお寺で、アユタヤ王朝時代に創建された由緒あるお寺ですが、現在でもたくさんの参拝客から信仰を集めているきれいなお寺でした。
中華系の移民の信者が多いようで、中国寺院のような雰囲気もありました。
拝観料は無料ですが、本尊の金の大仏がある堂内だけ20バーツの寄進を求められます。
金色のとても大きな大仏で、奈良の大仏よりも大きいのではないかと思いました。
観光客の他にも熱心な参拝客がたくさん訪れていて、荘厳な雰囲気のお寺でした。
ワット・パナンチューンからさらに1キロほど南に行った場所に日本人村があります。
アユタヤの駅からでも、自転車で15分くらいの場所でした。
入場料は50バーツで、入り口近くのチケット売り場で支払いました。
中には展示施設が2つあり、一つは日本人村の歴史を説明する博物館、もう一つが日本とタイの文化交流に関する施設で、日本食レストランが併設されていました。
アユタヤ王朝の日本人移民については本などで読んで知っていましたが、改めて博物館の展示を見て理解が深まりました。
奥の方には神社や日本庭園などがあり、川を見渡す広場にはアユタヤ王朝に仕えた山田長政の銅像がありました。
景色の良い場所なので、のんびりと散策するだけでも心地の良い場所でした。
その後は、アユタヤ旧市街から東に3キロほどの場所にあるワット・ヤイチャイモンコンへ移動。
このお寺にもたくさんの観光客や参拝客が来ていますが、ワット・パナンチューンに比べると廃墟感があり、アユタヤのお寺っぽい感じが強いです。
入場料は20バーツで、中には涅槃仏などの古い仏像がたくさんあり、中央には大きな仏塔がありました。
とても大きな仏塔で、上に登って中の見物も出来ます。
仏塔の周囲にもたくさんの見どころがあり、観光客で賑わっていました。
ワット・ヤイチャイモンコンを見学した後は、近くの食堂で昼食をとり、その後北の方に向かいました。
アユタヤ水上マーケットというのがありましたが、あまり評価が高くない施設のようだったのでパス。
その近くにあるお寺を見学しました。
ワット・チャクラワートとワット・クディーダーオという廃墟のお寺で、無料で自由に見学できました。
この辺のお寺には見物客があまり来ないようで、一人でゆっくりと見て回ることが出来ました。
廃墟と言ってもある程度整備されていて、タイ語と英語の説明文が書かれた案内板もあるので、概要は分かりました。
冬とはいえ日差しがきつく30度以上の気温だったので、あまり無理をせずこの日の観光はここで終了。
レンタル屋に自転車を返却し、ホテルへ戻って休みました。